三徳包丁のおすすめ14選 | 高級なプロ仕様から一人暮らし用まで
家庭用包丁で最もポピュラーな包丁といえば「三徳包丁」。正しく使いこなすといつもの料理がワンランクアップします。そんなキッチンツールの必需品、三徳包丁の選び方や貝印の『関孫六』、『成國作』『ツヴィリング』『藤次郎』など人気メーカーをご紹介! 包丁の研ぎ方も覚えておきましょう。
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万能アイテム三徳包丁の魅力
日々の調理に欠かせない「包丁」。お料理好きの人なら2〜3本は常備しているかもしれませんね。切れ味の良い包丁を使うことで、食材の見栄えが良くなることはもちろん、味にまで変化をもたらすことをご存知でしょうか。こだわりの1本を見つけることで、いつもの料理がワンラックアップするんです!
そんな包丁のなかでも、"万能包丁"と呼ばれるのが「三徳包丁」です。その特長や魅力について見ていきましょう。
三徳包丁とは?
「三徳包丁」は"さんとくぼうちょう"と読み、普段の調理で最も出番が多い包丁です。包丁といえば三徳包丁を指すのが一般的です。洋食文化が庶民にも広がった明治時代に生まれたとされ、以来、家庭用包丁として親しまれています。
緩やかにそった刃先が特徴的な三徳包丁は、刃渡りは16~18cmほどで、あらゆる食材に対応できる万能包丁としても知られています。
さまざまな用途に使える三徳包丁
三徳包丁を見ると、切っ先が鋭く尖っていることがわかります。これは、肉や魚を調理しやすいように工夫された技術です。
刃先が緩やかに沿っているのは、野菜を切る際、カーブに沿うように切る力が点で自然につながることで手首の動きとリンクし、切りやすくなることが理由。
肉、魚、野菜を1本で切ることができる三徳包丁はまさに"三徳”。万能包丁と呼ばれるのも納得ですね。
三徳包丁とほかの包丁の違い
プロの料理人は食材や調理法によっていくつもの包丁を使い分けていることからもわかるように、包丁とひとくちに言ってもさまざまな種類があります。三徳包丁と併せてそろえておきたい包丁の種類を用途に合わせてご紹介します。
三徳包丁と牛刀
三徳包丁と並んで家庭でよく使われているのが「牛刀(ぎゅうとう)」と呼ばれる包丁です。
三徳包丁との最も大きな違いは"刃渡りの長さ”。牛刀の刃渡りは約20cmあり、その用途は塊肉やキャベツ、白菜など大きな食材に適しています。刃渡りが長いため、三徳包丁に比べて扱いが難しく、収納場所に苦労することも。
▽おすすめの牛刀はこちらでご紹介!
三徳包丁と文化包丁は同じ?
三徳包丁と並んでよく耳にする「文化包丁(ぶんかほうちょう)」。この言葉が生まれたのも洋食文化が入ってきた明治時代のこと。実は、三徳包丁と同じ包丁のことで、地域によって呼び方が異なるようです。その由来はさまざまな説がありますが、西洋文化の「文化」から名付けられたという説が有力。
それまで魚や野菜が中心だった日本の食文化が、西洋文化が入ってきたことによって肉を食べるようになり、肉を切りやすいように誕生したのが、三徳包丁(文化包丁)や牛刀というわけですね。
三徳包丁の選び方
一本であらゆる食材をカットできる「三徳包丁」。だからこそこだわりの一本を選びたいもの。包丁売り場に行くと想像以上の種類の多さに、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いはず。そこで次では、三徳包丁の選び方のポイントを見ていきましょう!
素材の違い
三徳包丁の素材は主に、鋼、ステンレス、セラミックの3つに分けられます。それぞれに特徴があり、手入れのしやすさや使いやすさなど、メリット・デメリットがあります。
ステンレス
三徳包丁を含め、家庭で使われる包丁のなかで最も広く使われている素材が「ステンレス」です。特長はなんと言っても「サビにくさ」。包丁の切れ味を維持するためには定期的に砥石で包丁を研ぐ必要がありますが、素材がステレンスの場合、頻繁に研がなくても切れ味を長期間キープすることができます。また、刃がかけにくいというメリットも。
デメリットは、鋼に比べて切れ味が劣ることと、研ぎにくさが挙げられます。
鋼(はがね)
プロの調理人が包丁の素材として選ぶことが多い「鋼(はがね)」。その理由は切れ味の鋭さです。ステンレスと比べて研ぎやすく、鋭い切れ味を復活させやすい特徴があります。また、ダマスカス鋼のように意匠性の高い自然な模様を楽しむこともできます。
一方、鋼はサビやすいため、手入れに手間がかかるのが難点。最近では「MVS」と呼ばれるステンレス鋼材にカーボン、モリブデン、バナジウムが含有された素材を使った三徳包丁も人気。超硬質で切れ味が鋭く、折れにくい特長があります。
セラミック
見た目が白いセラミック包丁は、おしゃれなキッチンツールとして人気を集めています。セラミックは硬い素材のため、見た目以上の切れ味の良さが特長です。また、ステンレスや鋼に比べて軽量なことや、食材に金属臭がつかないことも魅力。サビないためお手入れも簡単。食器洗浄機で洗ってもOK。
デメリットとしては硬い素材なだけに、欠けやすい点が挙げられます。刃に粘りがないので、カボチャやトウモロコシの芯などを切るには不向きと言えるでしょう。
持ち手の握りやすさや衛生面
三徳包丁は刃渡り以外にも、持ち手や衛生面も考慮して選びましょう。毎日使うものだからこそ、ストレスなく使えるとっておきの一本を見つけてくださいね。
ステンレス
衛生面で最も優れているのが、持ち手から刃まで、全てがオールステンレスのタイプです。持ち手と刃の間に境目がないため洗いやすく、雑菌がたまりにくいことがその理由。デザインがスタイリッシュなのもポイントです。
ただし、オールステレンスの包丁は重さがある程度あり、使っているうちに疲れてくる場合も。
木製
普段よく目にする包丁の持ち手といえば木製ではないでしょうか。手になじみやすく、軽いことが特長として挙げられます。木製といっても水にさらすことが多い包丁の持ち手は「積層強化木」という素材を使用しているため、腐食などの心配はありません。構造上、持ち手と包丁の間に雑菌が入りやすいため、洗浄や消毒は丁寧に行いましょう。
樹脂
主にセラミック素材の包丁の持ち手に使われている「樹脂」。持ち手部分は抗菌処理ができるため、衛生面で優れています。また、軽量で水にも強いことも特長です。樹脂の特性上、カラーバリエーションが豊富なので、おしゃれなキッチンツールとしても人気。
他の素材に比べて熱に弱いため、火の近くでの扱いには十分に注意をしましょう。
使い勝手のよい大きさや重さ
万能包丁として知られる三徳包丁ですが、刃渡りや持ち手の長さ、全体の重さによって使い勝手が変わってきます。一般的に刃渡りが長い方が食材を切りやすいとされていますが、ジャガイモの皮剥きなどには小回りが効く短い刃渡りの包丁がおすすめ。三徳包丁を小型化した"小三徳包丁"もあるので、用途に合わせて選びましょう。
三徳包丁のおすすめ14選
さまざまなメーカーから発売されている三徳包丁。素材や価格も幅広く、それぞれに特長があります。LIMIA編集部厳選の人気メーカーの三徳包丁をご紹介! 上で紹介した三徳包丁を選ぶポイントを参考に、自分にぴったりな一本を選んでくださいね。
関孫六(貝印)
日本が誇る刃物メーカー・貝印。『関孫六』は、刀鍛冶の信念「折れず曲がらず、よく切れる」をそのままに、関に継承された匠の技が、現代の刃物作りにも受け継がれたブランドです。機能性、デザイン性を両立した"関孫六"の三徳包丁は、一本はそろえておきたい名品です。
成國作
金物の街として知られる新潟県三条市で作られた"成國作”の包丁。熟練の職人が一つひとつ丁寧に作る包丁は、刃部にはモリブデンバナジウム鋼を使用し、ステンレス口金付で持ち手を密封。水分をシャットアウトする腐食に強い黒強化積層合板を使用しています。タフな家事にぴったりな一本です。
ヘンケルス(ツヴィリング)
『ツヴィリング』や『ヘンケルス』などの名前で知られる『ツヴィリング J.A. ヘンケルス』は、ドイツのゾーリンゲンに本拠を置く、刃物で有名なメーカーです。現在では一部製品が日本の岐阜県関市にある工場で製造されており、日本のものづくりと融合した製品が世界中で愛されています。
ネオヴェルダン(下村工業)
刃物メーカーとしての高品質なモノづくりにこだわる『下村工業』。三条刃物鍛冶の技術伝承のため、若手技術者の育成にも力を入れています。フラットフォルムが美しい、オールステンレスシリーズの『ヴェルダン』は、切れ味、持続性に優れ、継ぎ目のない一体成形は使い勝手がよく、優しくてにフィット。毎日の料理をワンラクアップします。
グローバル(吉田金属)
オールステンレス一体構造の包丁を世に送り出した『GLOBAL(グローバル)』。誕生依頼、そのスタリッシュかつ斬新なデザインは、多くの家庭で親しまれています。グローバルのここちよい切れ味は、毎日の料理をより楽しい時間にしてくれることでしょう。
藤次郎
日本を代表する刃物産地・燕三条で、伝統と革新を融合させた刃物を製造する『藤次郎』。全ての工程を一貫して行うことで、品質の高い製品を提供しています。創業当時からこだわり続けた「最高の切れ味」のもう一歩先にある「最高の道具を手にした満足感」をモットーとした包丁は、プロの料理人も絶賛する"名刀"です。
濃州孫六作(佐竹産業)
『濃州孫六作』などのブランドで包丁・キッチンツールなどを展開する『佐竹産業』。プロ専用の「本職用」から一般向けの「一般家庭用」と豊富なラインナップが魅力。錆びにくいチタンコーティングや持ち手の工夫など、職人の技が随所にひかる商品が人気を集めています。
三徳包丁の研ぎ方やまな板との関係
三徳包丁を長く使うためには、日々のお手入れが大切です。刃の素材によっては、家庭でできるものと、専門店に依頼するものがあります。また、お手入れ方法も異なるため、購入前にチェックしておくことをおすすめします。
家庭で包丁を研ぐ場合、頻度としては、切れ味が悪くなったと感じたらでOK。1ヶ月に1~2回を目安に行いましょう。ちなみに、ステンレスや鋼素材は砥石やシャープナーなどを使って研ぐことができますが、セラミックは研ぐことはできません。
また、包丁とセット使うまな板の素材によっても刃のもちが変わることをご存知ですか? 鋼のように硬度が高い包丁には、刃に優しく、包丁との相性が良い木製まな板が最適です。これに対し、樹脂製のまな板は硬いため、木製のまな板に比べて刃が傷みやすくなり、研ぐ頻度も高くなります。
▽包丁の研ぎ方の記事はこちら
▽合わせて購入したサビ落としアイテム
三徳包丁のほかに持っておくと便利な包丁は?
万能的な三徳包丁は、一本持っておけば安心ですが、夫婦でキッチンに立ったり、調理する食材によって包丁を使い分けるためには包丁の種類はいくつかそろえておけば安心です。三徳包丁のほか、いざというときのために、そろえておきたい包丁をご紹介しましょう。
果物に便利なペティナイフ
刃渡りが9~15cmほどの小ぶりなペティナイフは、野菜や果物の皮を剥いたり、じゃがいもの芽を取るなど細かい作業にぴったりな一本です。
固い魚には出刃包丁があると◎
片刃が特徴的な出刃包丁は、片面のみが斜めに尖っており、裏面はまっすぐになっている包丁です。そのため、野菜や果物などを垂直にカットするには向いていませんが、魚をさばく際にはぴったりな包丁です。魚料理をよく作る人はそろえておきましょう。
包丁に関するその他の記事はこちら
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2021年4月)に基づいたものです。
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※刃物を取り扱う際には、使用方法、置き場所などに注意をし、慎重に作業を行ってください。また、お子さまがいらっしゃる場合には近くで作業をしないようにするなど、特にご注意ください。
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