座布団の洗濯方法や洗い方まとめ！失敗しないためにはどうしたらいい？

座布団の汚れが気になる……洗濯の方法って？

意外と忘れてしまいがちな座布団の洗濯。座布団カバーを付けていても、食べ物や飲み物の汚れが座布団に染み込んだり、ホコリがたまったりと汚れやすいものです。

とくに子どもは食べ物をこぼしやすいため、幼稚園で使っている座布団も知らないうちにかなり汚れている可能性があります。また座布団にずっと座っていると蒸れて湿気がたまりカビや臭いの原因に。

法事などで使ったお客さま用の座布団も、線香の臭いや宴会の食べこぼしなどで汚れている可能性があります。

座布団の洗濯は、業者などのクリーニングに出す他にも自宅で洗うことが可能です。自宅で洗濯する際にはいくつかポイントがあるため、確認してみましょう。

座布団の洗濯でよくある失敗

座布団の洗濯でよくある失敗は、洗濯表示を確認せずに洗濯機で丸洗いしてしまうことです。座布団の素材によっては、洗濯機で洗うと生地が傷んだり中材が寄れてしまうことがあります。

たとえば中綿の座布団は洗濯機で洗うと綿が偏ってボコボコした形になってしまいます。また表布の素材によって、生地が縮んだり色落ちしたりします。

中でも注意が必要なのは、低反発でおなじみのウレタン素材。水に濡れると水分を吸ってしまって壊れてしまう可能性があります。

このように座布団の素材によって洗濯機で洗えるものと洗えないものがあるため必ず洗濯表示を確認しましょう！

洗濯機を使った座布団の洗濯方法

座布団には洗濯機で丸洗いできるものもあります。洗濯機が使えれば、お金もかからずに自宅で簡単に洗えるのでとても楽ですよね。洗濯機で洗える座布団の種類や洗い方についてご紹介します。

洗濯機で座布団を洗えるケース

洗濯機で洗える座布団かどうかの判断は、素材にあります。一般的には、座布団の中身がポリエステル100％のものであれば、洗濯機で丸洗いすることができます。

他にも、綿でも丸洗いできるタイプもあるため洗濯表示をよく確認しましょう。座布団を購入する際に、丸洗いできるかどうか洗濯表示のチェックをしておくと安心ですね。

洗濯機を使った座布団の洗濯方法

座布団を洗濯機で洗う場合は、なるべく型くずれを防止するために洗濯ネットを使いましょう。

座布団は大きいものなので、途中で片寄って洗濯機が止まってしまうこともあります。片寄りを防止するためには、バランスがとれるように入れることがポイント。

2枚の座布団を左右対象に入れるか、バスタオルや他のクッションなどを一緒に入れることでバランスを取りましょう。このようになるべく偏った隙間ができないように入れるのがコツです。

自宅の洗濯機が小さい場合は、コインランドリーを使えばクリーニングに出すよりも安く済む場合もあります。

洗濯機を使わない座布団の洗濯方法

洗濯機が小さくて座布団が入らないときや、洗濯機が使えない素材の座布団は手洗いしてみましょう。手洗いは大変なイメージがありますが、浴槽を使えば簡単！　クリーニングに出さなくても自宅で洗うことが可能です。

座布団の洗濯に洗濯機を使えないケース

綿が多く含まれる座布団は、綿が片寄ってでこぼこしたり硬くなったりするため避けましょう。一度でこぼこしてしまうと戻すのは難しくなります。

水に弱い低反発素材のウレタンフォームも、洗濯するとスポンジの形が崩れてしまうため避けましょう。また真綿も吸水力が高く、洗濯やクリーニングが難しい場合が多いです。ウレタン素材と同じく陰干しのみとなります。

冬によく使われるムートンの座布団は、洗濯機で洗えるものと洗えないものがあります。安いものだと毛が抜けてしまうことがあるので手洗いがおすすめです。

洗濯機以外で座布団を洗う方法

座布団を手洗いするなら、浴槽で洗うのがおすすめです。洗い方をご紹介します。

①浴槽に15〜20cmほどぬるま湯をためて、おしゃれ着用の洗剤を入れる。

②座布団を平らに置いて足で踏み洗いする。中材が片寄らないように均一に踏みましょう。

③踏み洗いしたらすすぎます。新しいお湯に入れ替えて、洗剤がなくなるまで踏むのを、繰り返します。シャワーをかけながらすすぐのもおすすめです。

座布団にカビが生えてしまっているケースの洗濯方法

カビが生えてしまった座布団は、酵素系漂白剤を使用して落としましょう。洗い方は、まずカビの生えた部分を酵素系漂白剤で長時間浸けておきます。カビが落ちたら普通に洗濯して干します。

洗濯できない座布団の場合は重曹水で落とすことができます。「水500cc＋重曹大さじ2杯」を混ぜた重曹水をスプレーして、数分後にブラシなどでカビをこすり落としましょう。

座布団が濡れたままだとまたカビてしまうため、中までしっかり乾かしましょう。

座布団を洗濯した後は乾燥機にはかけず洗濯機で脱水

綿かポリエステルの座布団なら、乾燥機で仕上げることでふっくりさせることができます。しかし表面だけで乾いて中まで乾かないこともあるため晴れた日に天日干しがおすすめです。ムートンは、熱に弱いため乾燥機＆天日干しはNGです。

干し方

座布団は洗濯機で脱水した後、晴れた日に天日干しした方が短時間で乾く上に殺菌効果もあるためおすすめです。

座布団を干すときは、中材が片寄らないように平らに置いて干すことが大切です。

平らなものの上に置くと底が乾きにくため、裏表を返しながら干すといいでしょう。底に穴や通気性のある台を使うのもいいですね。

座布団カバーの洗濯方法と乾かし方

座布団本体の汚れを防止するために座布団カバーを使用すると安心ですね。

座布団カバーは、座布団から取り外して洗いましょう。洗い方や干し方は、タグの洗濯表示に沿って行います。カバーの裏の四隅にホコリがたまりやすいため、洗う前にしっかり取り除きましょう。

洗濯機で洗う場合は洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用洗剤を使うとシワになりにくいです。

手洗いの場合は大きめの洗面器にぬるま湯をためて洗うと簡単です。洗剤を入れたら、生地を傷めないように優しくもみ洗いします。洗ったら再びぬるま湯をためてすすぎます。水を絞るときはバスタオルに包んでから水を切ると生地が傷みにくいです。

干す際は、日陰で干すと色落ちを防ぐことができるでしょう。

座布団の汚れが気になったら洗濯しよう！

座布団の洗濯方法や洗い方のポイントについてご紹介しました。座布団のお手入れは後回しにしがちですが、毎日使っていると意外と汚れているものです。

洗うのが大変なら、座布団を購入するときに丸洗いができる素材を選ぶのも一つの方法ですね。クリーニングに出さなくても自宅で手洗いできるものなので、汚れが気になる座布団があればご紹介した内容を参考にしてきれいに洗濯をしましょう！