【蔵のリノベーション】収納のスペースから居住空間に
広い敷地の中で、母屋の脇にひっそり建っていた「蔵」。先々代の時代から荷物や道具などが、保管されていました。中には何十年開けたことのない謎の箱や、造り付けの押入には着物やお布団なども・・・。
今回は、この敷地全体の整備の一つとして、蔵の利用価値を見直しすることになりました。まずは、中に保管されていた荷物を整理して、空っぽにするところから・・・。
新しくする蔵の内部は、床や階段を付け替えて、1、2階とも居住スペースに改装します。蔵の手前の下屋根スペースを若干、増築して、「キッチン」+「ダイニング」+「シャワー」+「洗面」+「トイレ」をつくっていきます。「蔵」の内部とそれに付随した増築スペースで、完結する住空間をつくるプロジェクトです。
工事は、蔵前増築部分の基礎コンクリート工事から。基礎コンクリートを打設するために、下屋根の丸桁(まるげた・がぎょう)を支えていた既存の柱も撤去して、仮設のサポートで支えている状態です。
(株)独楽蔵 KOMAGURA