
憧れの町屋をもっと住みやすく!町屋リフォームのポイント
京都や滋賀を中心に、日本には古い町屋が多く残されています。情緒ある風情を持った町屋は現代風にリフォームすると、とても素敵な空間に早変わりします。今回は町屋をリフォームするポイントをご紹介します。
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町屋は希少性の高い建物
町屋は非常に希少性の高い建物です。かつては多くの町屋が存在していましたが、現在は少なくなっており、情緒ある町屋の佇まいは失われつつあります。
また町屋の多くは昭和20年代以前の木造建築です。伝統的な工法で作られており、新しく作ることが難しいため、もし町屋に住もうと考えるなら、現在あるものを使用するしかありません。今後さらに少なっていくことが予想される町屋は、需要も高まっていくと考えられています。そのため絶対的な希少性に注目している投資家もいるほどです。
さらに町屋には太くて立派な梁や柱が残されていることも多いという特徴があります。立派な梁や柱は新しく用意しようと思っても、なかなかできるものではありません。町屋のリフォームを行うことで、貴重な町屋や町屋に使われている立派な建材を残すことが可能となります。
では町屋をリフォームするにはどのようなことに注目しておけばいいのでしょうか?
1.間取りに合ったリフォームを考える
町屋は現代の住宅と違って、間取りが特殊です。基本的に間口が狭く、奥行きが長く作られています。また間口方向の補強壁がつけにくく、トイレなどの水廻りもある程度配置が決められてしまいます。
現代の住宅であれば、間取り集などを利用して、住宅内部の間取りを決めることも可能でしょう。しかし町屋の場合は、通常の間取り集で間取りを決めるのが難しくなっています。各町屋に合わせた独自の間取りが必要なのです。
こうしたことから町屋の場合には、町屋独自の間取りを考えたリフォームが大切になってきます。まずはリフォーム会社とよく相談し、どのような間取り変更が可能か相談してみましょう。
2.断熱性・耐震性を強化
前述の通り、町屋の多くは昭和20年代以前に建てられています。そのため断熱性や耐震性が現代の基準にあっておらず、こうした部分を強化することもポイントとなります。
古い町屋は経年劣化で、柱の歪みや建材の腐敗が進んでいることも考えられます。場合によっては基礎からやり直さなければならないこともありますが、リフォームして補強したり、壁や床に断熱性のある素材を施したりすれば、十分元の形を残したまま耐震性や断熱性を確保できるでしょう。
また京都市では、建築基準法に合わない町屋を守るため、町屋に限り建築基準法の適用を除外する条例を制定しています。そのため他の地域に比べて、町屋の購入やリフォームがしやすくなっています。
3.町屋の良さを生かしてデザイン性も重視
町屋の少なくなった現代、町屋は非常に希少性の高い建物です。そのためリフォームの際にはまるで違う様相にするのではなく、町屋の良さを生かしたデザインにする点もポイントになります。
町屋イコール純和風と考えている方もいるかもしれませんが、純和風な雰囲気しか合わないということはありません。ダイニングテーブルやモザイクタイルなど洋風なものを部分的に取り入れれば、モダンな雰囲気にすることも可能です。
また、家事をする方にとっては、水廻りの機能性は大切でしょう。水廻りを最新設備にしても、そこにうまく町屋の古さが融合すれば、オシャレさも保つことができます。せっかくの町屋ですから、良さを生かした空間作りについても心がけましょう。
リフォームの際の注意点
町屋のリフォームで注意しなければならない点は、建物そのものの古さです。前述したように昭和20年代以前の建物がほとんどで、木造建築のため、地震に対する不安は否めません。基礎から作り直しになる場合には、リフォームにもかなりの費用がかかることを覚悟しておかなければなりません。
また町屋のある地域は、周辺にも気を配らなければなりません。周辺から浮かないよう、ある程度景観に合わせるなどの配慮も必要です。
おわりに
町屋は古いだけにDIYで行うには不安な部分が多くあります。きちんと補強をした方が安全で長く住むことにもつながるため、リフォーム会社に頼んだ方がよいでしょう。
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