40代は「絶妙な時代」。ブレないビューティーライターが語る「美しさの作りかた」とは。
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40代半ばのビューティーライター・AYANAさん。「エモさと美しさ」を感じる文体が特徴で、「彼女が書いたコスメは必ず売れる」と評判だ。人気化粧品ブランド「OSAJI」のメイクアップコレクションのディレクターを務めるなど、多方面で活躍している。
そんなAYANAさんが11月18日、初のエッセイ『「美しい」のものさし』(双葉社)を上梓した。独自の視点でさまざまな「美しさ」について綴っている。
本書の構成は以下の通り。
●1章「人」
私の小さな人生の師/色気のある人/性別のコントラスト/憧れの人/言葉を書き留めるということ/思慮深さについて
●2章「外見」
メイクをする意味/色を纏う、色を楽しむ/40代からの、美しさの作りかた/香水が広げてくれる世界/自分の肌と、人生を併走する/流行の楽しみかた
●3章「趣味」
BTSが開いてくれた韓国への扉/積ん読の話/キッチンにあるものを選ぶ感覚/アートが私にくれるもの/文章を書くということ/年齢に合わせて、ファッションは変えるべき?
●4章「時間」
おふくろの味/将来の夢/ルーティンのありがたみ/大人の涙について思うこと/幸せな時間の作りかた/占いについて
●5章「コンプレックス」
「私なんて」の正体/「ナチュラル」が最高なのか/恋愛が苦手な話/性格は、変えていくことができる/「自分らしさ」と「人の目を気にすること」
40代の「美しさ」を作るには
2章「外見」の中で、40代は「絶妙な時代」というAYANAさん。若い頃に思いを馳せることと、未来に向けて思いを馳せることが同じ熱量でできる感覚がある、と言う。若さへの未練は捨てきれていないけれど、体に老いを感じるようになるのもこの年齢だ。
不調を経験していくからこそ、自分の体のクセがわかってくる。体だけでなく精神にも言えるのですが、考えかたや感情のクセみたいなものがようやく掴めてくる。これは中年の醍醐味のひとつだと思います。
自分を俯瞰できるようになり、体のクセもわかってきて、より体の中から美しくなっていく。それが40代からの美しさなのだろう。
推し活、本の虫......AYANAさんを構成するもの
3章の「趣味」では、読んでいる本や聴いている音楽などについても書かれている。ハマっているのはBTS。ビューティーライターらしく、きっかけはファッションだったそうだが、メンバー7人の人間性やトレンドを研究し尽くした楽曲、ビジネスモデルなどを観れば観るほど魅了されていったそう。
また、本もAYANAさんを構成する大切な要素のひとつ。仕事で新しいコンセプトワークを任されたときや新しい知識に触れたいときなど本屋に頼る機会は多いそうだ。そして、セレンディピティを大事にし、いいと思った本は悩まずに買うようにしているとのこと。だから、読む本の量より買う量のほうが多く、積ん読しがちになってしまう。いつかじっくり読みたくなる可能性にかけて、本棚に並べたり目のつく場所に置いておき、家のなかでパラパラとラフにページをめくる「立ち読み」を楽しんでいるそうだ。
おとなの涙の効能
印象に残ったのが、「おとなの涙」についてのこんな記述だ。
泣くことを制限しない大人でいたい。
(中略)
経験を積み、少しずつ色々な塩梅がわかってきて、自分のキャラクターや立ち回りかたなども会得していく中で、私は私に、自分の感情を自由に表現し、好きに泣くことを許可したのだと思います。
泣きたいときに泣けることは自分に自信を持つことなのかもしれない。
本書には、他にもAYANAさんの人生を変えたスキンケア用品やコスメ、漫画がフルカラーで紹介されている。
「あざといメイクだって就活メイクだっていい。大切なのは、『それをしている自分が好きか?』ということ」とAYANAさんは言う。「美しさ」の基準はひとそれぞれ。自分なりのものさしを持っていたい。
※画像提供:双葉社
書名: 「美しい」のものさし
監修・編集・著者名:AYANA 著
出版社名:双葉社
出版年月日:2021年11月18日
定価:1,650円(税込)
判型・ページ数:四六変型判 160ページ
ISBN:9784575316704
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