まるで森の中☆家の中で自然を感じる"陽だまりの家" ー『10年愛♡の家』Vol.4ー
家だからこそ永く愛せるものを。時を経ていく中でより愛情が深まる、それはどんな家だと思いますか? そんな家族の一員のような家を紐解いていく連載企画。今回は大きく開放的なリビングにたっぷりの陽だまりが温かいNさん宅をご紹介しましょう。それは太陽と木と植物、様々な自然を感じさせてくれるお宅だったのです。
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たっぷりの陽だまりと植物、そして奥様のこだわりが詰まった理想の木の家
人は誰しも自然に癒しを求めるものですよね。お部屋には観葉植物を置き、窓辺では太陽の光を感じる。木を使ったインテリアが人気なのもきっとそういった理由からなのではないしょうか。例えばいくら清潔感のある快適なオフィスでお仕事が出来るとしても、そこが無機質な場所ではなかなか癒しが得られないという話はよく聞きますよね。人の住環境には必ず”自然”が必要なのではないでしょうか。
大阪の閑静な住宅街。近くには自然たっぷりの大きな公園と、歴史を感じさせる古い建物が点在する、大変住み易そうなエリアに居を構えるNさん。旦那様が植物を扱うお仕事をされているとのことで、南側を陣取る広いお庭は沢山の植物に囲まれています。明るく開放的なリビングダイニングからはその庭を眺めることができる、自然に癒される気持ちの良いお家だったのです。
Nさん夫妻がこの家を建てたのは2010年。以前は2DKのコーポに夫婦2人で住んでいましたが、そろそろ一軒家を…とプランを立て始めたのとほぼ同時に妊娠が分かったそうです。そんな流れもあり、家族が増える前提でプランを練っていったそうです。特に奥様はインテリアや住宅にご興味があり、理想のデザインや機能に出会うまでは自ら情報を取りにいく行動派。工務店選びも、以前に伺った知り合いのお宅が大変気に入ったのを覚えていて、その方から紹介していただいたのが設計・施工を担当した「じょぶ」だったのだそうです。
土地探しと並行してプランを練っていったそうですが、プランを練るためにまず奥様が最初にした事は、希望を全て書き込んだ理想の間取り図製作。土地も決まった中で、その間取り図を基にいよいよ具体的なプランを構築。当初の希望がかなり反映されたお宅となったのですが、その希望=こだわりが一番色濃く表現できたのは、たくさんの陽だまりを実現したリビングダイニングだったのです。
十分な採光と開放感を追求した広いリビング
奥様がとても大事にされたこだわりとは、南向きの庭を眺められる、十分な採光のある大きなリビングを実現すること。まず南向きの面は、可能な限り大きな窓を設置し、リビングスペース上部には吹抜けを。さらにその吹抜け上部には天窓も設置するという徹底ぶりで、とても明るい家になりました。
そして忘れてはいけないのはその広さ。当初の予定よりは広い敷地を探すことが出来たので、従来の木造一階よりはかなり開放的なスペースを確保しています。その自由な間取りを実現できたのは「耐震構法 SE構法」を使って建てられたお宅だったからなのです。
構造計算が可能な木材で、自在な間取りを実現する「耐震構法 SE構法」
「耐震構法 SE構法」とは、強度計算が可能な「集成材」という木材を使うことで従来の木造では不可能だった構造計算を可能にした構法なのです。つまり、既存の木造建築に比べて強度が確保でき、設計の自由度が上がるため、1Fは広いスペース+吹抜けという比較的仕切りの少ない空間と、部屋数を確保した2Fというような間取りが実現可能となったのです。この「耐震構法 SE構法」はその名前の通り、耐震構造を実現するための技術なのですが、このような「自在な設計」が可能となるのも大きな特徴なのです。
そんな「仕切りの少ない空間を自在に生み出す」ことを可能にしてくれるSE構法の”重量木骨の家”は、SE構法登録工務店の中でも、重量木骨プレミアムパートナーと呼ばれる全国から選び抜かれた64社の技術的にも熟練した工務店のみが建てる事を許されています。もちろん「じょぶ」もその一社なのです。また、”重量木骨の家”は第三者機関による現場調査、完成保証、長期優良住宅認定等を備えていますから様々な面で安心して家づくりに臨めます。
こだわりもたっぷり! 快適な団らんを実現するあったかLDK
さて、LDKスペースにはまだまだたくさんのこだわりポイントがあります。特にこだわったのは各部に採用された”木”の持つ温もり感。例えば窓は全て木製サッシに。テーブルやサイドボードなどの家具も「じょぶ」に無垢の木材で製作を依頼。もちろんドアや階段も木の質感を活かした仕上げとなっています。リビングから臨む庭にはウッドデッキも採用。まるで自然の中の一軒家かのような風情に、一瞬ここが大阪という都会の中の住宅街だということを忘れてしまいそうになるほどです。
更にキッチンカウンターは”木”の部分は化粧板のみですが、ここも奥様のこだわりが発揮されたお気に入りのポイント。スラッとした美人の奥様の身長に合わせ、カウンターの高さを通常よりも若干高く設定。既存のキッチンに常に使いにくさを感じていた奥様が、初めて快適に使用できるキッチンとなったそうです。
さらにキッチン横には3帖弱のワークスペース。ツインポリカ板をはめ込んだ引き戸で区切られていますが、開放しておけばリビングとつながっており、現在はお子さんの勉強部屋として使われています。家事をする奥様の目の届くリビングに隣接するかたちでお子さんの居場所を設けているのも、リビング=家族の集まる場所、というのをしっかり意識されているのが分かりますね。
吹抜け&渡り廊下を中心に空間を演出(2F)
無垢の踏み板を採用した梯子を思わせる階段を上がると、そこには広々とした渡り廊下と吹抜けを中心に据え、その両端にお部屋を配置した独特のレイアウトを採用した2F空間が広がります。ご夫婦ともに植物好きということで渡り廊下には設置した本棚の上に観葉植物をレイアウト。吹抜け天井に天窓を加えた大変に開放的な空間を彩ります。広々しているのでお子さんも遊べる、ご家族の皆さんがお気に入りのスペースとなっているようですね
さて、ここでも奥様のこだわりのポイントを見つけました。そうです。間取り図を見れば分かりますが、実はこのお宅。バスルームと洗面所が2Fにあるのです。場所は丁度キッチンの真上。水まわり動線としては効率的な設計なのですが、実はこのアイデア、なかなか侮れないのです。通常バスルームが1Fにある場合、窓はあっても使用中に開放できるスペースを持つお宅なんてなかなかありません。でも近隣の状況を考慮しつつバスルームを2Fに上げてしまえば、大きく窓を開けて外を眺めてのバスタイムが実現するわけなのです。なんて素敵なアイデア!
加えて物干をするためのバルコニーと洗面&洗濯をする水まわりも2Fに配置。贅沢に過ごせるバスタイムと家事の効率を良いトコ取りした、賢い奥様ならではのナイスなアイデアなのです。
ご夫婦の寝室はバスルーム&子ども部屋の反対に配置されているのですが、ウォークインクローゼットがそのバスルームにまで伸びているのも奥様のアイデア。生活動線をしっかり複数確保する辺りもさすがなのです。
明るくて大きなリビングと使いやすい生活動線が、日常を実り豊かなものにしてくれる
太陽の光をたっぷり浴びて、植物に囲まれて暮らす。そんなロハス的なライフスタイルを最先端の木造建築技術「耐震構法 SE構法」で実現したNさん宅、いかがでした?
日常の中で自然を感じさせてくれるとともに、日々の使い勝手までしっかり考慮されて設計されたお宅は、ストレスの多い現代人にとって必須な”癒し”が沢山詰まったものでした。そしてそれを実現したのは、「耐震構法 SE構法」を持って「重量木骨の家」を建てることのできる良質な工務店「じょぶ」の、設計技術はもちろんのこと微細なオーダーにもお客様第一で対応する姿勢、更にはご家族、特に奥様の”家族第一”のこだわりがあったからなのは間違いありません。家づくりは人が行うもの、でも人も家も自然の一部と考えるからこそ、自然と共存し、そして永く愛せる家が作り出せるのではないでしょうか。
Text:藤川経雄
Photo:塩谷佳史
設計・施工
株式会社じょぶ
大阪府東大阪市新開2-10-26
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