在宅勤務時のCO2濃度リスク
1. 在宅勤務で気を付けたい換気問題
国土交通省が2021年3月に発表したWEB調査結果によると、2020年の就業者におけるテレワーカーの割合は22.5%で、過去5年間の最高値を記録しました。テレワークの実施場所は自宅が約90%と最も高くなっており、テレワーカーの多くが在宅勤務をしていることが分かります。
在宅勤務でオフィスと同じレベルの生産性を保つためには、作業環境などの整備を行う必要があります。
デスクやチェア、PCやディスプレイの新調といった目に見える対応は分かりやすいのですが、作業を行う部屋のCO2(二酸化炭素)濃度の管理は忘れられがちです。
なぜなら、オフィスで働いている場合には自ら意識しなくても適切な換気が行われていることが多いのに対し、在宅勤務では自ら意識して換気を行わなければならないからです。
本コラムでは、CO2濃度と労働生産性の関係に関する研究結果を踏まえた上で、在宅勤務をする部屋のCO2濃度管理について紹介します。
株式会社Ms(エムズ)