
世界のお茶をおうちで楽しむ!〔ルピシア〕のお茶へのこだわりと〔ネスレ〕とのコラボ秘話とは?
自宅でさまざまなお茶を楽しめる、世界のお茶専門店〔ルピシア〕。最近は〔ネスレ〕のカプセル式ティーマシン《スペシャル.T》とのコラボも話題になっているのをご存知ですか? 今回は人気メーカー同士の貴重なコラボの裏側だけでなく、専門店ならではのこだわりや、おすすめのお茶、これから流行るお茶などについて〔ルピシア〕取締役の中村文聡さんに、余すことなく聞きました♪
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世界中のお茶を扱う専門店〔ルピシア〕のお茶へのこだわりとは?
——〔ルピシア〕では紅茶や緑茶、フレーバーティーなど幅広くお茶を扱っていますが、〔ルピシア〕が考える「お茶文化」とはどのようなものでしょうか?
中村文聡さん(以下、中村さん):お茶は嗜好品ですので、お茶の風味や味わいはもちろんですが、それによってもたらされる“安らぎのひととき”や“家族の団らん”といった、生活のさまざまなシーンを彩ることができる。ひとつのカップの中に「小さな幸せ」がたくさん詰まっていることが、お茶の大きな魅力だと思います。そして、そういったお茶文化を、多くの方に日常に取り入れて、楽しんでいただきたいと考えています。
——種類豊富な〔ルピシア〕のお茶ですが、茶葉へのこだわりを教えてください。
中村さん:〔ルピシア〕では創業当初から200点近いラインアップで世界中のお茶を取り扱ってきました。今では年間で400種類のお茶を取り扱っています。茶葉もほとんどは問屋を通さず、直接現地へ行って仕入れ、農薬や異物チェックも徹底的に行っています。確かな品質のお茶をリーズナブルに提供するのはもちろん、産地と直接やりとりすることで知る、お茶づくりのバックグラウンドや、生産者の思いもお客さまに伝えていきたいと考えているからです。
こだわりの1つとして、ルピシアでは創業以来、農園や生産者、収穫ロットごとの個性を大切にしてきました。例えば「ダージリン」というお茶の種類一つをとっても、ダージリン地方に存在する87箇所の農園の、土地や作り手が生み出す個性は別々のもの。土地や季節によって変わる味の個性を楽しんでいただくため、ルピシアではブレンドティーだけでなく、産地や農園を特定した茶葉も扱っています。
——〔ルピシア〕では《フレーバードティー》をはじめとしたブレンドティーも人気ですよね。
中村さん:ブレンドティーの茶葉は、もうひとつのこだわりですね。ハーブやスパイスなども含め、素材の一部として配合バランスを考えながら産地を選び、ブレンドする茶葉を仕入れていきます。例えば、フルーツのフレーバードティーを作ろうとする場合、何を作るかによってベースのお茶が変わってきます。国産のさくらんぼをイメージしたお茶を作るなら、少し渋みのあるお茶を足したり、もともと青い香りを持っているお茶を使ったり。さくらんぼの香り自体が茶葉に引き取られて、余韻として残っていくもの……というようなことを最初にイメージして作っていきます。
——人気のフレーバーはどのようなものでしょうか?
中村さん:やはり甘く爽やかなフルーツの香りのお茶は人気ですね。伝統的なものでいうと、アールグレイ(ベルガモットという柑橘)、ジャスミンは日本のみならず世界的に根強い人気があります。
〔ネスレ〕のティーマシン《スペシャル.T》とコラボ! マシン性能を生かしたティーカプセル開発のこだわりとは?
左から:《セイロン》《さくらんぼ》《アールグレイ》《マスカット》《Slim T. Ⅱ》。他に、《ルイボス ハニー&フルーツ》《ハイビスカス&いちご》の全6種
————〔ネスレ〕の《スペシャル.T》とのコラボレーションでルピシア監修のティーカプセルが発売されていますが、開発するうえでどのような点にこだわったのでしょうか?
中村さん:《スペシャル.T》で淹れたお茶を試飲してみると、香りだちがしっかりとしていて、雑味が少ないことに驚きました。その点がマシンの特徴として魅力的でした。〔ルピシア〕はお茶の専門店として、そこに茶葉の甘みやコクをどう表現していくかということにこだわって開発しました。創業以来大切にしてきた人気のラインアップを今回のコラボ商品として選び、マシンの抽出特性に合わせて、茶葉の配合や原料を見直し、既存ラインアップの魅力を《スペシャル.T》で引き出せるように、数多くの試作を重ねました。
——そうすると、ティーカプセルに入っている茶葉は《スペシャル.T》専用の配合になるんですね。
中村さん:そうですね。カプセルの中の茶葉をあけてポットで淹れてみると、同じ茶葉でもルピシアで販売しているものとは違う味になると思います。また、カプセルの小さな容量で抽出することを考えて、カプセルの大きさに合わせて茶葉のサイズも均質にそろえました。お湯のはいるスピード、滞留時間も変えられるので、細かく調整できたのが面白かったですね。
例えばセイロンのブレンドは、マシンで入れても濃く味が出てミルクティーにもできるように、茶葉の選定や配合バランスを工夫することで問題を解決しました。
——《スペシャル.T》のために開発したフレーバーはあるのでしょうか?
中村さん:《ハイビスカス&いちご》は《スペシャル.T》の抽出特性に合わせて一から開発しました。人気のいちご品種「とちおとめ」の甘い香りをハーブのすっきりした酸味が引き取り、実はティーポットよりも断然おいしくはいるおすすめのお茶です。
——《スペシャル.T》はどのようなシーンで楽しむのがおすすめですか?
中村さん:仕事や家事など、忙しくてもホッとひと息つきたいシーンでおすすめですね。いつもはティーバックやポットで淹れている方も、時間に余裕のないときには、片付けが面倒なこともあります。《スペシャル.T》の魅力は、ワンプッシュで自動的に一定の味を淹れてくれて、かつ片付けも面倒にならないところ。普段、お茶を飲む習慣のない方も、オフィスなどで《スペシャル.T》をきっかけに、自分好みの味を見つけていただければと思っています。
▼〔ネスレ〕へのインタビューはこちら▼

旬のお茶、これからトレンドになるお茶は?
——これからの季節におすすめのお茶はありますか?
中村さん:5月中旬からは87箇所の茶農園の中から選び抜いた《ダージリン ファーストフラッシュ》が発売されます。さらに、5月は新茶が旬なのでオリジナル新茶ブレンドの《春景色》などの日本茶も甘みやうま味があり、渋みの少ないフレッシュな味わいでおすすめですよ。
——どのようなポイントに気をつけて淹れるとおいしくなるのでしょうか?
中村さん:《ダージリンファーストフラッシュ》は少しだけお湯を冷まして85〜95℃くらいの温度で淹れ、お好みで2〜2.5分ほど置いてからカップに注ぐと良いですよ。日本茶は暑くなるこれからの季節、水出しで淹れるのもおすすめ。水1ℓに対して茶葉を10g入れて 3時間ほど冷蔵庫に置いておくだけなので簡単です。急須で温かいお茶を淹れる場合は、少し急須を返しながら注ぐと、まろやかなコクと旨みを楽しめますよ。
——これからトレンドになりそうなお茶はありますか?
中村さん:フルーツティーシリーズの《ジュテーム》や、《モリンガ茶》などの国産 健康野菜茶シリーズはトレンドになっていきそうですね。《ジュテーム》はノンカフェインですので、お茶のカフェインで夜眠れなくなるという方はもちろん、ダイエット中でカロリーを控えたいという方にもデザートティーとしておすすめです。また、新たなスーパーフードとして話題になっている《モリンガ茶》も注目されていますね。〔ルピシア〕では沖縄県産の貴重な国産のモリンガを使い、こだわりの焙煎方法で作っています。
—— 好みが多様化し、健康志向も高まっているとのことで、そういった時代の流れからも《ジュテーム》や《モリンガ茶》はトレンドになっていきそうですね。
生活スタイルに合わせてお茶を選ぼう
私たちの暮らしにそっと寄り添い、ホッとひと息つける時間を提供してくれる〔ルピシア〕のお茶。そのお茶が作られるまでのストーリーに思いを馳せながら、お茶を飲みたくなります。
〔ネスレ〕とのコラボ商品《スペシャル.T》もさらに種類を増やしていく予定なのだとか。時代にあった“お茶のある生活”を提案する〔ルピシア〕から今後も目が離せません!
●ライター 宇治田エリ
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