ハトやカラスに大迷惑。鳥害の実態から具体的な対策・効果まで【鳥対策・前編】
電線に止まる、大量の鳥……。日ごろからフンや鳴き声、ごみ荒らしに悩まされている方にとっては、見たくない光景でしょう。この記事では、鳥害の実態とその対策について、前後編で考えていきます。
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ベランダをフンで汚し、干していた洗濯物をぐしゃぐしゃにする鳥の被害は困りものです。鳥害は立地にも大きく影響されますが、そうそう簡単に引っ越せるわけではありません。
気持ちよく過ごすには、何かしらの対策を講じることが必要。そこでこの記事では、20〜50代の女性50人へのアンケートをもとに鳥害の実態を探りつつ、対策を紹介していきます。
■目次
1. 被害続出! ベランダでの鳥被害を受けた人は7割
2. 鳥害で最も脅威となるのは、ハトやカラスなど身近な鳥
まとめ
1. 被害続出! ベランダでの鳥被害を受けた人は7割
まずは具体的に、どのような被害にあっているか見ていきましょう。50名の女性のうち、ベランダで鳥の被害にあったことがあると答えたのは、約7割の34名。その被害はどのようなものなのでしょうか?
【フンの被害が多数】
■「よくハトやカラスが屋根の上に来るので、ベランダにもフンを落とされることはよくあります」(30代・主婦)
■「ベランダでハトのフン害にあったことがあります。窓ガラスにべっとりとついて洗い落とすのが大変でした」(40代・パート)
■「鳥のフンいっぱいで困ります。また、ハトがベランダに巣をつくったこともあります」(40代・主婦)
多かったのは、やはりフンの被害。特にハトのフン害がひどいという意見が多数。なかなかフンは落ちにくいだけに、イライラもつのるばかり……。
【荒らしの被害に遭った人も】
■「イチゴをプランターで栽培していたら食べられてしまったことがあります」(30代・主婦)
■「ゴミ出し忘れ防止のために、生ごみを外に出して置いたら、ごみを荒らされてしまった」(20代・パート)
■「ダンボールにゴミ袋を入れていたら、カラスに突かれてゴミが散乱していた」(30代・主婦)
農村での鳥害としては、農作物が荒らされたなどの事例が聞かれますが、鳥による荒らしは都市部も例外ではありません。ベランダで家庭菜園をされている方なども被害にあっている様子です。
【被害にあったことがない】
■「基本的に家の周りに木が多く、またベランダにも若干ひさしのようになっているところがあるので鳥に邪魔されることはないからです」(30代・主婦)
■「パトロールする猫が多い地域のせいか、野鳥はあまり近寄ってきません」(50代・個人事業主)
ただその一方で、被害にあったことがないという方も全体の3割以上いました。要因としては家の周りの環境が大きいようで、猫や家を覆う木の存在が挙がりました。
2. 鳥害で最も脅威となるのは、ハトやカラスなど身近な鳥
次に、どのような鳥によってベランダを荒らされているか見ていきます。最も多かったのは、「ハト」。次いで「カラス」や「スズメ」という回答が多くなりました。
【ハト】
■「ベランダで鳴くので、とてもうるさいし、何よりもフン被害が一番堪える。ハトは人なれしていることもあり、追い払ってもすぐまた居ついてしまうので、困っている」(30代・個人事業主)
■「今住んでいる賃貸マンションのベランダにハトが住み着いて、巣を作って卵を産んだり糞の被害に困っています。洗濯物等に害はありませんが、妊娠中のためトキソプラズマ等の菌が不安で窓を開けるのが怖いです。旦那が掃除をしたりハトよけグッズを設置しましたが見栄えが悪く、せっかくの景色が台無しだなと思う事があります」(30代・正社員)
■「近所の人がハトに餌をあげているのでマンションでハトの糞害が問題になってます」(30代・主婦)
平和の象徴であるハトも、ベランダを荒らされている立場からすればなんとも憎らしい存在。ハトのフンは汚れや臭いの被害があるほか、病原菌を媒介したり害虫の原因にもなったりするので注意が必要です。
【カラス】
■「カラスは怖がりもしないので本当に被害が大きいです。こちらがカラスにおびえています」(30代・主婦)
■「ダンボールにゴミを入れていたが蓋を破られゴミを散らかされたので蓋つきのゴミ箱を使用している」(30代・主婦)
フンではなく、荒らし被害を多く発生させている鳥といえば、カラスです。人慣れしているため、追い払っても怖がらず、逆に威嚇してくるほど。ゴミや鉢植えの荒らしや鳴き声の被害が顕著です。
【そのほかの鳥の被害も……】
■「ベランダで楽しそうにチュンチュン鳴いているが、フンが凄いし、何匹も一緒にくる」(40代・主婦)
■「以前住んでいたところは、ムクドリ軍団でした。今住んでいるところはそれほど海辺ではないのですが、カモメです!! 被害はありませんが、鳴き声がうるさいです。ベランダ近くでカモメを発見した時はかわいいと思っていましたが、鳴き声大きくてうるさいです!」(40代・主婦)
ハトやカラス以外にも、ムクドリやスズメ、海に近い地域ではカモメなどの被害も。
鳥による被害が大きくなるのは、何よりその個体数が多いためです。単体では可愛らしい鳥も、群れになると途端に害鳥となってしまうようです。
まとめ
鳥による被害には、意外に多くの方が頭を抱えていることがわかりましたね。特にハトやカラスはどこにでもいるため、たとえ引っ越したとしても、その被害に苦しむ可能性はあります。
そこで後編では、その対策について見ていきます。みなさんはどのような方法で鳥の被害を防いでいるのでしょうか。
アンケート実施期間:2017年8月9〜10日
対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方
アンケート総数:50
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