コーキングとは?外壁塗装での役割やシーリングとの違いを解説
コーキングとは、外壁と外壁の隙間を埋める充填剤のことです。コーキングすることで、防水効果を得られたり、外壁にかかる負担を軽減して劣化を防いでくれたりします。また、コーキングとシーリングには、明確な違いはなくほぼ同じ意味で使われます。他にもコーキングのメンテナンス年数やDIYのやり方も紹介します。
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コーキングとは?
コーキングとは、外壁同士の隙間を埋める充填剤のことを指します。主に、防水や外壁の負担を軽減して建物の劣化を防ぐ役割があります。ほかにも、建材を固定する目的でも使用されます。
コーキングとシーリングの違い
コーキングとシーリングには明確な違いはなく、ほとんど同じ意味合いで建築現場では使われています。そのため、シーリングにも防水や外壁への負担を減らす効果があります。
コーキングの種類と特徴
ここでは、主に外壁で使われるコーキングの種類とそれぞれの特徴を紹介します。種類によって異なる特徴を理解することで、適したコーキング剤を選べます。
アクリル系
水性のアクリル系コーキング剤は、のびがよく塗りやすく、湿った場所にも使用ができるのが特徴です。ただ、日光が当たるような場所では耐久性が低くなるため、外壁のシーリングにはやや不向きなのがデメリット。
ポリウレタン系
ポリウレタン系のコーキング剤は単価が安く、弾力性がありつつも塗りやすいのが特徴です。ポリウレタン系は、紫外線に弱いため、日光が当たる外壁で使用する場合には、コーキング剤の上から塗料を塗る必要があります。
シリコン系
シリコン系は単価が安く、耐久性があるため全体的にバランスが取れています。ただ、コーキング剤の上に塗料がのりにくいため、外壁での使用にはやや不向きです。
変成シリコン系
変成シリコン系は硬化時間が短く、耐久性が強く、強度もあるため、外壁への使用にも向いています。高性能なため、他のコーキング剤に比べて単価がやや高いです。
コーキングの劣化症状
- 初期症状:硬化、肉やせ、ひび割れ
- 重度の症状:浮き、剥離、欠落
コーキング材は上記のような経年劣化が発生します。初期症状が現れた経過を観察しておきましょう。浮き、剥離、欠落などの重度の症状が出てきたら修繕が必要です。そのまま放置すると、水が屋内に入ってきたり、外壁の強度が低下する可能性もあります。
メンテナンスは5〜10年が目安
コーキング材の耐用年数は製品によって異なりますが、約5〜10年を目安にメンテナンスを行いましょう。とくに日光が当たる部分は劣化が早いため、定期的に点検を行うのがおすすめです。
コーキングの修繕は専門業者に依頼しよう!
コーキングのメンテナンスや修繕は専門業者に依頼しましょう。ここでは、外壁の専門業者を紹介します。
ヌリカエ
「ヌリカエ」は、住んでいる地域の外壁塗装業者を調べられるサービスです。サイト内で簡単な質問に答えると、自分に合った外壁塗装業者を提案してくれます。
電話問い合わせ時の通話料は無料で、受付時間は10:00〜19:00までです。土日祝日にも問い合わせできるため、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
外壁プランナー
※サイト全体での問い合わせ件数(2022年10月末時点)
※実査委託先:ゼネラルリサーチ(2018年度調査)
「外壁塗装プランナー」は、専門スタッフが利用者の要望に合った業者を紹介してくれるサービスです。
電話または公式ホームページの問い合わせフォームから問い合わせができます。電話は、24時間365日受け付けているため、外壁塗装業者を選ぶのに迷ったら気軽に相談してみましょう。
コーキングを自分でDIYするやり方
- 1.施工部分を掃除する
- 2.目地サイズをバックアップ材で整える
- 3.目地の外側を養生する
- 4.プライマーを塗る
- 5.コーキング剤を空気を入れないように素早く入れる
- 6.表面をヘラでならす
- 7.養生を慎重に剥がす
少しの修繕であれば、自分でコーキング材を使って直すこともできます。コーキングの手順は上記の通りです。ただ、うまくコーキングできなかったり、高所での作業では危険を伴うこともあるので、注意しましょう。
コーキングに関するQ&A
Q1. コーキングとは?
A. 外壁同士の隙間を埋める充填剤のこと
コーキングで外壁同士の隙間を埋めることで、水の侵入を防いだり、外壁の負担を軽減する役割があります。
Q2. コーキングとシーリングの違いとは?
A. ほとんど同じ意味で使われる
コーキングとシーリングには明確な違いはなく、建築現場ではほぼ同じ意味で使われています。
Q3. コーキングのメンテナンスの目安年数は?
A. 約5〜10年が目安
コーキングは約5〜10年を目安にメンテナンスを行いましょう。日光が当たりやすい場所は、より劣化が早いので5年未満で修繕が必要になる可能性もあります。定期的に状態を確認するといいでしょう。
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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年9月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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