パントリーの収納棚は作れる。わが家だけの収納庫をカスタマイズ
パントリーがあるキッチンは、収納力が大きく、見た目もおしゃれです。パントリーがなくてあきらめていた人も、手作りする方法はあります。棚の作り方や、設置の注意点を知って、パントリー収納を活用してみてはいかがでしょうか。
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パントリーを設けるメリット
パントリーとは、食品の買い置きをストックしておくために、キッチンの近くに設けられた収納庫のことです。
あると非常に便利なパントリーですが、設置していない家庭ではそのメリットがあまり想像できないかもしれません。
まずはパントリーの設置にはどのような利点があるのか、詳しく見ていきましょう。
収納できる量が格段に増える
パントリー収納のメリットは、なんといっても収納力の大きさです。床下収納とは比べものにならない量を格納でき、かがんで床下を開ける必要もないため、キッチンでの作業効率も良くなります。
パントリーの収納力は、忙しくて週末にしか買い物に行けない人にも重宝するでしょう。缶詰や賞味期限の長い乾物を収納したり、子どもの手の届かない場所に置きたい食品を高い場所に収納したりと、さまざまな使い方ができます。
キッチンが片付く
家の中でも、キッチンは特に物がたまりやすい空間です。また、家族がいればそれだけ多くの収納スペースが必要になるでしょう。
パントリーを設置することで、キッチンの収納スペースを拡張でき、これまで収納からあふれていた物を整理できます。
ただし、単にパントリーに物を詰め込むだけでは、せっかくの収納スペースが無駄なってしまいますので注意しましょう。ケースやボックスを利用するなど、一工夫すると効率的かつきれいに収納出来ます。
パントリーを作ろう 棚をDIYする方法
元々キッチンにパントリーがない、もしくは賃貸住宅などで設置が難しいという場合は、思い切って自作してみてはいかがでしょうか。
DIYの方法をはじめ、DIYが苦手な女性にも簡単にできるアイデアも紹介します。
材料をそろえる
パントリー設置に必要な材料は、棚柱、棚を受けるブラケット、棚板の3点です。
はじめに棚柱を取り付けていきますが、持ち家で壁に穴を開けても大丈夫という場合は、直接壁に打ち付けて固定します。
賃貸住宅など壁に穴を空けられない場合は、まず、2×4の柱を天井と床に固定するアクセサリーなどを使用して壁際に立てましょう。その柱の上に棚柱を打ち付けて固定することで、壁や天井に傷をつけずに棚柱を設置できます。
ブラケットをはめる
棚柱の穴に棚受けの「ブラケット」を引っ掛けて設置します。ネジやビスを使わないので、設置したあとに棚の高さを変えたいという場合は、簡単に調節が可能です。
ブラケットは金属製が一般的ですが、木製も売っています。シンプルなデザインからアンティーク調まであり、パントリーの印象を左右する大切なパーツですので、部屋の色味や雰囲気に合ったものを選びましょう。
棚板をのせる
支柱にブラケットをはめたあとは、棚板を乗せれば完成です。
棚板は、安価で軽いラワン材やパイン集成材など、丈夫な素材を選びましょう。一般的なホームセンターでは、サイズカットのサービスもあるため、ちょうど良いサイズに裁断してもらうと手間が省けます。
切り口のケバが気になる場合は、断面に木口テープを貼ることで解消できます。棚板の木目を見せたくないときは、インテリアシートを貼るのもおすすめです。北欧調からお城風まで、思いのままのデザインを楽しめます。
DIYのポイント
パントリーを設置する場合、各家庭によって設置場所や大きさは異なります。
広いスペースがあるのなら、ウォークインクローゼットのように歩ける広いパントリーも作れますし、食材ストックをこまめに入れ替えるなら、奥行きの浅いパントリーだと出し入れがしやすいので便利です。
一般的なパントリーの間取りを紹介しますので、手作りパントリーの参考にしてみてはいかがでしょうか。
奥行きは浅めに
パントリーに収納する物は、家電のような大きな物から、カトラリーのような細かい物まで、種類やサイズはまちまちです。
奥行きが浅い棚なら、収納の奥の方まで見渡せるので、使い勝手が良くなります。
奥行きが深いと収納できる容量は増えますが、その分使い勝手は悪くなりますので、バランスを見て決めましょう。
可動式の棚が便利
パントリーを設置するときは、可能であれば棚の中を可動式にしておきましょう。可動棚があると、収納した物の高さに合わせて高さを変えられるため、自由度がアップします。
市販されている可動棚の奥行きは、多少の差はありますが40cm前後です。40cmより狭いと物が置きづらく、それ以上広いと物が取り出しにくくなります。
特に食品は賞味期限があるため、奥に入れすぎると、気づかないうちに賞味期限切れになっていたということにもなりかねませんので、注意しましょう。
リフォームしなくても大丈夫
リフォームをしなければパントリーを設置できないとあきらめていた人でも、DIYの方法を知れば、誰でも簡単に設置できます。
キッチンのサイズに合った使い勝手のよいパントリーを設置して、キッチンの収納スペース拡大や作業効率を改善しましょう。
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