リフォームローンの選び方!担保の有無・金利相場・おすすめローン7選比較
リフォームのローンを選ぶ際に気になるのが、「住宅ローンが残っていても申込可能?」「定年退職していても審査は通る?」といった審査基準や、「無担保型/担保型」「固定金利型/変動金利型」などの種類の違いですよね。今回は、このような疑問についてわかりやすくお答えしつつ、おすすめのリフォームローンもご紹介します!
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リフォームローンの審査は厳しい?
リフォームローンの審査は、内容自体は住宅ローンと似ていますが、やや審査がゆるい傾向があります。
年齢・年収などがチェックされますが、さほどハードルは高くありません。
チェック項目や、大手金融機関の平均的な基準は以下の通りです。
年収が高額である必要はなく、転職して年数が経っていない方でも、審査が通りやすいことがわかりますね。
ちなみに、リフォームのために使えるローンには、大きく分けると「リフォームローン」と「住宅ローン」の2タイプがあります。
「リフォームローン」と「住宅ローン」の主な違い
ところで「リフォームローンと、住宅ローンはどう違うの?」という疑問がある方も少なくないでしょう。
厳密に言うと「リフォームローン」は、「住宅ローン」の1種ですが、借入できる金額の上限や年数などが異なります。
(※いずれのローンも、最近は金利が安くなってきているため、低金利のうちに計画を進めると良いでしょう。)
それぞれの主な特徴・違いは、以下の通りです。
【リフォームローン】の特徴
「リフォームローン」では、借入できる金額は最大500~1,000万円(金融機関によっては、最大1,500万円)程度で、借入可能な期間(=返済にかけて良い期間)も最長で10~15年程度と短いのが特徴です。
担保を必要としない分、金利が1.3~4%(たいていは3%未満)と高い商品が多く、借入金額が高いほど月々に返済しなくてはいけない額も大きくなります。
【住宅ローン】の特徴
一方「住宅ローン」は、一般的に新築購入の際に利用されることから、借入上限額は5,000万~1億円程度と高く、また借入期間は最長35年です。
金利は0.38~1%と低いですが、リフォームローンよりも審査基準が厳しいため、審査期間が長くなりやすいという特徴があります。
また、住宅ローンの場合は「団体信用生命保険(団信)」に加入しなくてはいけないことが多いですが、リフォームローンでは同保険に加入するタイプの商品/しないで良い(もしくは加入できない)タイプの商品があります。
リフォームローンと住宅ローンの併用は可能?
リフォームローンと住宅ローンの併用は、基本的に可能です。
ただし、現時点での収入だけでなく、返済中の住宅ローンやマイカーローンの状況も加味されるため、審査内容が厳しくなったり融資限度額が低くなったりします。
ちなみに、住宅ローンと別にリフォームローンを組むのではなく、以下のような選択肢もあります。
リフォームローンで連帯保証人は必要?
リフォームローンの申込をしたい時に最も気になることの一つが、連帯保証人を探す必要があるかどうか、という点ですよね。
借入金額にもよりますが、連帯保証人が必須ではないリフォームローンは多いので、ご安心ください。
特に借入額が1,000万円以内の場合には「無担保型」のローン商品を選択できるケースが多いです。
「無担保型」と「有担保型」の違いって?
リフォームローンの商品を決める際には「無担保型」か「担保型(有担保型)」かを選べます。
いずれのタイプも、金利がかなり低くなってきている傾向があります。
担保不要の「無担保型」は、金利が1.3〜4%(たいていは3%未満)とやや高く設定されているものが多く、借りられる金額は少額で、返済期間も短く設定されています。
一方「担保型(有担保型)」は、リフォームする物件などを担保にすることで、一般的な住宅ローンのように、0.38〜1%の低金利で長期間・高額を借入可能というメリットがあります。
なお、住宅ローンをリフォーム資金に適用する場合は、基本的に有担保型を選択することになります。
小規模なリフォームなら「無担保型」がおすすめ
少額のリフォームローンでは「持ち家があり、さらに小スケールのリフォーム工事にお金をかける余裕がある」と見なされることから、無担保で審査も通りやすい、という傾向があります。
「有担保型」のローンの場合、手続きが複雑で必要な書類も多い上、抵当権の設定費用なども10~20万円と高額になりやすいです。
「小規模なリフォームをするから、借りる金額は少なくて良い」という場合には、手続きが簡単な「無担保型」のローンをおすすめします。
万一リフォーム費用が足りない場合には、無担保ローンから有担保ローンへ移行することは可能です。
ただし、手数料がかかることが多く、また担保となる現在の住宅・土地の資産価値が借入希望金額に相応しない場合には、審査が通らないこともあるのでご注意ください。
審査が通過するか不安な場合などには、事前にリフォーム会社に相談しておくと良いでしょう。
リフォームローンの金利の相場は?
リフォームローンの金利相場は、上述の通り「有担保型」なら約0.38〜1%、「無担保型」なら約1.3〜4%(だいたいは3%未満)のことが多いですが、金利タイプには大きく分けると「変動金利型」と「固定金利型」があります。
「変動金利型」と「固定金利型」の違い
【変動金利型】
「変動金利型」のローンは、市場金利に連動して、定期的に金利が変わるシステムです。
(ローン会社にもよりますが、たいていの場合「短期プライムレート(短プラ)」という指標を基準に変わります。)
「変動金利型」の金利は年に2回、主に4月と10月に更新されます。
例えば、
という具合に、金利が半年ごとに変更される可能性があるわけです。
この金利は必ず変わるとは限らず、市場金利の状況によっては「たまたま1年間、まったく同じ金利になる」こともあり得ます。
なお、返済額が見直されるのは5年ごとです。
金利が低くなった場合には、元金(実際に借入した金額)を早く返済できるというメリットがあります。
しかし、逆に金利が上昇した場合には、リスクが高くなってしまうのがデメリットです。
半年毎に金利の変動をきちんと確認しながら対策できる自信がある場合や、短期間で返済できるという場合には、問題ないかもしれません。
【固定金利型】
一方「固定金利型」の金利は、契約時から返済終了まで変わりません。
市場金利がどんなに変わっても、同じ割合で利息を払い続けることになります。
なお固定金利型には、さらに以下の2種類があります。
数年後の金利を正確に予測することは誰にもできないため、どの金利タイプが良いかは一概には言えませんが、以下を参考に考えてみると良いでしょう。
現在の市場経済の状況、そして家計状況を見て、検討してみましょう。
ローンの知識があるリフォーム会社に出会えたなら、資金計画についてもアドバイスしてもらうと良いですね。
リフォームローンを比較する時のポイント
以上のことを踏まえて、ご自身に最も合うリフォームローンを探す際には、金利だけを見るのではなく、以下の点も比較してみましょう。
以下からは、比較しやすいよう「無担保型」と「有担保型」に分けて、おすすめのリフォームローン(住宅ローン)をご紹介します。
おすすめ【無担保型】リフォームローンの比較
まずは、無担保型の4つのローンをご紹介します。
①三菱東京UFJ銀行 「ネットDEリフォームローン」
「ネットDEリフォームローン」は、インターネットから手軽に手続きできます。
大手銀行という安心感もあり、また「すでに同銀行の住宅ローンを利用されている場合」や「バリアフリー工事を実施される場合」には、優遇制度を受けられます。
イオン銀行「イオン銀行リフォームローン」
「イオン銀行リフォームローン」は、低金利で500万円以下の金額を借りたいという方に適しています。
LIXILトータルサービス「リフォームローン無金利キャンペーン」
2021年11月30日までの期間限定ではありますが、何と金利0%の無担保型ローンのキャンペーンが実施されています。
金利を全額LIXILトータルサービス社が負担してくれるので、施主の方の金銭的負担を減らせます。
(※LIXILリフォームショップ/カスタマーリフォーム課/住彩館で工事契約をすることが条件です。)
④クレディセゾン「セゾンのリフォームローン」
「セゾンのリフォームローン」は、当サービス『リショップナビ』の加盟業者も対応できることが多く、また満70歳未満の方や、賃貸物件の所有者の方も利用しやすい商品です。
クレディセゾン社のカードや住宅ローンを利用されている場合は、借入可能期間や金利面で優遇されますよ。
おすすめ【有担保型】リフォームローン(住宅ローン)の比較
「高齢になったため、リフォームローンの審査が通りにくい」「住宅ローンを借り換えたい」という方には、以下の商品をおすすめします。
①日本モーゲージサービス株式会社 「MSJリ・バース60(ノンリコース型)」
「MSJリ・バース60(ノンリコース型)」は、年齢制限の上限がないため、定年退職後のシニア世代でも気軽に申込可能な住宅ローンです。
住宅ローンの借り換えをしたい時や、リフォームのためにローン組みをしたい方に適しています。
②日本モーゲージサービス株式会社「MSJ住宅ローン十色(トイロ)」
「MSJ住宅ローン十色(トイロ)」は「住宅ローンがまだ残っているけど、リフォームを機に借り換えて、返済額の浮いた分を工事資金にあてたい」という方に適した住宅ローンです。
③住宅金融支援機構「リフォーム融資(耐震改修工事)」
「耐震リフォームをしたいけど、銀行ローンからの借入が厳しい」という方にも柔軟に融資可能なのが「リフォーム融資(耐震改修工事)」です。
申込者ご本人の、配偶者の方やご親族の家の耐震工事にも活用できます。
取扱金融機関によっては、一定の要件を満たした場合に、融資額の加算・金利引き下げなどのサービスを受けられることもあるので、色々と比べてみたいですね。
様々なリフォームローンの特徴を比較し、ご自身のリフォーム計画に最適なローンを選択しましょう。
困ったら、ローン対応のリフォーム会社に相談を
以上でお話ししたように、リフォームローンは種類が多く、内容も非常に複雑です。
資金面で不安な方の悩みを解決するため、最近は提携ローンの紹介をしてくれるリフォーム会社も数多くあります。
ファイナンシャルプランナーが在籍していたり、リフォームローンの手続きを代行したりといったサービスを提供する施工会社もたくさん存在します。
ご不安な方は、ローンに対応できるリフォーム会社に、工事の内容とあわせて相談してみることをおすすめします。
ローンの事前審査通過=本決定ではないため注意
最後に注意点ですが、融資金の交付は、当然のことながらローンの全ての手続きが終了してから開始します。
リフォームローンの事前審査は、あくまでも仮決定です。
高額なリフォームを実施する場合「事前審査がOKだったから」と言って、すぐにリフォーム会社と契約しないほうが無難です。
予想していたよりも審査に時間がかかる可能性も考えられるため、リフォームローンには、できるだけ早めに申込しておきましょう。
なおローン対応のリフォーム会社であれば、審査通過後まで工事契約を待ってくれたり、審査が通りやすい内容・予算で工事内容を提案してくれたりするはずです。
お打ち合わせ・現地調査・見積作成はすべて無料ですので、ぜひ一度、ローンに詳しいリフォーム会社に相談してみてはいかがでしょうか。
【この記事のポイント・要点整理◎】
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