お金の知識は大人の常識!いまこそ、FP3級取得のススメ

「将来がなんとなく不安」と漠然と悩む人は少なくありません。そんな人には、もっとお金の知識が必要なのかもしれません。そこでオススメなのが「ファイナンシャルプランナー3級」の勉強をしてみること。お金に関する最低限必要な知識が身について、家計管理にも役立ちますよ。

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ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナー(以下「FP」)とは、顧客のライフプランに即した資金計画の提案やアドバイスを行うお金の専門家のこと。れっきとした国家資格です。

こんなふうにいってしまうと「そんな難しそうな資格、自分には無理!」と思うかもしれません。

でも3級はFPの入門編。資格を取ったからといって就職や転職に役立つようなものではありませんが、社会人として必要なお金の基礎知識が幅広く学べるのです。それだけ取りやすい資格だということもできます。

では、FP3級の内容をざっと挙げてみましょう。

社会保険、公的年金

公的なセーフティネットとして知られているのは、年金(国民年金・厚生年金)、病院で使う健康保険、生活保護、失業保険くらいでしょうか。

でも実際には、医療費が一定額を超えた場合に戻ってくる高額療養費制度、出産育児一時金、労災時の休業補償など、さまざまな補償が用意されています。

公的な補助のほとんどは、自分が申請しないともらえないもの。「もらえるものはもらう」ためには、自分が知識を身につけるしかないのです。

生命保険、損害保険

こちらは、いわゆる民間の保険会社が販売している保険の話。「保険って本当に必要なの?」「保険会社の人の話は信用していいの?」など、こんな疑問が沸いてくるのは、保険の基礎知識がないからですよね。自分に最低限の知識があるだけで、保険の話は怖いものではなくなります。

また、FP3級を勉強することで公的な支援についての知識も得られるので、追加で必要な民間の保険を検討しやすくなります。

税金

サラリーマン家庭の場合、普段の生活で税金を意識することは少ないかもしれません。でも「勝手に引かれるのだから税金の知識はいらないかな」と考えるのは早計です。

例えば家を建てるとき、親から大金を受け取ってしまうと贈与税がかかることがあります。また、預貯金がなくても家や土地に相続税が発生することがありますし、空き家になった実家を維持するためには固定資産税がかかります。

意外と他人事ではない税金の話。早めに知っておくことが大切です。

資産運用

元本保証されない資産運用には慎重さが必要ですが、いまは老後の年金を当てにできない時代。「ローリスクローリターンの投資ならしてみてもいいかも」と思っているなら、「株とは?」「投資信託とは?」といった基礎知識を学んでみるのもいいですね。

不動産

一般人が不動産を自分で鑑定したり、売買したりするケースはあまりないので、この部分の知識はそれほど役には立たないかもしれません。でも「田舎の実家を最終的にどうするかが悩み」というような場合は、基礎知識があったほうがいいかもしれません。

社会人の必須知識! ファイナンシャルプランナー

FP3級は「高校の必須科目にすればいいのに!」と思ってしまうほど、社会人として生きていくうえで必要な知識を学べる資格です。お金に強くなる第一歩として、身につけてみてはいかがですか?

●ライター 一番ヶ瀬絵梨子

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