【キッチンの床材おすすめ】後悔しない選び方から境目が気にならない方法まで丸わかり
キッチンの床におすすめの素材について徹底解説! 毎日使う&汚れやすい場所だからこそ、床掃除のしやすさやおしゃれさにもこだわりたいところ。クッションフロアやフロアタイルなどの人気の床材の紹介と、後悔しない選び方、リビングとの境目の調和についてもお届けしていきます。
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キッチン床におすすめな素材4選
- 1.フローリング(快適性◎)
- 2.クッションフロア(手入れのしやすさ◎)
- 3.タイル(デザインのバリエーション◎)
- 4.フロアタイル(耐久性◎)
〈1〉フローリング
メリット | ・木目調で温かみのある空間をつくることができる ・リビングやダイニングの床と調和しやすい |
デメリット | ・水はねや汚れを放置するとシミ汚れの原因になる ・一部分だけを張り替えることはできない |
一般的な住宅で多く使われている床材です。リビングの床としてもよく使われているため、調和しやすいのが特徴。木目調で温かみのある空間をつくれます。
キッチンの床材にフローリングを選ぶ場合には、防水加工や防汚加工が施されたものを選ぶのがおすすめ。サッと拭き取るだけで劣化を抑えられます。
▼複合フローリング
基材(合板など)に薄くスライスした凸版を張り合わせたフローリング材。
耐水性や耐久性を高める加工を施したものが多く、さまざまな機能性からキッチンに合わせたタイプを選べます。デザインのバリエーションが多いのも特徴的。
防水加工や防汚加工が施されたものもありますが、水や油汚れを放置すると表面が剥がれることもあるので、こまめな水拭き掃除でお手入れしていきましょう。
▼無垢フローリング
“重ね合わせ”や“継ぎ足し”などの加工をせず、単層でできたフローリング材。木材の種類によって異なる質感を楽しめます。
肌触りのよさや、保湿性や断熱性が高いことがメリットとして挙げられます。
天然木材のなかでもフローリングとして使える部分を厳選してつくられているため、複合フローリングよりも高額になってしまう傾向にあります。
素材の質感を生かすために、表面には必要最低限の保護加工のみされていることが多いのも特徴。丁寧なメンテナンスやお手入れが必要となります。
〈2〉クッションフロア
メリット | ・表面を加工しているので耐水性がある |
デメリット | ・熱や薬剤に弱い ・フローリングとの境目が気になる |
主に、塩化ビニール樹脂でできたシート状の床材のことをいいます。耐水性があり水や脂が付着しても内部まで浸透しにくいので、キッチンやトイレなどの水回りによく使われます。
また、適度な弾力性があるため、食器を落としても割れにくく、足腰の負担を軽減してくれるのもポイント。
防菌や防カビなど、さまざまな機能性や豊富なバリエーションのなかから選べるので、自分の理想のものが見つかりやすいのも大きな魅力といえるでしょう。
〈3〉タイル
メリット | ・デザインのバリエーションが豊富 ・防水性や耐久性が高い |
デメリット | ・目地に汚れがつきやすい ・冬場は足元が冷えやすい |
タイルは、取り入れるだけでモダンでおしゃれな空間になるため、インテリアにこだわりがある方からも人気の床材です。
防水性や耐久性が高いため、経年劣化や変質がほかの床材に比べて少ないのがうれしいポイント。
ただし、ひんやりとした感触なので夏場は心地よいですが、冬場は冷えやすくなるのが懸念点。また、タイル同士の目地には汚れが貯まりやすいため、丁寧なお手入れが必要です。
〈4〉フロアタイル
メリット | ・既存の床の上から張ることができるのでリフォームにもおすすめ |
デメリット | ・タイルに比べると耐久性は劣る ・経年劣化が目立ったら張り替える必要性がある |
主に、塩化ビニール樹脂でできたタイル状の床材のことをいいます。もともとある床の上から張ることもできるため、DIYやリフォームにもおすすめです。
正方形タイプなどのそれぞれのフロアタイルをくっつけて施工するため、通常のタイルよりも、目地がなく掃除が簡単なのが特徴。
ただし、タイルに比べると耐久性は劣ってしまうため、経年劣化が目立ち始めたら張り替えましょう。
後悔しない!キッチンの床材の選び方
〈1〉冷えにくい素材を選ぶ
冬場など寒い時期に気になるポイントが、キッチンに立ち続けていると足元が冷えてしまうこと。寒い地域に住んでいる方や冷え性の方は、クッション性のある床材や冷えにくい素材を選ぶのがおすすめです。
また、床暖房を入れたい場合には、床暖房OKな床材を選ぶことがマスト。
〈2〉お手入れのしやすい素材を選ぶ
キッチンの床は水や油汚れが溜まりがち。サッと拭くだけで汚れが落ちやすく、何度拭いてもコーティングが剥がれにくいなど、掃除のしやすい床材を選ぶとよいでしょう。
経年劣化の軽減にも繋がります。
〈3〉滑りにくい素材を選ぶ
床に水がはねやすいキッチンでは、転倒などのリスクも考えられます。割れやすい食器や加熱中の鍋、調理器具などを使うキッチンでは、転倒するだけでも大怪我をおってしまう可能性も...。万が一の事故を防ぐためにも、滑りにくい床材を選びましょう。
〈4〉おしゃれなデザイン性も重視
機能面はもちろん大切ですが、なによりもこだわりたいのがデザイン性。日常的に使う空間なので、色や質感など自分好みの床材を選びましょう。
また、リビングと繋がっている(カウンターキッチンや1LDKなど)キッチン床は、デザインや質感などをリビングと合わせると調和されます。
リビングとキッチンの床の境目はどうする?
カウンターキッチンやLDKなどのリビングとキッチンが一体化した間取りの場合、キッチンのみに「クッションフロア」や「フロアタイル」を使用すると、「フローリング」との境目が気になってしまう場合があります。
「クッションフロア」や「フロアタイル」はビニール素材でできているため、ほかの床材に比べるとどうしても質感が見劣りしてしまうからです。
そのため、カウンターキッチンやLDKの間取りの場合には、「クッションフロア」や「フロアタイル」以外の床材を使用するのがおすすめです。
「クッションフロア」や「フロアタイル」にする場合、似た色や柄にして空間が途切れるような不自然さを目立たなくするのがおすすめ。または、あえて違う素材感やデザインを楽しむのももちろんOKです。
キッチンの床材をリフォームしてもらう場合の費用相場
リフォームの費用相場
フローリング | 約170,000円(税込) |
クッションフロア | 約45,000円(税込) |
タイル | 約90,000円(税込) |
フロアタイル | 約60,000円(税込) |
※料金目安は、LIMIA編集部がネットで確認できるリフォーム業者のおおよその料金に基づいたものです。(2023年9月時点)
6帖のキッチンの床材を張り替える場合の相場価格は上記のとおり。床材の種類によっても金額に大きな差が出ることがわかります。クッションフロアやフロアタイルなどは、もとの床の上から張ることができるため、比較的安価で施工できます。
耐久年数の目安とリフォームタイミング
耐久年数 | 経年劣化の症状 |
|
フローリング | 15~20年 | へこみ、きしみ、傷、変色、浮き |
クッションフロア | 10年 | 汚れ、剥がれ、割れ |
タイル | 10年 | 傷、亀裂 |
フロアタイル | 10年 | 汚れ、剥がれ、割れ |
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【Q&A】キッチンの床材に関するよくある疑問
Q1. キッチン床におすすめの素材の種類は?
Q2. 手入れが楽なキッチンの床材は?
関連記事も合わせてチェック!
※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年9月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。
※賃貸物件を退去する際には原状回復を行う義務があるため、壁や床、ドアなどの部屋の設備に変更を加える場合は必ず賃貸借契約書を確認の上、事前に家主や管理会社の許可を取るようにしてください。
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