通夜と葬式どちらで渡す?香典の渡し方や包む金額の相場をまとめ

香典の渡し方や書き方、包むべき金額の相場など、香典に関するマナーを徹底的にまとめました! 通夜と葬式ではどちらのタイミングで渡すべきなのかや、参列できない場合に渡す方法などの幅広い情報も紹介しています。香典に関するマナーを守って失礼のないようにしましょう。

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香典は通夜と葬式、どちらのタイミングで渡す?

香典を渡す上でまず気になるのが、「渡すタイミング」ではないでしょうか?

特に通夜と葬儀の両方に参列をする場合に、どちらで渡すべきか悩んでしまうケースは多く見られます。

結論から言うと、香典を渡すタイミングは通夜や葬儀の目的によって異なります。

葬儀のタイミングで香典を渡すケース

例えば親族や親しい知人など、故人に近しい人物のために通夜が開かれている場合は、一般参列者は無理に香典を渡すべきではありません。

このようなケースでは、葬儀に香典を渡すようにしましょう。

通夜のタイミングで香典を渡すケース

それに対して、葬儀に参列することが難しい一般参列者のために通夜が開かれている場合は、通夜の際に香典を渡しても問題はありません。

特に近年の都心部などでは通夜の目的が少しずつ変わってきているので、そのような通夜であれば香典を渡す行為はマナー違反とはならないでしょう。

しかし、ケースによっては通夜に香典を渡すと、「事前に準備をしていたのでは?」と思われてしまう恐れがあります。

通夜や葬儀の準備を前もって進めることはマナー違反とみなされるので、基本的には香典は葬儀の際に渡すことを考えましょう。

通夜では喪主や遺族への軽い挨拶にとどめて、通夜が終わってから葬儀に向けて香典の準備を進める、といった流れが望ましいと言えます。

もちろん、葬儀に参列することが難しい場合は、通夜の際に香典を渡しても問題はありません。

香典袋の選び方と金額

典を渡す際には、お金を香典袋に入れてから渡す必要があります。

しかし、香典袋にもさまざまな種類が存在しているので、「どの香典袋を選ぶべきかわからない」と不安に思っている方もいることでしょう。

香典袋は種類によって、主に以下の3つのポイントが異なります。

■表書き…表に記載されている文字

■水引…香典袋を結ぶ紐

■包み…香典袋のデザイン

表書きなどについては、相手の宗教や宗派ごとに適したものを選ばなくてはなりません。

そこで以下では、主な宗教や宗派に適した香典袋についてご紹介していきましょう。

宗教や宗派ごとの香典袋1.仏式

表書きについては、「御香典」もしくは「御香料」と記載されたものを用意します。水引は黒白の紐が基本となりますが、なければ双銀の結び切り(堅結びをしたもの)を選ぶようにしましょう。

包みに関しては、控えめに蓮の花がデザインされているものや白無地などが望ましいです。

宗教や宗派ごとの香典袋2.神式

神式の香典では、表書きに「御玉串料」や「御榊料」と記載されたものが一般的です。水引については仏式と同様に、黒白か双銀の結び切りを用意するようにしましょう。

包みのデザインは白無地のもので問題ありません。

宗教や宗派ごとの香典袋3.キリスト教式

プロテスタントでは表書きが「お花料」のもの、カトリックでは「お花料」か「御ミサ料」と記載されたものを用意します。水引に関しては黒白、もしくは双銀の結び切りで問題ありません。

包みは白無地が基本となりますが、百合や十字架などが描かれた香典袋もよく使用されています。

相手の宗教や宗派が分からない場合

水引については、黒白か双銀の結び切りを用意すれば問題ありません。

包みに関しても白無地のものを用意しておけば、主な宗教や宗派には対応できるでしょう。

ただし、表書きは必ず「御霊前」と記載されたものを用意しましょう。適した表書きは宗教ごとに大きく異なりますが、御霊前は一般的にどの宗教でも使用できる表書きとされています。

香典袋は包む金額に合わせる

このように、宗教や宗派ごとに適した香典袋は異なりますが、香典袋は包む金額に合わせることも重要とされています。

包んだ金額が少ないのにも関わらず、デザインが立派な香典袋を使用するとマナー違反とみなされてしまう恐れがあるためです。

包む金額を決めたら、以下を目安にして適したデザインの香典袋を選ぶようにしましょう。

■5,000円…封筒にデザインが印刷されたもの。一般的に水引は必要がないとされている。

■10,000円…黒白、もしくは双銀の水引が備わっているもの。

■30,000円以上…双銀の水引が備わっており、和紙で作られているもの。

上記を参考に適した香典袋を用意したら、次は香典袋に氏名や住所などを記載していきます。

ただし、香典袋の書き方にもマナーがいくつか存在しているので、次は香典袋の書き方の手順と注意点についてご紹介していきます。

香典の書き方。手順と注意点をまとめ

書き方の手順1.名前を書く

まずは、表書きの下側に名前を書きます。水引が備わっている場合は、水引の下側から書き始めるようにしましょう。

基本的には縦に名前を書けば問題ありませんが、中には複数名で香典を用意したり、代理で葬儀に参列をしたりする方も見られます。

これらのケースでは、以下のように名前を記載するようにしましょう。

■夫婦連名の場合…世帯主の氏名を中央下部に、配偶者の名のみをその左側に書く。

■3人の連名の場合…目上の人の氏名を中央下部に、それ以外の人の氏名をその左側に書く。

■4人以上の連名の場合…目上の人の氏名を中央下部に書き、その左側に「~一同」と記載する。

■夫の代理として妻が参列する場合…中央下部に夫の氏名を書き、その左側に小さく「内」と記載する。

書き方の手順2.中袋の表側に金額を書く

香典に包む金額は、中袋の表側中央に記載します。

例えば「金壱萬円」のように、縦に金額を記載すれば問題ありませんが、可能であれば改ざんができないよう漢数字の旧字体を使用するようにしましょう。

■5,000円を包む場合…金伍仟円

■10,000円を包む場合…金壱萬円

■30,000円を包む場合…金参萬円

書き方の手順3.中袋の裏側に住所を書く

次は中袋の裏側に住所と氏名を記載します。

中央より左側から住所を縦に書き始め、左下に氏名を記載すれば問題ありません。

香典の包む金額の相場。年代ごとにまとめ

香典に関して、特に気になるのが「包む金額」ではないでしょうか?周りに比べて少なすぎるとマナー違反となりますし、多すぎても相手に気を遣わせてしまいます。

香典に包む金額の相場は、あなたの年齢や故人との間柄などによって異なります。

そこで以下では、香典を包む側の年齢に分けて各シーンの適切な金額についてご紹介していきましょう。

金額の相場1.20代の方

■祖父母が亡くなった場合…10,000円

■両親や義理の両親が亡くなった場合…30,000円~100,000円

■兄弟姉妹や義兄弟が亡くなった場合…30,000円~50,000円

■叔父や叔母が亡くなった場合…10,000円

■上記以外の親戚が亡くなった場合…3,000円~10,000円

■勤め先の上司や同僚が亡くなった場合…5,000円(上司や同僚の家族が亡くなった場合は3,000円~5,000円)

■友人や知人が亡くなった場合…3,000円~5,000円

金額の相場2.30代の方

■祖父母が亡くなった場合…10,000円~30,000円

■両親や義理の両親が亡くなった場合…50,000円~100,000円

■兄弟姉妹や義兄弟が亡くなった場合…50,000円

■叔父や叔母が亡くなった場合…10,000円~20,000円

■上記以外の親戚が亡くなった場合…3,000円~20,000円

■勤め先の上司や同僚が亡くなった場合…5,000円~10,000円(上司や同僚の家族が亡くなった場合は3,000円~10,000円)

■友人や知人が亡くなった場合…5,000円~10,000円

金額の相場3.40代以上の方

■祖父母が亡くなった場合…30,000円~50,000円

■両親や義理の両親が亡くなった場合…100,000円以上

■兄弟姉妹や義兄弟が亡くなった場合…50,000円

■叔父や叔母が亡くなった場合…10,000円~30,000円

■上記以外の親戚が亡くなった場合…3,000円~30,000円

■勤め先の上司や同僚が亡くなった場合…10,000円以上(上司の家族が亡くなった場合は5,000円~10,000円、同僚の家族が亡くなった場合は3,000円~10,000円)

■友人や知人が亡くなった場合…5,000円~10,000円

上記を参考に包む金額を決めれば、特にマナー違反とはみなされないはずです。

ただし、香典では金額だけでなく、お金の包み方にもマナーが存在しているので、以下で正しい包み方もしっかりと確認しておきましょう。

香典の包み方のマナー

1.包むお金を用意する

香典のお金を用意する際には、新札を避けることがマナーとされています。

通夜や葬儀に向けて万全に準備をしていると、「故人の不幸を見越していた」といった印象を与えてしまうためです。

ただし、破れていたり汚れていたりするお札も避けるようにしましょう。

適度に新札の雰囲気がなくなっているお札を使用するか、新札を一度半分に折り曲げたものを用意することが望ましいとされています。

2.中袋にお金を入れる

お札を用意したら、まずはそのお札の向きを全てそろえます。

そして中袋にお札を入れますが、「お札の顔が見えているとマナー違反」とみなされる場合もあるので、裏向きにそろえた状態で中袋にお札を入れるようにしましょう。

3.中袋を外包みで包む

次は外包みで中袋を包んでいきます。

外包みを開いた状態で中央に中袋を置き、「左・右・下・上」の順に外包みを閉じていきましょう。

外包みを閉じたら、あとは水引を中心に据えて完成です。

香典の渡し方について

意外と見落としがちなのが、香典の渡し方に関するマナーです。

金額や香典袋の種類も大切ですが、香典は渡し方ひとつで相手に与える印象が変わるので、正しい手順を以下でしっかりと確認しておきましょう。

手順1.ふくさに香典を入れる

まずは、「ふくさ」と呼ばれる袋に香典を入れます。

香典袋のままで持っていくことはマナー違反とされているので、会場に到着する前にきちんと準備をしておきましょう。

手順2.受付で一例をして挨拶をする

会場に到着したら、受付で一礼をしてから挨拶の言葉を述べます。

挨拶に関しては、「この度はご愁傷様です」のように簡単なもので構いません。

手順3.ふくさの上に香典を置く

挨拶が済んだらふくさから香典を取り出し、ふくさを簡単にたたみます。

そのたたんだふくさの上に香典袋を置きましょう。

手順4.香典を相手が読みやすい向きに回して渡す

最後に香典袋を相手が読みやすいように回転させて、そのまま渡せば完了です。

香典を渡す際には、受付の方に「ご霊前にお供えください」と一言添えるようにしましょう。

芳名帳に住所や氏名を記載する形式では、受付に到着した時点で香典を渡します。

しかし、個別カードに住所などを記載して受付に渡す形式では、個別カードと一緒に香典も渡す方法が一般的とされています。

参列できない場合の香典の渡し方

では、仮に通夜にも葬儀にも参列できない場合は、香典をどのように渡すことが望ましいのでしょうか?

このようなケースでは、以下のいずれかの方法で香典を渡すことが一般的なマナーとされています。

1.後日香典を渡す

香典は通夜や葬儀の日だけでなく、これらの日以降に渡しても特に問題ではありません。

ただし、「四十九日法要」が過ぎているかどうかによって、以下のように適した表書きが異なるので注意が必要です。

■四十九日法要が過ぎていない場合…御霊前

■四十九日法要が過ぎている場合…御仏前

故人の自宅へ足を運ぶことが難しくない方は、上記の表書きに注意をして香典を後日渡すようにしましょう。

2.代理人に頼んでおく

代理人に香典を預けて、自分の代わりに渡してもらう方法も選択肢のひとつです。

ただし、勤め先の上司など目上の方に対しては、代理を依頼しないようにしましょう。

3.郵送で渡す

「遠方でどうしても参列が難しい」などの場合は、現金書留で香典を郵送します。

ただし、郵送で香典を送る際には、参列できなかったことを詫びる手紙を同封することがマナーとされているので注意しておきましょう。

香典のマナーをおさえて正しく通夜や葬儀に参列

通夜や葬儀に参列する場合、香典はほとんどのケースで必要になるものです。

また、仮に参列が難しかったとしても、代理人に頼んだり郵送したりなどの方法で渡すことがマナーとされています。

今回ご紹介したマナーを参考にしながら、相手にきちんと気持ちが伝わるように準備を進めるようにしましょう。

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