大川市の職人が本気でつくった《ネコ家具》が凄すぎる!匠の技が光る、ネコ専用のソファやベッドの製作秘話に迫る

福岡県・大川市の家具職人たちが製作したネコ専用の家具、《ネコ家具》。ソファやベッドなど、私たちが使うものと同等のクオリティで作られています。一体どんな匠の技が使われているのか、必見です。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 7026
  • 34
  • 0
  • いいね
  • クリップ

家具って人間のためだけのもの?

家具って人間のためだけのもの、そう思っていたら、どうやら違っていたようです。上の写真のネコがくつろいでいるのは、ネコのサイズに合わせて作られた、「ネコ家具」。家具の生産地として有名な福岡県・大川市の職人たちが、腕によりをかけて製作したネコ用のソファです。

ウェーブ加工が美しい《PANCONE》

《PANCONE》をつくった株式会社丸正の制作担当・島崎さん(右)と松延さん(左)

先程のネコが乗っていたネコ用ソファの名は《PANCONE》。イタリア語で「厚板」を意味し、実際に無垢の厚板をしっかりと使っています。サイズは幅88.2×奥行39.44×高さ38.97×座高16.8cm。連結用の金具を小さくするなどして、人間用と同じように分解できる構造に仕上げたところが驚きです。

《PANCONE》をつくったのは、〔株式会社 丸正〕の職人さん。その作り込みには、一切の妥協がありません。肘置きには、人間用と同じく、同社オリジナルの加工技術、「ウェーブ加工」がなされています。今回用に特別に作った刃を用いた「ウェーブ加工」によって、木の表面には自然な波型の凸凹が付いており、木の自然の美しさや温かみが感じられてたまりません。

北欧のデザインと哲学を取り入れた《Banard 2P ソファー》

実は、「ネコ家具」は、大川市が音頭を取って展開しているプロジェクト。《PANCONE》のほかにも、また違う職人さんが製作した、全7種類の「ネコ家具」が存在します。

上の写真の、《Banard 2P ソファー》は、北欧のデザインと哲学が取り入れられた、見た目美しくもリラックスして使えるソファです。

製作したのは、ナカヤマ木工の中山さん。普段通り、使い込む程にアンティーク感も味わえるようにと、カバーリングやパーツを交換すれば長年使えるような仕様になっています。機械が使えない肘置きのカーブ部分などには、やすりを巻いた棒を使うなど、職人技が光る逸品です。

通気性を考えた《Raffine Bed for cat》

「ネコ家具」には、もちろんソファ以外の家具もラインアップしています。上の写真の《Raffine Bed for cat》(製作:立野木材工芸株式会社)は、総無垢仕様でやさしい天然素材で仕上げたベッドフレームが特徴です。スノコは通気性の良い桐材を使用することで、湿気が溜まりがちなベッドの下を清潔に保つだけでなく、爽やかな香りで睡眠をサポートするように考えられています。

大川の匠がゼロから作った《ツリーベンチ》

こちらは、木そのものをモチーフにした家具、《ツリーベンチ》。大川市に8人しかいない、「大川の匠」の1人である〔家具工房 西田〕の西田さんが考案しました。ネコは高く飛ぶことができるから、上から見下ろすのもきっと気持ちいいだろうと考えたのだとか。「ネコ家具」と聞いたときに既存の家具を小さくしてみせるのではなく、ゼロから製作してしまう大川の匠、凄すぎます。

家具の可能性はまだまだ無限大!

「ネコ家具」を通して、改めて大川家具の凄さを思い知らされました。それにしても、人間用と同じクオリティで作られている「ネコ家具」の存在を知ると、家具の可能性ってまだまだ無限大だなって感じますね。

【ふるさと納税】ネコ家具 バナードソファー
商品情報を楽天で見る
  • 7026
  • 34
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

実践したくなる部屋作りアイデアやインテリア関連のアイデア全般をお届けします。

LIMIA インテリア部さんの他のアイデア

インテリア・家具のデイリーランキング

おすすめのアイデア