【らくやきマーカー】え!? 付け合わせを作るのが面倒くさい!? それなら書いちゃえばいいじゃない【書いて焼くだけ簡単♬】

自宅でお手軽にオリジナルデザインの食器が作れちゃうという、素敵なアイテム「らくやきマーカー」。作り方はいたって簡単♬ 食器に書いてオーブンで焼くだけ☆ 私のような不器用な人間だって失敗知らず。今回は、この「らくやきマーカー」に、ちょっとおもしろいアイデアも追加してお届けいたします。そして、これが後の世に言う、『野菜嫌いの革命』として語り継がれる伝説の始まりである。(たぶん)

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まずは『らくやきマーカー』についてご説明いたしましょう☆

『らくやきマーカー』とは、食器に自分の思うがままにイラストや文字を書いて、それをオーブンで焼くだけで、世界に一つだけのマイオリジナル食器が作れてしまうという素敵なアイテム。
子どもも大人もおじいちゃんおばあちゃんも……世代問わず楽しめるのも魅力的♬
器用な人は誰かに自慢したくなるような仕上がりに、
不器用な人はそれなりに。
とにかく誰でも失敗することなく「完成」へとゴールできるのです。

しかも! 100均で購入した食器だってあなたの腕次第ではオシャレに大変身!!
ロイヤルコペンなんとかとか、ティファニーやら、憧れの高級食器のデザインを参考に描けば、おうちでセレブ気分も味わえちゃいます。
(まあ、それって絵心のない私にとっては再現不可能。もはや神業ですが)

〜 用意する食器についての注意点 〜

注意する点があるとしたら、絵を描く為の食器選び。
その際、お皿をひっくり返すとたいてい貼ってあるラベルを確認してください。
“磁気”と表示のあるタイプを選びましょう。
ちなみに、オーブンを使って焼くのですから、オーブンマークにバツがついていないものを選ばなければ……と思ったのですが、店内にあるお皿のほとんどがオーブンマークに赤いバツが付いている……。

途方に暮れた結果、
“磁気”の表示あり&オーブンマークに赤いバツ
のラベルのものを購入。

先に言っておきますが、『オーブンに赤いバツ』の食器でも問題なく焼けました。

オススメの購入先は、セリアやダイソー、キャンドゥなど、気軽に買える100均ショップ。
私は今回、この2タイプの形のお皿を選びましたがどちらもダイソー商品です。
同じ100均ショップでも、それぞれに「ここでしか買えないアイテム」があるのでいろいろ見て回って探しても楽しめますよ♬


お皿は絵を描く前にきれいに洗ってしっかり表面の汚れをとり、よく拭いてください。
そうしないと、綺麗に色がのりません。

これで準備万端です♬

『デザインは自分次第、自由自在』

このポイントに注目した私。
ただ単に好きな絵を描くのもつまらない。
私が理想とするお皿のデザインってなんだろう……。
と、考えたところ。

ひらめいてしまいました。
画期的なアイデア、ピンときてしまいました。
それについては後ほど詳しく書くとして。

「子ども、器用、不器用それぞれの立場の人間が作ったらどうなるか」がわかるように
・子ども代表として我が娘、
・器用な人代表としてデザイナーM氏(本職)
・不器用代表として私、ayataso
やる気マンマンの私以外に以上2名を巻き込み、壮大なスケール(舞台は茶の間)でお届けするオリジナル食器作りの始まり始まり。

失敗しても大丈夫。焼く前なら消せます

「失敗しても消せるよ」と言われても、慎重派の人は下絵も無しに直接食器に書き始めるのはプレッシャーもかかるもの。
実際、娘もペンを手にしたまま、ストップモーション。
かたまっておりました。

下書き無しで直接お皿に描くのが不安……という場合は。
あらかじめ転写紙にイラストを書き、それを食器にテープなどで固定してなぞり、下絵を食器に直接写す方法もありますが、手間が増えてしまいますから私はやりません。

失敗が心配なら、先に紙の上にイメージする絵を書いておきましょう。
そうすれば紙に書いた完成図をお手本として見ながら、本番の食器にもスムーズに描くことが出来、安心です。

例え失敗しても焼く前ならばティッシュで拭けば簡単に消せますし、インクが乾いてしまっても水で濡らせば消すことが可能なので、焦ることはありません。
綿棒を濡らして筆のようにすれば、消したくない部分を巻き込まずに修正できますよ♬

らくやきマーカーは1本で筆ペンタイプと細いペンタイプの線が描ける仕様になっています。
上が筆タイプのペン先で書いた線、下が細いタイプのペン先で書いた線です。
同じ色でも微妙に筆タイプのペン先で書いた方が色が薄く感じました。

私のターン 〜 『付け合わせを作らなくてもメイン料理を乗せるだけで、まるでレストラン!? 完全体になるミラクルな皿作り』

冒頭部でお伝えした、『野菜嫌いの革命』。それについて説明したいと思います。

「今夜のご飯、何がいい?」
と家族に聞いたとしましょう。
「ハンバークが食べたい❤︎」
と答えが返ってきたとしましょう。

よし♬ 今夜はハンバーグ。ハンバーグだけ作りましょう♬♬

となりますか?
なりませんよね。

そのままボーンとお皿にハンバーグだけ盛り付けても、彩りが足りません。
ハンバーグって、結構付け合わせ作りに手間がかかる料理だったりするんです。

王道の付け合わせといえば……
人参のグラッセにコーン、レタスにトマト、インゲン等々……。
THE めんどくさい。

そこで私は考えた。
そんな時、すでにお皿に付け合わせが書いてあったら。
付け合わせを作る手間もかかりません。これぞ、究極の時短!!

それに、絵の野菜なら食べなければいけない重圧からも逃げられます(良い子は真似してはいけません、野菜は食べましょう)
何を隠そう、食べ物の中で「人参のグラッセ」が一番苦手な私。
なのに、なぜだか付け合わせで遭遇する機会が多い「人参のグラッセ」。
ステーキやハンバーグがメインの食卓、ウキウキで席に着いても、人参のグラッセが視界に飛び込んできたらこれをどうやってバレずに食べたふりしようかと、
もういっそのこと、誰かのお皿にこっそり移してしまおうかと、
こうなったら足元から期待の眼差しを向けるワンコのおくちに素早く放りこんで以下略なんだと。

……さすがにオトナなので、そんなことはしませんが。
実際のところ、涙目でお味噌汁とともに胃袋へ流し込むのがとてもツライのでございます。

時間がない時にメイン料理を乗せただけで彩りOKのお皿、またの名を野菜嫌いに朗報のお皿、
作ります、全力で。

まずはミニトマトを書いていきます。

次にインゲンを添えてあげましょうか。
何色かあわせて色を塗ると、立体感が出てリアリティーも増します。

コーンも如何でしょう?

苦手な人参のグラッセも、絵なら余裕。
ここぞとばかりに強調させて描く私です。

レタスも書き加えて、付け合わせが書き終わりました。

お刺身用も書いてみた

お刺身をお皿に盛り付ける際。
あったら見た目が美しく盛り付けることができるけど、わざわざソレだけのために買うのはもったいない、「シソの葉」。

それならば、シソの葉をお皿に書いてしまいましょう。

わさびが食べられないけどオトナな感じがして憧れる。
そんなちびっこの為に、シソの葉の横にわさびも書いてみました。

それだけだとデザイン的に寂しいので、お皿のフチに線をひいてシンプルな中にもキレがある作品へと仕上げます。

お刺身用付け合わせ皿、書き終わりです。

娘のターン 〜 『カラフルお花畑プレート』

「子どもも簡単にできる!」ということで、親子で作業するとワイワイと楽しめます♬
でも言葉で書くのは簡単。実際はどうなのかな…と気になる全国のおかあさん、おとうさんへ。
子ども目線での作業の雰囲気が伝わりやすいように娘にも協力してもらい、らくやきマーカーを使ったオリジナル食器作りにチャレンジしてもらいました。

この記事の序盤でもお伝えしたように、紙の上で自分の思い描くイメージを形にしてからの本番スタート。
なので頭の中でも仕上がりのビジョンがはっきりして、お皿の上でも書き進めやすい様子。

「それパスポートですか?」
って心の中でツッコミを入れてみる私です。
声に出して言ったらなんだか怒られそうな予感がしたのでこっそり心の中でツッコミを入れてみるオトナな私です。

娘は夏生まれ。その時期に咲く、ひまわりが大好き。
でも真ん中の種が実る部分はイボイボしていて苦手らしい……。
なので、真ん中のイボイボ部分の無いひまわりにしたということなのですが。
その苦手とおっしゃる部分、ひまわり要素として欠かせ無い部分と言えるのでは……。

何はともあれ、アートは自由。
周りにもたくさんの花を描いて、お花畑プレートの完成です。

らくやきマーカーを使った娘の感想は
「普段使っているペンと変わら無く、使いやすい」

ただ、
「色を塗りつぶす際は、インクが乾く前に塗っていかないと、乾いた部分をペン先で削ってしまう事になるから色を塗りつぶす時だけは急いだ方が良い」

との事。
確かに、大きな範囲を塗ると先に塗った部分が乾いてきてしまうのでムラになりやすく、美しく仕上げたいのであれば注意が必要だな、と私も感じました。

デザイナー(本職)のターン 〜 『デザインのプロなんだからどれ程の腕前か見せてもらおうかっていう私のプレッシャーの中で』

私は「付け合わせがなくても彩り良く見える」というテーマに沿って書き上げたのですが。
「メイン料理がお皿に盛られる事で完成した姿」といえるもの。
そういったテーマとは関係なく、ただ一枚のお皿としてデザインするとどのような雰囲気に仕上がるのか?
その点もレポートしたいので、器用な人代表としてデザイナーが本職のM氏にも制作にご協力をいただきました。
そう、無理やりです。

人間という生き物は、相手に期待されればされるほど、プレッシャーを大きく感じるもの。
この状況下におけるM氏のプレッシャーはとてつもないものだったでしょう。
「プロの作品も記事に載せたいんだよね」
「どんな素敵なお皿が完成するのかな」
と。
さっさと自分の作業を終えた私は目の前で期待に胸を躍らせて見ているのですから。
さぞ、書きにくかったことでしょう。

とうとう、何を書いたら良いのか? そこから悩み出し、
その結果私のリクエストで“金魚”を描いていただく事になりました。
プレッシャーのせいで、下書きにも余念がありません。

シンプルで爽やかな金魚皿の完成です。
描き終えて、肩の荷がおりた……と、ホッとしながら言うM氏に、私は無情にも次の言葉を放ちます。

「なんだかシンプルすぎる」

この言葉に、再びその手にペンを持ち、まずは下書きでリカバリーするM氏。

差し色で赤い模様を金魚に書き込んでもらいました。

オーブンで焼きましょう

さて、ここからの作業は高熱のオーブンを取り扱うため、子どもはおやすみです。
火傷や事故と防ぐため、必ず大人が行ってください。

まずは、オーブンを予熱します。
予熱完了までには時間がかかりますから、絵を描いている合間にタイミングを見て先に予熱を始めておくと良いでしょう。

らくやきマーカーの箱の裏面にある説明書きにオーブンレンジの設定温度と焼き時間が書かれているのですが、ご家庭にあるオーブンのクセも配慮して、どちらにするか決めましょう。

私は230℃で20分に設定しました。
理由は、焼き時間が短かったから。

このように、2段式タイプのオーブンレンジの場合は上の段を使いましょう。
一気に上段下段に入れて焼くと、下段の方に焼きムラが発生しやすくなってしまいます。

さすがに4枚分をトレイに乗せることは不可能だったので、2枚づつ。
2回に分けて焼いていきます。

そして、待つこと、20分……。

焼き上がりを知らせる「ピー♬」が鳴り響きました。
キッチンへと走り、はやる気持ちを抑えつつ、オーブンの扉を開ける私。

記念すべき、自分だけの“マイオリジナル皿”、誕生の瞬間です。
あとはこれを室内で1時間程冷ましながら置いておき、その後、洗えば使えるようになります。
もう、料理を早くこのお皿に乗せてみたい!とワクワクが止まりません。

しかし、事件というものは油断したときにその身に降りかかるもの。
ましてや浮かれていたらその油断はむしろ大事件へと発展する。

今まで(焼き上げるまで)の作業は完璧だった私。
今思い出しても恐ろしい“その事件”は、焼き上がり後の私のミスから始まったのである……。

突然ですが。姉さん、事件です 〜 『38歳、ガチで怒られる』

その日は季節的なこともあり、厚手のパーカーを着用していた私。

焼き上がりを知らせるオーブンの通知音を聞くと、オーブンを開け、トレイを取り出すわけですが、ミトンを使わずに横着をしてパーカーの袖をひっぱってミトン代わりにトレイを取り出しました。
(※やけどの恐れがあるため、絶対に真似しないでください)

しかし、230℃という温度は予想以上に熱く、とても熱く。
パーカーの生地などもろともせず、布越しにトレイを持つ私の手を攻撃してきました。

即パニックに陥り、「リビングまで手の皮膚がもたない!運べない!」となった私。
急いでどこかに置かなければ。せっかく作り上げたお皿を落として割るわけにもいかない。

「でもどこに置けば!」
「床に直に置けないし、どこにおけばいいの!?」
と激アツのトレイを手に無言でパニック。

その時、視界に入ったのが「じゅうたん」。

「おお、絨毯なら床に何かを敷いてある状態だから、直に熱いものを床に置いたことにならない!!」
「タオルみたいなものよね」

「よかったー、一件落着……。よし、トレイはまた2回目の焼きで使うから、焼いたお皿もここで冷ましてしまおう」

ピンチを乗り越えた私はホッと胸をなでおろし、まだ熱いお皿をトレイからはずし、ある程度粗熱が取れるのを待ち、次に焼くお皿を乗せようとトレイを持ち上げたわけです。

『ベッリ!!!!!!!』

トレイを持ち上げた瞬間、今まで聞いたことのない音がしたな、と思ったら。

嫌な予感とともに、絨毯にこれまた今まで見たことのない、ミステリーサークルが姿をあらわにしました。


ガ━━(;゚Д゚)━━ン


一瞬にして、背筋が凍りつきます。

まさか……、溶け……た??



そう、絨毯は、タオルではありません。
絨毯だって溶けるのです。
230℃のオーブンから出されたばかりのトレイを乗せて、無傷であるわけが無かったのです。

…ということは、お皿も……?????

ガ━━(;゚Д゚)━━ン


残念なお知らせです。
結果、更に絨毯のミステリーサークルが、増えました。


これはもう、どうやっても隠しきれない……。
恐る恐るビクビクしながら、告白しに行った私です。
もちろん怒られました。
「ごめんなさい」と謝りながらもその絨毯を撮る私の姿が、更に怒りの火に油を注ぎ、家族の逆鱗に触れたのは言うまでもない。

「写真撮ってる場合じゃないでしょう!!!!」


ごめんなさい、その通りです。

いわずもがな、2回目のオーブン取り出しは禁止され、家族の手により熱いものを置いても安全な場所に移されました。
ごめんなさい……。

1時間放置すると・・・・・『完成品はこちらになります』

焼き上がり後、オーブンから取り出したら1時間は放置しておきましょう。

焼いたら変色が起きるのでは……?
と心配しましたが、どうですか。

ほぼ焼き上げ前の色と変わることなく仕上がりました。

裏には絨毯の呪いが焼き付いている……胸が痛い。

付け合わせ絵皿の実力を見よ

「付け合わせ料理を作らなくても、メイン料理だけ盛ればいい」お皿。
早速料理を盛り付けてみましょう。

ハンバーグ。
メイン料理しか作っていなくても、このレストラン感。

今回は、インゲン、トマト、人参、レタス、コーンを描きましたが、他にもいろいろな野菜を書けば多様な料理に対応できる“付け合わせお皿”が作れそう。

お刺身用付け合わせ皿にマグロのお刺身を。
たった三切れだけなのに、立派に見えます。

こちらはブリ。
仕事が終わるのが遅くなったりして急いでいる時の食事の準備に、わざわざシソの葉など盛ってられない。でも彩りは気にしたい。
そんな時にも、お刺身だけ盛りつければ良い“お刺身用付け合わせ皿”は便利です。

お買い得な切り落としも、このお皿に盛りつければそれなりの一品に見えます。

〜 今回の教訓 〜

オーブンレンジの取り扱いには気を付けましょう。
決して絨毯の上に熱いものを置いてはいけません。
怒られている最中にスマフォで写真を撮ってはいけません。

オーブンは火傷や事故、怪我の恐れがありますから、子どもと作業を行う際は必ず大人のかたがオーブンを取り扱うようにしてください。

大人のかたが……。

「大人のかた」ですが、私のような“例外の事態”も起きる可能性がありますから、なにとぞ、十分なご注意を。


そして、保冷剤は指先の火傷を冷やすのに最適ですから、万が一に備えて冷凍庫に常備しておきましょう。

◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇

筆者profile
名前:ayataso(あやタソ)
東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。

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