天窓(トップライト)で雨漏り発生!原因や応急処置・修理方法を解説
天窓(トップライト)は、雨漏りのリスクが高いと言われています。その原因とは? 実際に雨漏りが起きてしまった場合の応急処置や修理方法も紹介します。火災保険が適用されるのかについても解説しているので、ぜひ本記事を参考にしてみてください!
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 3376
- 0
- 0
-
いいね
-
クリップ
天窓(トップライト)にするメリット・デメリット
天窓にするメリット
- 通常の窓の3倍以上の採光効果がある
- 窓を開けてもプライバシーが確保できる
- 照明の役割で光熱費の削減になる
▼ 通常の窓の3倍以上の採光効果がある
太陽光に当たることは、人間の体内リズムを整えて骨を丈夫に維持したりなど、健康にいいとされています。引き違い窓や掃き出し窓に比べて3倍以上の採光効果があり、光を取りいれたい方に天窓はおすすめです。
▼プライバシーを確保しながら窓が開けられる
住宅密集地や防犯的に窓を開けると不安など窓を開けたくても開けられない場合があります。そういったとき天窓ならば、プライバシーを確保しながらも窓を開けて換気することができます。
▼ 照明の役割で光熱費の削減になる
天窓を設置すると昼間は照明がいらないほど部屋に明るさをもたらしてくれるため光熱費の削減になります。
また、事故防止のため階段付近など明るくしておきたい場所にも天窓は好適。設計上、階段付近の壁に窓が設置できないなどがある場合は天窓を取り入れるのもおすすめです。
天窓にするデメリット
- 掃除やメンテナンスが大変
- 眩しさや日焼けが気になる
- 雨漏りする可能性がある
▼ 掃除やメンテナンスが大変
天窓は簡単に届く場所にないために掃除に手間がかかったり、ご自身でのメンテナンスが難しく、汚れが溜まりやすくなります。
▼眩しさや日焼けが気になる
天窓から差し込む光が眩しいと感じたり、日焼けが気になってしまうこともあります。ブラインドやカーテンをつけて対策をします。
▼ 雨漏りする可能性がある
天井部分に設置する天窓は、屋根に穴を開けるため雨漏りする確率がどうしても上がってしまいます。
天窓の雨漏りの原因
天窓(トップライト)で雨漏りが発生すると、どんな症状がでるのでしょうか? 天窓の雨漏りの症状と原因を説明します。
天窓で雨漏りが発生するとどうなる?
雨漏りというと水滴が落ちるイメージがあるかと思います。
しかし、天窓(トップライト)は屋根の勾配に沿って設置されているため、天窓から水滴が落ちてくる場合は少なく、雨水がサッシ部分を伝って天窓の下方部分の壁にシミや黒ずみを作ります。
また、そういった症状を長期的に放置してしまうと、クロスが剥がれてきたり、下地の木材が腐食したりと被害が広がります。
天窓からの雨漏り原因
- ゴムパッキンやシーリング材の劣化
- エプロンや防水紙の劣化
- ガラス部分の破損
- 落ち葉やごみのつまりによるオーバーフロー
▼ ゴムパッキンやシーリング材の劣化
ガラス部分と天窓の枠の間の隙間を塞いでいるゴムパッキンやシーリング材が、長年の雨水や紫外線の影響により亀裂などを起こすことで隙間が生じ雨漏りを発生させてしまいます。
天窓の設置から10年ほど経過していたらコーキングの打ち直しなども検討してみましょう。
▼ エプロンや防水紙の劣化
水が入らないように天窓の周りにはエプロンと呼ばれる板金や防水紙が立ち上がるように施工されており、天窓と屋根の間の隙間を埋めてます。
しかし、経年劣化や施工不良などによりエプロンや防水紙に不具合があると雨漏りをしてしまいます。
▼ ガラスの破損
台風・強風による被害などで、ガラスにヒビが入ったり割れてしまったりすると、そこから雨が侵入し雨漏りになります。
▼ 落ち葉やごみのつまりによるオーバーフロー
天窓の周りに落ち葉やごみが溜まり、うまく雨水が流れていかなくなることでエプロンの内部に水が侵入するオーバーフローを起こしてしまいます。そのため、天窓の周りはごみを溜めないように掃除する必要があります。
天窓の雨漏り修理は火災保険が適用される?
実際、修理となるとそれなりの費用がかかり、火災保険でまかなえるのでは? と思う方も多いはず。ここでは、火災保険が適応される条件について紹介していきます
火災保険で補償される条件
- 被害発生から3年以内
- 被害原因が自然災害によるもの
▼ 被害発生から3年以内
火災保険は基本的に3年以内の自然災害による損害に対して補償がされます。そのため、台風や落雷、雪災後に被害が発生したらできるだけ早く相談をするようにしましょう。
▼ 被害原因が自然災害によるもの
そもそも火災保険は火災や自然災害による被害に対して補償される保険のため、経年劣化での被害は対象になりません。
雨漏りの原因が自然災害又は経年劣化によるものか、書類の提出や被害説明などをして自然災害による被害と証明する必要があります。
火災保険の補償対象 | 火災・落雷・風災・雹災・雪災・台風・竜巻・洪水・土砂崩れ |
天窓の雨漏りの修理・補修方法
天窓から雨漏りしたら、どういった修理方法があるのでしょうか。方法や修理費用の目安を紹介します。
天窓の修理には足場をかける必要があり、修理費用にプラス足場代として20万円程度かかると見込んでおきましょう。
コーキングで部分補修
天窓(トップライト)の雨漏りの原因として多いのがゴムパッキンやコーキング材の劣化による雨漏りです。雨水や紫外線に長年さらされることで亀裂や肉痩せを起こしガラス周りに隙間が生じてしまいます。
この場合は、隙間をコーキングを打ち直して埋める、部分的な補修で修理可能な場合があります。
コーキングなど部分補修の費用相場は数万円程度となります。
エプロンや防水シートの補修
天窓周りには、エプロンと呼ばれる板金と防水シートがあります。エプロンが錆びて穴があいたり、防水シートが破れてしまうと雨漏りを起こしてしまいます。
天窓周囲の屋根材を剥がし、エプロンや防水シートの補修などをするだけで修理可能な場合がありますが、広範囲にわたり修理が必要な場合には費用面からも天窓の交換がおすすめです。
修理の費用相場は、エプロンの補修で数万円~10万円程度、天窓周りの屋根材を剥がして防水シートを補修する場合は数万~数十万円程となります。
ガラスの破損の修理
ガラスにヒビや割れが生じた場合には交換といった手順になりますが、天窓のガラスは他のガラスに比べて頑丈に作られておりガラスのみ外すことが難しいです。
ガラス交換を行う場合には、天窓を枠ごと外す必要があるため天窓自体の交換も検討してみましょう。
腐食や歪みが進めば交換や撤去も検討
天窓の枠部分の木材や水切りなどに腐食や歪みが生じたら天窓の交換が推奨されます。築年数が20年程経過していたら、経年劣化によって天窓に不具合で出やすくなるため交換を検討しましょう。
天窓の交換費用相場は50万円~になります。
また、「メンテナンスが大変」「天窓をあまり活用しなかった」などといった理由で、天窓を撤去することも可能になります。
築年数10年未満の雨漏りは施工自体に問題があった可能性もあるため、家を建てた工務店やハウスメーカーに連絡をしましょう。
困ったら「雨漏り修理110番」に相談!
天窓(トップライト)の雨漏りに困っているという人は、「雨漏り修理110番」の利用がおすすめです。
雨漏り修理費用は27,500円(税込)〜で、壊れた箇所だけ修理することができ、どんな屋根の種類でも対応可能です。屋根の修理から防水工事まで行っているので、屋根の不具合でお困りの人にはオススメです。
電話でのご相談は24時間365日受付中のため、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
天窓から雨漏り!自分でできる応急処置
天窓から雨漏りしていたら、家電や家具などに被害が及ばないように移動をさせます。その後、天窓の下にブルーシートを敷いて雨水を受けるためバケツを置いておきましょう。
天窓から雨漏りはdiyで修理可能?
天窓の雨漏りは自分で修理をして費用を抑えたい方もいると思います。
ホームセンターなどでもコーキング剤は入手できますし、多少のDIY知識があれば自分で修理可能に感じます。
しかし、修理をするためには屋根に上がらなくてはならなく、転落の恐れもありとても危険です。そのため、ご自身で修理しようとせず業者へ依頼することをおすすめします。
天窓(トップライト)の雨漏りに関するQ&A
Q1. トップライトの耐用年数はどれくらい?
A. 25~30年ほどになります。
トップライトの耐用年数は25~30年ほどで、紫外線や雨水の影響により天窓のパーツが劣化することで築年数が20年ほど経過すると雨漏りの発生率が上がります。
Q2. 天窓(トップライト)はやめとくべき?
A. メリットもたくさんあります。
天窓は「やめとけ」という意見もありますが、天窓にはメリットもたくさんあります。そのため良い悪いを把握して取り入れるか決めましょう。
●メリット
・採光がとれる
・開放感がある
・プライバシーを守りながらも換気ができる
・デザイン性があがる
●デメリット
・掃除やメンテナンスが大変
・眩しさや日焼けが気になる
・雨漏りのリスクがある
Q3. トップライトの主要メーカーは?
A. 「ベルックス」「YKK AP」などです。
「ベルックス」「YKK AP」「LIXIL」「三協アルミ」などが性能やデザイン性が高く、主なトップライトメーカーになります。
ベルックス
YKK AP
LIXIL
三協アルミ
雨漏りに関するその他の記事もチェック
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年7月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
- 3376
- 0
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
雨漏りの原因は?雨漏り箇所の見つけ方や修理費用、予防策まで分かりやすく解説LIMIA編集部
-
屋根の雨漏りの原因&修理方法!修理費用の相場や自分でできる応急処置も紹介LIMIA編集部
-
ベランダの雨漏りは放っておくと危険!【原因&修理方法】自分でできる応急処置まで徹底解説LIMIA編集部
-
サンルームが雨漏り!困ったときの修理方法はdiy?それとも業者?LIMIA編集部
-
トタン屋根の雨漏り原因と修理方法!費用相場や自分でできるDIY方法も紹介LIMIA編集部
-
【雨漏り修理のやり方】いくらかかる?自分で直せる?助成金の使い方までまるわかりLIMIA編集部
-
外壁の雨漏りの原因は?修理方法と費用、火災保険の適用有無から自分でできる応急処置までまるわかりLIMIA編集部
-
天井の雨漏りの原因と対処方法!DIY応急処置や対策・業者に依頼したときの費用相場も解説LIMIA編集部
-
【瓦屋根の修理方法や修理費用】DIYできる?補助金の有無&メンテナンス時期まで徹底解説LIMIA編集部
-
サッシの雨漏り原因・対処方法!応急処置や修理費用の相場まで紹介LIMIA編集部
-
陸屋根(屋上)から雨漏りする原因は?防水工事の種類やメリット・デメリットを紹介LIMIA編集部
-
【雨漏りの修理費用はどのくらい?】自分で直せる?保険はきく?気になる疑問を解決LIMIA編集部
-
ベタ基礎でもシロアリ対策は必要?理由と予防方法を解説LIMIA編集部