2021年12月27日更新

東日本入国管理センターの収容者との面会を隠し撮り　ドキュメンタリー映画「牛久」公開決定

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　茨城県牛久市にある東日本入国管理センターの収容者との面会を隠し撮りしたドキュメンタリー映画「牛久」が、2022年2月26日より劇場公開されることが決まった。

　本年3月の名古屋入国管理局におけるスリランカ出身女性・ウィシュマさんの死亡事件などで、注目を集める入国者収容所。「牛久」では、全国に17カ所ある、国外退去を命じられた外国人を不法滞在者として強制的に収容している施設の1つ、東日本入国管理センターでの収容者との面接を、隠し撮りで撮影している。

　厳しい規制を切り抜け、当事者達の了解を得て収められているのは、「まるで刑務所のよう」「体じゅう殴られた」と、面会室のアクリル板越しに訴える9人の肉声。精神や肉体をむしばまれ、日本という国への信頼や希望を失ってゆく多くの人々の様子が撮影されている。トーマス・アッシュ監督は、“隠し撮り”という手法で、命を守るために祖国を後にした者、家族への思いをはせる者など、面会室で訴える彼らの証言を記録し続けた。

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