【リネンの洗濯方法】リネンのシワを防ぐ乾かし方にアイロンがけまで

リネンの洗濯の仕方やシワを防ぐ乾かし方、アイロンがけの方法まで紹介します。自然素材のリネンは、洗濯で縮みやすかったりシワになりやすかったり、少しお手入れが難しいですよね。コツを知れば、リネンは長持ちし、きれいに保てますよ。ぜひ取り入れてみてくださいね。

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リネンの洗濯が難しいと言われる理由

リネンは他の素材に比べると洗い方に工夫が必要な印象があります……。このようなリネンのイメージは一体どこからきているのでしょうか? まずはリネンという素材の性質や特徴をチェックしましょう!

洗濯により縮みやすい

リネンは「亜麻」という植物からできており、フランスやベルギーなどで栽培が盛んです。リネンは自然素材であり、それが魅力の一つでもあるのですが「縮みやすい」という性質を持っています……。

ただしリネンは、水に弱いから縮むわけではありません。水を吸うことで生地の目がつまり、一層強度が増してくのです。

「縮みやすい」というリネンの特徴は、服の形やサイズを微妙に変えてしまいますが、縮み対策を施すことで回避できますよ♪

シワになりやすい

リネンはとても頑丈な素材ですが、その分「伸縮性に乏しくシワになりやすい」という特徴もあります。

しかしリネンのシワは、ほかとは異なる素朴な雰囲気を醸しだす要素でもあるのです。ほどよいシワはあえて残すことで、一層リネンの魅力が引き立ちますよ♪。

とはいえ、あまりにもシワだらけですと、だらしない印象を与えてしまいます……。清潔感をキープするためにも、シワ対策を適度に行いましょう!

リネン100%の素材よりも、他の素材と混合になっている素材の方がシワが気になりにくいです。どうしても気になる人は混合素材を使うのをおすすめします◎

黄ばみやすい、色移りしやすい

リネンは汗をかく季節に着られることが多い素材です。着用しているときに汗がリネンに染み込んでしまい、その結果黄ばみになってしまいます……。

とはいえ、リネンは汚れが落ちやすいという特徴も持っています。汗をかいたらすぐに洗うように心掛けると汚れの沈着をある程度防げるでしょう◎

汗だけではなく、洗濯洗剤のすすぎ残しなどが原因で黄ばみになってしまうこともありますよ。すすぎはしっかり行ってくださいね♪

また、リネンは色素が入り込みにくく、染料が定着せず色落ちしやすいという特徴も持っています。そのため「色落ちが落ち着くまでは他の洗濯物と洗わない」などの配慮が必要です。

色あせも起こりやすい性質ですので、乾かす際は直射日光に当てないようにしましょう。

リネンを洗濯する前の準備

リネンの特徴がある程度わかったところで、ここからは具体的な洗濯方法の解説に入ります。クリーニングに出さなくても、家庭で洗濯できますよ♪

上手に洗ってお気に入りの服を長持ちさせましょう。

中性洗剤を用意する

リネンを洗う際は、中性洗剤を使うようにしましょう。洗剤にはアルカリ性、酸性、中性の3種類がありますが、中でも中性は作用が穏やかで、素材を傷めないのが特徴です。

基本的に洗剤というのは、アルカリ性ならば酸性の汚れ落としに効果を発揮し、酸性ならばアルカリ性の汚れに効果を発揮します。

中性洗剤はこのどちらにも当てはまらず、得意な汚れというものがありません。その分、衣服に強い刺激を与えずやさしく洗浄できるため、服を長持ちさせたい場合は中性洗剤を選びましょう!

水、もしくはぬるま湯を使う

リネンは、熱いお湯を使って洗うと縮みやすくなってしまいます。リネンを洗う際は、水か30度以下のぬるま湯を使うのが正解です◎

リネンを洗濯する方法

リネンを洗濯するための下準備が整ったところで、いよいよ洗濯です。リネンがシワ、黄ばみ、縮みなどを起こしやすいことをふまえて、これらを防ぎながらきれいに洗う方法を紹介します。

洗濯機で洗う

リネンはその丈夫な素材から、洗濯機で洗っても問題ないとされますが、縮みやシワを防ぐためにもきちんとたたんでネットに入れてから洗いましょう。

リネンの服の中には、繊細な刺しゅうが施されているものもあります。このような繊細で細やかなデザインの洋服を洗濯機で洗うときは、多少心配になりますよね。

そんなときは「手洗い」か、洗濯機の「ランドリーコース」で洗うのがおすすめですよ♪

脱水方法

リネンにシワが付いてしまう最も大きな原因は「脱水」です。脱水をいかに上手に行うかでシワの付き方が変わってきます……!

まず大切なことは「脱水は短めにする」ということです。きちんと水分を取ろうとして長めに脱水をかけてしまうと、脱水の際に絞ったあとがそのまま残り、シワシワになってしまいます。

リネンは脱水をしなくても干せば乾くので、脱水をせずにそのまま干すのが理想です。そのままでは、水がしたたり落ちて干しにくいと感じた場合は、水が気にならなくなる程度に脱水してから干しましょう。

日陰で干す

リネンはよく乾く素材でもあるため、無理して日光に当てなくても陰干しで十分乾かせます。できるなら、水分がしたたり落ちるぐらい濡れた状態で干してみましょう。水の重みでリネンが伸ばされ、乾いたときにシワが付きにくくなります。

ハンガーに掛けるときには、形を整えてから干すようにすると一層効果的です◎ 直射日光に当てて乾かすと色あせが起こってしまうため、リネンを干す際は必ず陰干しをするようにしましょう。

リネンのアイロンのかけ方

洗濯方法を一通り紹介したところで、最後はアイロンのかけ方をチェックしましょう! 

リネンは素朴さが魅力でもあるため、アイロンをかけなくても問題はありません。

とはいえ、気になってしまうほどシワが付いてしまてしまうこともありますよね。そんなときは、適度に伸ばすことで一層リネンの魅力が増しますよ◎。

霧吹きで湿らせてから

アイロンをかける場合、乾ききる前にかけるのがコツです。リネンの場合、完全に乾くとシワが定着してしまい、アイロンの力をもってしてもシワを取るのが難しくなるからです。

もしシワが強かったり、完全に乾いたりしている場合は、霧吹きで水分を含ませてからアイロンをかけましょう。シワが取れやすくなりますよ♡

リネンのシワ取りの際には、アイロンの温度は高めに設定します◎ しっかりと熱を与えながら伸ばしていきましょう!

「あて布」もポイントです。テカリを抑え、リネンのナチュラルな雰囲気を壊さずにしっかり乾かせます。シワを伸ばしたリネンはハンガーに掛け、たたまずに保管しましょう。

リネンの質感を楽しむ

リネンと言えば、さらりとした肌触りと適度にリラックスした雰囲気が魅力の素材です。あまりきちんとシワを伸ばす必要はなく、むしろその質感を楽しんではいかがでしょうか。

他の素材ですと、シワはネガティブな要素となってしまいます。しかし、リネンはそうはないらないところに特別な魅力が感じられるのです。

リネンはきちんとお手入れすれば、長い間使える素材でもあります。使えば使うほど手になじみ、それに伴って愛着も湧いてくるでしょう◎

リネンを清潔に保とう

リネンは夏の暑い季節に本領を発揮しますが、年間通して使える素材です。頑丈で汚れに強く、どんな場面でも使えるリネンはこれからも私達の生活に欠かせない素材と言えるでしょう。

見た目も爽やかで、どこか懐かしい雰囲気を持っているリネンをおしゃれに着こなし、暑い季節を乗り切りましょう!

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