
他人事ではない!?リフォーム詐欺の悪質な手口とは
近年増加の一途を辿っていると言われているリフォーム詐欺。テレビや雑誌などで取り上げられる機会も増えたため、聞いたことのある人も多いでしょう。しかし、その手口まで知っている人は、意外に少ないはず。自分だけではなく、家族や親族をリフォーム詐欺から護るためにも、ぜひ知っておきましょう。ここでその巧妙な手口をご紹介します。
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リフォーム詐欺とは?
リフォーム詐欺とは、言葉通りリフォームを通じた詐欺行為です。主に、リフォーム工事を行う能力も意思もないにも関わらず、うそを並べて材料費や工事費を騙し取る行為を指します。なお、ずさんな工事を行ったり、必要のない工事を行ったりして大金を請求するような手口は、リフォーム工事が行われているため詐欺には当たらず、悪徳商法に分類されます。
リフォーム詐欺の典型的な手口とは?
リフォーム詐欺とは具体的にどのように行われるのでしょうか?典型的なリフォーム詐欺の手口を見ていきましょう。
1.前金だけ受け取って工事を行わずに逃げる
リフォーム詐欺でもっともよく行われるのがこの手口です。言葉巧みにリフォーム契約を締結させ、前金を受け取っておきながら実際の工事は行いません。むしろ、何かと理由をつけて追加の金銭を請求してくることも多々あります。そして、最終的には連絡を絶って、前金を持ち逃げしてしまうのです。
2.元従業員が従業員を装いお金を騙し取る
元従業員が、以前勤めていたリフォーム会社の書類や資料を持ち出し、未だそのリフォーム会社に勤めていると偽って金銭を騙し取る手口です。特にそのリフォーム会社が有名であったり、知古であったりすると信頼感から引っかかりやすいので注意しましょう。
3.リフォームを行ったよう装い金銭を騙し取る
建築知識がないことを逆手に取った詐欺です。実際に床下や天井に赴きますが、しかし工事は行われません。最後に証拠となる写真を見せられることもありますが、大抵は関係のない写真です。この手口は詐欺と気づくのが遅れがちなので、特に注意が必要です。
どうしてなくならない?リフォーム詐欺に引っかかる理由
近年、さまざまな媒体で盛んに警鐘が鳴らされているにも関わらず、一向になくならないリフォーム詐欺。多くの人がリフォーム詐欺に引っかかってしまう理由をご説明します。
1.不安を煽られる
床下のシロアリ被害や屋根の状態、住宅の耐震性能などは、素人目で判断するのが難しい部分です。それでいて、住宅の根幹に関わってくる部分でもあるため、多くの人が潜在的に不安を抱えています。リフォーム詐欺師は、そこをついてきます。言葉巧みに不安を煽ることで心理的に揺さぶりをかけ、嘘の資料や写真で被害者を丸め込み、リフォームを承諾させてしまうのです。
2.安いと錯覚させられる
リフォーム費用の相場に詳しい人はほとんどいないでしょう。つまり、多くの人は提示されたリフォーム費用の妥当性を評価できません。そのため、建築の専門家を装うリフォーム詐欺師が口にする「サービス」や「特別割引」などの刺激的な言葉に騙され、安いと錯覚して契約してしまう人が多いようです。
3.考える時間を与えられない
多くの詐欺に共通してみられるのが、考える時間を与えないこと。考える時間が多ければ、冷静な思考が働いたり、人に相談したりして詐欺に引っかからなくなるためです。リフォーム詐欺においては、「今日契約していただければ」や「今だけ」などの言葉を用いて、早期の契約や入金を迫ってきます。
反面教師に!実際にリフォーム詐欺に引っかかってしまった事例
実際に起こったリフォーム詐欺の事例をご紹介します。反面教師にし、リフォーム詐欺から身を守りましょう。
1.雨漏りしていないのに雨漏りしていると騙され、被害額約84万円
ターゲットとなったのは80歳を超える高齢の女性。突然現れたセールスマンに、雨漏りしていないにも関わらず雨漏りをしていると虚偽の情報を与えられ、リフォームを勧められます。迷いましたが、「このままでは基礎が腐ってしまう」との言葉と、「今ならリフォーム費用5割引き」との言葉に心を動かされ、その場で屋根のリフォームを依頼しました。振り込んだ金額は約84万円。実際に家にやってきて屋根にも上っていたので、リフォームが行われたと思い込んでいましたが、その会社がリフォーム詐欺で告発されたことで詐欺が発覚しました。
2.不安を煽られて、リフォーム詐欺師の言うがまま。被害額700万円!
ある日、突然現れたリフォーム会社のセールスマン。彼は無料で住宅の耐震性能を診断しているそうで、かねてより自宅の耐震性能に不安のあった被害者は喜んで依頼します。その結果、今のままでは次の地震には耐えられないとの診断が出ました。不安にかられた被害者は、セールスマンの勧める耐震リフォームを契約し、前金として700万円を入金。しかし、契約のリフォーム開始日にリフォーム会社は現れず、不審に思ってセールスマンに電話をすると、すでに電話は解約されていました。
おわりに
リフォーム詐欺師は、訪問販売員としてやって来ることが多いようです。訪問販売の全てが詐欺ではありませんが、注意するに越したことはないでしょう。大切なのは、その場の雰囲気に流されて安易に契約してしまわないこと。そのうえで、家族との相談や他社との比較を行ってから契約を判断すると、詐欺に合う可能性を大きく減らすことが可能です。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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