【徹底比較】結局どれ買えばいいの？「鎌倉・江ノ島・湘南エリア」をお得に観光できる鉄道フリーパスをまとめてチェック！

湘南エリアには見どころがいっぱい！　お得に観光するには？

歴史あるお寺や神社に、風情漂う商店街。水族館やスパなどのレジャースポットのほか、おいしいグルメも集まる鎌倉～江ノ島・湘南エリア。1日ではすべて周りきれないほどたくさんの見どころがあります♪　国内でも人気の観光スポットの1つですよね！

中でも〔由比ガ浜海水浴場〕のすぐ横を通る国道134号線などは、景観のよさも相まって、車で訪れると渋滞に巻き込まれることもしばしば。鎌倉～江ノ島・湘南エリアを観光するときには、電車で巡るのも賢い選択といえそうです。

そこでぜひ利用したいのが、鉄道各社から販売されているお得なフリー切符。このエリアで遊ぶときや、途中下車をする旅であれば絶対におさえておきたい便利なパスなんです！

種類はいろいろ！　JRと小田急それぞれにフリーパスがあることに注意

まず覚えておきたいのが、名前が若干似ている2つのフリーパス。JRから販売されている《鎌倉・江ノ島パス》と、小田急電鉄＋私鉄3社から販売されている《江の島・鎌倉フリーパス》です。この後解説していきますが、それぞれ対応している区間や料金が異なるので注意しましょう。

このほかにも江ノ電沿線の観光に便利な《のりおりくん》や、提携している店舗でさまざまな特典を受けられる《湘南モノレール1日フリーきっぷ》、路線バスも使える《鎌倉フリー環境手形》、13時以降にでかけるときに覚えておきたい《鎌倉・江の島アフタヌーンパス》と、販売会社によってバリエーションはさまざま。

ここからはさっそく、各フリーパスについて詳しく見ていきましょう！

JR東日本の《鎌倉・江ノ島パス》

概要

【料金】
●大人……710円
●子ども……350円

【区間】
●JR　藤沢～大船～鎌倉駅
●江ノ電　全区間（藤沢～江ノ島～鎌倉駅）
●湘南モノレール　全区間（大船～湘南江の島駅）

【有効期間】
1日

【販売場所】
JR藤沢駅、大船駅、北鎌倉駅、鎌倉駅

ココがポイント！

江ノ島に佇む展望灯台〔シーキャンドル〕や、〔鶴岡八幡宮〕のある鎌倉駅、〔鎌倉大仏〕が有名な長谷駅など、主要な観光スポットを巡るのにぴったりのフリーパス。江ノ電だけでなくJR路線や湘南モノレールも利用できるのがポイントです。JR沿線利用者で、江ノ電沿線のほかに北鎌倉駅周辺に行く予定があるときは迷わずコレ！

《鎌倉・江ノ島パス》で立ち寄りたい！

JR横須賀線・北鎌倉駅が最寄りの〔北鎌倉アトリエ＆ギャラリーRicochet （リコシェ）〕。木のぬくもりを感じるおしゃれな古民家アトリエで、陶芸体験が楽しめます♪　焼成完了までは約1か月前後とのことですが、作品のできあがりを待つ時間もまたステキなもの。おでかけの想い出に、自分だけの器を作ってみてはいかがでしょうか。

小田急電鉄と私鉄3社の《江の島・鎌倉フリーパス》

概要

【料金の一例】
●小田急線　新宿駅から……大人 1,520円／子ども 770円
●小田急線　町田駅から……大人 1,060円／子ども 540円
●東急田園都市線　渋谷駅から……大人 1,520円／子ども 770円
※そのほか、出発駅によって異なる。

【区間】
●江ノ電　全区間（藤沢～江ノ島～鎌倉駅）
●小田急線　藤沢～片瀬江ノ島駅
※上記に加え、出発駅から小田急線・藤沢駅までの往復割引切符付き。

【有効期間】
1日

【販売場所】
小田急線、西武新宿線、相鉄線、東急田園都市線の対象取り扱い駅
※一部販売されていない駅があります。

ココがポイント！

出発駅によって料金が変わるのが特徴で、フリーパスのほかに出発駅から藤沢駅までの往復割引切符が付いてきます。小田急線や私鉄沿線を利用する方はコレ！　ただし北鎌倉駅方面へのアクセスにはJR路線を利用すると便利なので、観光コースによってはJRの《鎌倉・江ノ島パス》と比較してよりお得になる方を選びましょう。

《江の島・鎌倉フリーパス》で立ち寄りたい！

「えのすい」の愛称で親しまれる《新江ノ島水族館》。小田急線・片瀬江ノ島駅から徒歩約3分のところにあり、さまざまな海のいきものやイルカショーなどを鑑賞できますよ♪　《江の島・鎌倉フリーパス》を提示すると、入場料が割引になるサービスも◎。

江ノ電だけなら《のりおりくん》

概要

【料金】
●大人……650円
●子ども……330円

【区間】
江ノ電　全区間（藤沢～鎌倉駅）

【有効期間】
1日（発行日のみ有効）

【販売場所】
江ノ電　各駅券売機

ココがポイント！

JRや他社路線を使わず、江ノ電のみのフリーパスならコレ！　沿線には観光スポットがたくさんありますし、1駅ずつ巡るだけでも1日遊び尽くせますよ♪　レストランや観光施設、ホテルなど、対象の施設を割引料金で利用できる特典も魅力的。

また、江ノ電沿線で13:00以降の観光には、この次の項でご紹介する《鎌倉・江の島アフタヌーンパス》も便利です。

《のりおりくん》で立ち寄りたい！

写真を見てピンときた方も多いかもしれませんね。こちらは鎌倉高校前駅から少し歩いたところにある踏切。あのバスケットボール漫画「スラムダンク」にゆかりがあると人気のスポットです♪　アニメのオープニングが印象的で、訪れる人が後を絶たないのだとか！　踏切越しに見える海と江ノ電の組み合わせも絶景ですね。

13時からの観光に便利な《鎌倉・江の島アフタヌーンパス》

概要

【料金】
●大人……1,210円
●子ども……610円

【区間】
江ノ電　全区間（藤沢～鎌倉駅）
※〔江の島エスカー〕〔江の島サムエル・コッキング苑〕〔江の島シーキャンドル（展望灯台）〕のチケット付き。

【有効期間】
利用日当日
※13:00以降有効。

【販売場所】
江ノ電藤沢駅、江ノ島駅、長谷駅、鎌倉駅の券売機および窓口
※取扱時間は13:00～17:00。

ココがポイント！

13:00から利用できるフリーパス。江ノ電の1日乗車券に加え、〔江の島エスカー〕〔江の島サムエル・コッキング苑〕〔江の島シーキャンドル（展望灯台）〕のチケットが付いてきます。朝はゆっくりして午後から遊びたいときや、夕暮れ～夜にかけての景色を楽しみたいときにおすすめ！　そのほか対象施設の割引サービス付きと、特典の豊富さも◎。

《鎌倉・江の島アフタヌーンパス》で立ち寄りたい！

「湘南のシンボル」として親しまれている、〔江の島シーキャンドル（展望灯台）〕。海を一望する昼間の景観も開放的でステキですが、夜になるとガラリと印象が変わります。隣接した〔江の島サムエル・コッキング苑〕では冬になるとイルミネーションイベントが開催され、幻想的な雰囲気を楽しめますよ♪

路線バスも利用するなら《鎌倉フリー環境手形》

概要

【料金】
●大人……600円
●子ども……300円

【区間】
●江ノ電　鎌倉～長谷駅
●江ノ電バス・京浜急行バス　鎌倉駅東口～対象のバス停（路線によって異なる）

【有効期間】
1日

【販売場所】
鎌倉駅周辺の観光総合案内所、江ノ電改札、京浜急行バス・鎌倉駅前案内所など

ココがポイント！

江ノ電の指定区間と、鎌倉駅発の指定された5つの路線バスで使えるフリーパス。対象の寺社や美術館の拝観料・入館料の割引サービスや、対象の店舗の特別サービスを利用できるのが強みです♪

ただし、江ノ電を利用できる区間は鎌倉駅、和田塚駅、由比ヶ浜駅、長谷駅の4駅のみで、路線内すべてではないことに注意！　バス移動や寺社巡りがメインの時に使いたいですね。

《鎌倉フリー環境手形》で立ち寄りたい！

四季折々の花が咲き、「長谷観音」の名で親しまれる〔長谷寺（海光山慈照院長谷寺）〕。梅雨の時期に見られるあじさいの様子も風情があって人気のスポットです。緑に囲まれた地で自然の空気に触れれば、きっと心もリフレッシュできるはず♪

特典満載の《湘南モノレール1日フリーきっぷ》

概要

【料金】
●大人……610円
●小児……310円

【区間】
湘南モノレール　全区間（大船～湘南江の島駅）

【有効期間】
1日

【販売場所】
湘南モノレール各駅

ココがポイント！

江ノ電に乗車予定がなく、湘南モノレールだけの利用ならコレ！　大船駅から湘南江の島駅までの片道運賃は大人320円なので、往復するだけでも元が取れる計算です。人気のカフェや定食屋など、協賛店での割引サービスが受けられるのもうれしいところ♪

《湘南モノレール1日フリーきっぷ》で立ち寄りたい！

旅の疲れを癒やすのにぴったりなのが、「えのすぱ」とも呼ばれる〔江の島アイランドスパ〕。湘南江の島駅からは送迎車が運行しているので、移動も楽ちんです♪　《湘南モノレール1日フリーきっぷ》の提示で、入場料金の割引サービスが利用できますよ。

鉄道フリーパスを使って鎌倉・江ノ島・湘南エリアの観光を楽しもう♪

今回は、さまざまな観光スポットが点在する鎌倉・江ノ島・湘南エリアへのおでかけに活用したい、お得な鉄道フリーパスをまとめてご紹介しました！　最寄りの路線や目的地によっておすすめのパスは変わってくるので、ぜひ見比べてプランを立ててみてくださいね♪

※掲載している情報は2019年10月中旬時点のものです。料金改定・区間改定など、都度販売内容に変更が生じたり販売が終了になる場合がありますので、ご利用の前には各社公式サイトにて最新情報をご参照の上おでかけください。