Y邸-写真現像用の暗室と広めの玄関を
ご主人は千葉県、奥様は都内で働いているご夫婦です。社宅に住んでいましたが、取り壊しが決まったため、新しい住まいを探すことになり、新築も検討したものの、せっかくなら「趣味を生かした部屋にしたい」と相談に来られました。
大のカメラ好きのYさんのご要望は「暗室」でした。そして「広めの玄関」。月に1度くらいとのことだったので、暗室は洗面所の一部に作ることに。普段は洗面所ですが、隅にある扉を開けると中には現像用の流しがあり、引き延ばし機も収納されています。作業をするときは、洗面所の出入り口の扉を閉めれば、部屋全体が暗室になり、洗面所の扉を開ければ、キッチンから風呂まで一直線につながり、家事動線がとてもスムーズです。
キッチンはカウンターが高めの半クローズドな空間。シンクやコンロは業務用。寝室はとてもコンパクトです。
都会と自然、趣味と仕事。無駄なところにお金はかけず、好きなことを身の丈で実現したバランスのいい住まいです。
ブルースタジオ