【北海道】昼~夜にかけて!阿寒湖観光をフルに楽しむモデルコース

特別天然記念物・マリモの生息地として有名な阿寒湖(あかんこ)。湖畔沿いには高級ホテルやお土産屋が立ち並びます。阿寒湖観光で嬉しいのは、主な見どころを徒歩で巡ることができ、ぶらぶらしながら町散策を楽しめること。この記事では、ランチからナイトウォークまで阿寒湖を目一杯楽しむモデルコースをご紹介しています。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 14
  • 0
  • 0
  • いいね
  • クリップ

特別天然記念物・マリモの生息地として有名な阿寒湖(あかんこ)。湖畔沿いには高級ホテルやお土産屋が立ち並びます。阿寒湖観光で嬉しいのは、主な見どころを徒歩で巡ることができ、ぶらぶらしながら町散策を楽しめること。この記事では、ランチからナイトウォークまで阿寒湖を目一杯楽しむモデルコースをご紹介しています。

【11:30】ランチは「海兵」で湖の食材を堪能

阿寒湖を訪問したらぜひ食べたいのが、湖の食材を使ったお料理。そこでおすすめなのが、「海兵(うみへい)」です。こちらのお店では食事提供のほか、釣り道具やボートの貸出も行っています。

わかさぎ天丼は、わかさぎとナスの天ぷらがたっぷりのったメニューです。写真だけでは伝わりにくいですが、とにかく阿寒湖産わかさぎの美味しさが際立ち、衣のカリカリ食感と、わかさぎのジューシー感を堪能できます。

レイクロブスター(ウチダザリガニ)は、アメリカから食用として持ち込まれた外来種です。殻を剥くのは大変ですが、カニのような風味で大変美味。外来種として駆除対象になっているため、積極的に食べて生態系維持に協力したいですね。

【スポット情報】

【13:00】阿寒湖遊覧船でマリモ展示観察センターへ

ランチのあとは、阿寒湖遊覧船に乗りましょう。海平から徒歩すぐの場所に、チケット売り場と船乗り場(幸運の森桟橋)があります。時刻表は

をご参照ください。筆者は13時の回に乗船しました。大人2,000円、小人1,040円です。

遊覧船は一周約85分です。途中、阿寒湖に浮かぶチュウルイ島へ降り立ち、特別天然記念物のマリモを観察する時間が15分あります。マリモができるまでの様子が、水槽の中で展示されています。野生のマリモはチュウルイ島よりやや北上した場所に生息しているそうです。

阿寒湖は淡水のカルデラ湖で、最大水深は44メートルあります。湖上から穏やかな風景を楽しみましょう。船内にはアイヌの伝統工芸品が飾られており、地元の文化を知る機会にも。

【スポット情報】

【スポット情報】

【15:00】アイヌシアターイコロで「ロストカムイ」を鑑賞

遊覧船から降りたら、その足でアイヌシアターイコロへ向かい、舞台を鑑賞します。特におすすめなのが、3DCG、ダンス、古式舞踏を組み合わせた新演目「ロストカムイ」。当日観覧料は、大人2,200円、小学生600円です。

「ロストカムイ」は舞台と言いつつ、まるで3D映画を観ているようなデジタルアートと大迫力の音響が楽しめる作品。かつてアイヌとともに生きたエゾオオカミにスポットをあてた物語で、公演時間は約40分間です。

7~10月と5月6月の土日祝は、2公演(15時~、21時15分~)行われています。それ以外のシーズンは1公演(21時15分~)となるなど、スケジュールが変更しますので詳細は直接お問い合わせください。

【スポット情報】

【16:00】阿寒湖畔エコミュージアムセンター

「ロストカムイ」の感動を胸に抱いたまま、エコミュージアムセンターへ向かいます。阿寒湖は、総面積91,413ヘクタールもの広さがある「阿寒摩周国立公園」の一部です。センターでは特に、阿寒地域の自然を紹介しています。

館内では、映像展示、アイヌ文化展示、水槽展示、動物展示などが行われています。特に水槽展示ではマリモもあり、阿寒湖由来の丸いマリモが展示されているのは珍しいそうです。

【スポット情報】

【16:30】「森のこみち」をプチハイキング

阿寒湖畔ミュージアムセンターの裏山の尾根を通過するかたちで、遊歩道が整備されています。距離は約1km、所要時間は30分程度もあれば十分です。

国道241号線沿いの第一駐車場からスタートして、湖畔沿いへ向かうルート。最初は山登りのような雰囲気でスタートし、背丈のある木々のなかを歩きます。

徐々にボードウォークが出てきて、歩きやすい道のりへと変化します。北海道でしか見かけないような、独特の植物を目にすることもできるでしょう。やや藪っぽさもあるため、歩きやすい靴と服装がおすすめです。

【スポット情報】

【17:00】「ボッケ遊歩道」を歩き湖畔で夕日鑑賞

観光船乗り場(まりもの里桟橋)を起点として、湖畔沿いを通り、エコミュージアムセンターまで繋がる道のりを「ボッケ遊歩道」と言います。先述した「森のこみち」とも繋がっています。

ボッケ遊歩道の途中には、名前にも付いている「ボッケ」が出現します。ボッケとはアイヌ語で煮え立つことを意味し、泥火山のことを言います。実際に、熱せられた泥が火山ガスと一緒に噴出している様子を見学できます。

湖畔沿いでは、美しい夕景に出会うことができるでしょう。阿寒湖畔の澄んだ水と太陽に癒される瞬間です。湖へと近付けるデッキもありますので、ぜひ立ち寄ってみては。

【スポット情報】

【18:00】アイヌコタンでショッピング

阿寒湖の自然を満喫し終えたところで、ショッピングの時間に移ります。阿寒湖温泉エリアには町の至るところにお土産屋さんがありますが、特にアイヌコタンには民芸品店が密集します。

アイヌコタンとは、現在も100名以上の方が暮らす集落のことです。民芸品の制作販売を行われている方が多く、素敵な伝統工芸品が手に入ります。特に木彫りのアイテムは必見です。筆者は壁掛けとピアスを購入しました。

【スポット情報】

【18:30】ディナーは民芸喫茶ポロンノでアイヌ料理

ディナーにおすすめなのが、アイヌ料理が食べられる「民芸喫茶ポロンノ」です。先述したアイヌコタン内にあります。お店は細長い造りになっていて、アイヌの飾りやポスターが壁一面に。お洒落な空間です。

伝統的なアイヌ料理のほか、現代風にアレンジしたメニューもあります。ポッチェピザ(750円)は、冬の間は雪の中で眠らせ、春になり自然発酵させたジャガイモを生地に使ったピザです。もっちもちの食感がたまりません。

ユクセット(1,000円)は、オハウ(昆布だしの鹿汁)、アマム(雑穀の炊き込みご飯)、メフン(鮭の血合いの塩辛)が付いた定食です。ユック丼(1,000円)は、鹿肉が贅沢にのった丼ぶりで、スタミナが付きそうです。

【スポット情報】

【19:30以降】体験型ナイトウォーク「カムイルミナ」に参加

ディナーのあとは、阿寒湖の森をナイトウォークできる「カムイルミナ」へ参加します。カムイルミナとは、先述した「ボッケ遊歩道」のコースがプロジェクションマッピングや音声で彩られた中を、少人数グループになって歩く体験型ナイトウォークです。

カナダのマルチメディア・エンターテインメント・カンパニー「MOMENT FACTORY」がアイヌとともに共同制作したプロジェクトで、まるでテーマパークのアトラクションに参加したようなワクワク感と特別感を味わえます。

本記事を執筆している2021年度は、11月14日までの開催となり、その後のスケジュールは未定です。カムイルミナの参加方法や詳細については、以下の記事を合わせてご覧ください。

▼「カムイルミナ」に関する情報はこちらから▼

【スポット情報】

この記事を書いたトラベルライターから一言

阿寒湖温泉エリアを散策していると、なにかとフクロウのモチーフが多いことに気が付きます。アイヌ語でシマフクロウのことを「コタンコロカムイ」と呼び、「村を守る神」を意味するそうです。アイヌの生活が動物たちとともにあったことが伺えるエピソードでした。それもあって、記念に購入したピアスはフクロウ柄のものを選んでみました。(Sosyu Kikuchi)

  • 14
  • 0
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

トリップノートは、みんなでつくる旅行ガイドブックです。トラベルライター(約130名)による現地取材のオリジナル旅行記事や、トラベラー会員の皆さん(7万人以上)か…

トリップノートさんの他のアイデア

アウトドア・おでかけのデイリーランキング

おすすめのアイデア