0.1秒の遅れが魅力に影響 頬の動きに着目した研究

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 人の印象を左右し、健康やその日のご機嫌も推し量ることができる“顔”。だから気にしてお手入れしたり表情筋を鍛えてみたり・・・。だが今年は外出の機会は激減し、顔を見せるのはオンライン、外出時もマスクだから、かなり無頓着になっているかもしれない。研究によれば、頬の肌の動きが遅れると、相手に与える印象として魅力が減ってしまうという。“コロナ明け”に備えて、鍛えねば・・・。

 工学院大学(東京)の情報学専攻博士課程2年生で、ポーラ化成工業(横浜)の研究員、黒住元紀さんの研究。モーションキャプチャで取得した10人の日本人女性の顔モデルをもとに、頬の動きを加工し、「遅延なし/遅延あり」の2種類、合計20種類の顔モデルを作成。これを25名の日本人男女が「魅力的である/魅力的でない」で評価した。その結果、物体の動きでは気付きにくい0.1秒程度のごくわずかな遅れであっても、人の顔に生じる場合には感知されやすくなること、またその わずか0.1秒の遅れが頬に生じると、顔の魅力度が低下することが分かったという。

 従来の研究では、顔を動かした際、加齢により頬の肌が遅れて動くことが解明されていた。しかし、時間を伴う「動き」に着目し、よりリアルな顔の魅力の根源に迫ったこの研究は、日本心理学会第84回大会で優秀発表賞を受賞した。

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