キーエンスの従業員1人当たり、いくら利益を稼ぐのか【2021年最新版】

岸田新政権となり、日本における「賃金アップ」が課題となるとなっています。今回は日本を代表する上場企業であるキーエンスを例に、従業員一人当たりについてどれくらいの利益を上げているかについてみていきます。一口に賃金アップとは言いますが、どのように賃金アップが実現できるのでしょうか。シンプルに考えると、やはり勤務先企業の収益が収益を上げていれば賃金アップの余地はあるでしょう。

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岸田新政権となり、日本における「賃金アップ」が課題となっています。

賃金、つまり給料は、当然ながら多くのビジネスパーソンや労働者にとってもっとも関心のあるひとつであることには疑いの余地がないでしょう。

一口に賃金アップとは言いますが、どのように賃金アップが実現できるのでしょうか。

これは、シンプルに考えると、やはり勤務先企業の収益が収益を上げていれば、賃金アップの余地はあると考えるのが自然でしょう。

また、その反対の状況、つまり勤務先企業が思うように収益を上げることができていなければ、会社側も賃金を上げにくいというのが実際ではないでしょうか。

就職や転職を意識する側からすれば、当然、まずは給料が気になると思います(※編集部注)。

そこで、今回は日本を代表する上場企業であるキーエンスを例に、従業員一人当たりについてどれくらいの利益を上げているかについてみていきます。

【※参考記事】キーエンスの給料はいくらか【2021年更新版】

キーエンス連結の従業員は年間一人当たりいくらの営業利益を稼いでいるか

キーエンスの有価証券報告書をもとにすると、2021年3月期の連結の内容は、以下の通りです。

営業利益:2767億5800万円

従業員数:8380人

これらの数値をもとに一人当たり営業利益を計算すると以下の通りです。

一人当たり営業利益:約3300万円

つまり、平均すると一人当たり毎月275万円程度の利益を稼いでいるということになります。

キーエンス単体の従業員は年間一人当たりいくらの営業利益を稼いでいるのか

同様に、単体だけについてみていきましょう。

営業利益: 2542億700万円

従業員数: 2607人

これらの数値をもとに一人当たり営業利益を計算すると以下の通りです。

一人当たり営業利益:約9750万円

つまり、平均すると一人当たり毎月812万円程度の利益を稼いでいるということになります。

従業員の平均給与が1750万円程度ですから(※編集部注)、平均給与の5.6倍程度を営業利益として稼ぐということになります。

【※参考記事】キーエンスの給料はいくらか【2021年更新版】

まとめにかえて

キーエンス単体だと、一人当たりの営業利益を年間で1億円近く稼ぐ計算になります。

驚きの数字です。

こうした前提であれば、平均給与が1700万円あっても決しておかしな話ではないですよね。

このような生産性の高い企業であれば、賃金アップがあってもおかしくはありませんね。

もっとも、こうした収益性の高い企業は一般的にボーナスの比率が高いという傾向もあります。

参考資料

キーエンス「有価証券報告書」

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