ちょこんとかわいい!盆栽は、今から始めた方が良いって知ってました?

自然を身近に感じたい人たちの間で話題となっているのが、手のひらにすっぽりと収まってしまう小さいサイズの盆栽。その名も「小品盆栽(こひんぼんさい)」です。

豊富な種類の植物を育てることができ、お手入れも簡単。コンパクトサイズなので、和室に限らず現代の生活環境にもマッチするものばかり。そんな手に乗ってしまうかわいい盆栽を求めて、三鷹台の〔季の風〕にお邪魔してきました。

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手の中に収まる小さな世界、その歩みは数十年の盆栽

今回お邪魔したのは閑静な住宅街にある盆栽カフェ〔季の風〕。 お店は純和風の建物です。

テラスには盆栽が一杯に並んでおり、壁には盆栽用のミニサイズの鉢がずらりと飾られてギャラリーに来たような感覚に。

さっそく、小品盆栽について勉強してみます!

盆栽は、若いうちから始めるのがいい!

一般的に盆栽と聞くと、ご年配の男性が嗜む趣味といったイメージが強いのではないでしょうか。

小品盆栽はそのミニチュアサイズの愛らしさや、現代住宅環境にも取り入れやすいことから若い年代の、特に女性を中心に支持されはじめているそう。

ちなみに、小品盆栽とは高さ20センチまでのものの呼び方です。

この小さなサイズ。パッと見ると、数ヶ月でできそうですが、40年手間暇かけて作られた、結晶だということ。

不安定な苗の状態から、目の離せる状態に成長するまで2〜3年かかり、形を整えるのに年単位の時間が必要とのことです。

だから、盆栽は早くに始めた方が楽しんでいいものが作れるとのことでした。

大きくしてから小さくする

そんな小品盆栽の魅力といえば、何と言ってもその形や佇まいの中に雄大な自然を感じることができる点です。手のひらに収まる大きさの中に、自然の情景が見えてきます! 小さいながらも、花が咲いたり、葉が紅葉したりとお部屋で季節の移ろいを感じることができます。

赤い実が秋らしい、紅紫檀(ベニシタン)にも実がなっていました。

小さくても木肌のあらあらしさや、風格などを持ち合わせているものの方が好まれるとのこと。

これらの小さいサイズの盆栽は、一度大きく育ててから、美しく見える形に剪定するそう。その育成過程では、どうしても年月が必要です。だからこそ、早めに始める方が、いい盆栽を作れるそうです。

テラスで自家製ケーキと、挽きたてコーヒーで一息

盆栽を取り扱うことからお店の立地にはこだわったらしく、心地いい日差しが店内にも入り込む、そんな場所でゆっくりとコーヒーとケーキを楽しむことができます。

ケーキは日替わりで、季節の素材を取り入れながら手作りで作っているそう。このときはローズヒップの紅茶と、レモンとくるみのパウンドケーキでした。

さいごに

パッと見て若い盆栽も、実は年齢ではだいぶ先輩ということも多いです。中には樹齢80年のものなどもあり、そのサイズから最初に感じる印象は大きく変わってきます。でも、眺めているうちに鉢いっぱいに生命力を感じることもできます。

小さいうちから育て、人間と一緒に生きていくことができるもの盆栽の魅力。皆さまもぜひ、自然の趣を感じることができる小品盆栽取り入れてみてはいかがでしょうか?

【店舗情報】
●店舗名: 小品盆栽 季の風
●住所:東京都三鷹市井の頭2-27-9
●定休日:火・水・木曜日
●営業時間:11:00〜17:00
●問い合わせ先:042-224-7338

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