学生からファミリーまで。江古田は、ずっと住み続けたいと思える街でした。

goodroom社員と歩く「住みやすい街」

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江古田ってどんな街?

連載第8回目の今回は、西武池袋線の走る駅「江古田」です。読み方は「えこだ」。かつては「えごた」という名前だったものが戦前に駅ができたときに「えこだ」と名称を変え、その名が定着したといいます。

江古田は最近ではパンの街としてのイメージが定着しつつあります。それもそのはず、4年ほど前から江古田の街を愛する地域の有志団体「とにかく江古田!」プロジェクトメンバーが、「えこだ パンさんぽ」というイベントを開催しており、それが近年のパンブームと重なって多くの来場者がこの街を訪れています。江古田の恒例行事となってきているようです。

そんな江古田は、多くの有名俳優やお笑い芸人を輩出している、日本大学の芸術学部があったり、武蔵大学の江古田キャンパスがあったりと、「学生の街」でもあるんです。取材時、池袋から向かう西武池袋線の中も、たくさんの学生さんたちとすれ違いました。

日本大学。目の前には居酒屋や食事処も多かったです。

学生さんたちであふれかえって、せわしない印象の街なのかと思いきや、実際に歩いてみた江古田は、そんなことはありませんでした。まさに学生から大人になっても、ずっと住み続けたくなる街でした。

中央線沿線の人気街に似た雰囲気も?カルチャーの残る街、江古田

今回江古田を紹介してくれるのは、みうらさんです。同僚から「江古田の神」といわしめるほど、江古田の街を堪能しているみうらさんは、20代前半から今まで、ずっとこの街に住み続けています。

そんなみうらさんにとって、江古田の街を一言でいうと、どんな街でしょうか?

みうらさん:

一言でいうと……。そうですね。学生が多く、“カルチャーのある街”、ですかね。最近では中央線の高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪などと肩を並べるまでは行きませんが、中央線の駅に似たような雰囲気を勝手に感じています。

わたしもこの連載の取材で阿佐ヶ谷駅に行ったのですが、確かに少し似た雰囲気を感じます。音楽が奏でられるライブハウスが健在だったり、個人店の飲食店が元気だったり。そうそう、歩いていて驚いたのは、コンビニや牛丼屋などのチェーン店が、駅前ではなく商店街を少し入ったところにあったこと。駅前がチェーン店で埋め尽くされていない感じは、個人店や商店が元気な証拠だなぁと感じます。

北口を出てすぐの道。平日の昼間はおだやかでのんびりした感じです。

北口にある商店街。この通りにはおしゃれなカフェや、古くからの商店などがたくさんありました。

池袋へはたった3駅、観光にも便利な西武池袋線の魅力。ほかにも使える沿線多数!

さて、気になる江古田のアクセスは、西武池袋線で池袋から各駅停車で3駅という立地。なかなか便利です。ほかにも様々な沿線を使えるようですよ。

西武池袋線の路線図。江古田は池袋からたったの3駅目にありますよ。

みうらさん:

駅南口から歩いて10分程度の距離のところには、都営大江戸線の走る「新江古田」駅があります。こちらは新宿や六本木方面へ出るのに便利ですね。

さらに、江古田駅から北に徒歩10分ほど行くと、西武有楽町線の走る「新桜台」駅が。こちらは小竹向原を経由して副都心線からそのまま東急東横線へとつながっています。新宿方面(※副都心線の新宿三丁目駅)や、渋谷、有楽町、東横線の人気駅へも1本で行けてしまうので意外と便利なんです。

江古田駅の南北それぞれ徒歩10分圏内に、これだけ様々な沿線が通っていて利用できるというのはポイントが高いですね。意外と知られていないのではないでしょうか。

また、西武線は観光にもとても力をいれています。今年できたばかりのムーミンのいるテーマパーク「メッツァ」は西武池袋線の「飯能」駅に、coedoビールなどでも知られる「川越」へもどちらも1本で行くことができます。西武ライオンズの球場がある駅までも1時間程度。ちょっとした旅行感覚も味わえるのが西武池袋線の魅力でもあるんですね。

学生から子どものいるファミリーまで。江古田はみんなにやさしい街

江古田駅は、どんなライフスタイルを送っている方にお勧めしたい街でしょうか。

みうらさん:

西武池袋線は終電が遅くまであるので、仕事などで帰りが遅い方に合っていますね。あとは江古田は治安がとてもよく、賃料も比較的に安いので、学生さんなどはじめての一人暮らしの方にも合っていると思います。あとは公園や幼稚園なども多いので、子育てされている方も住みよい街だと思います。うーん、なんだかみんなにやさしい街のような気がしてきました(笑)

実際に歩いてみてわかったのですが、保育園や幼稚園が、とても多いんです!練馬区は待機児童問題に対して非常に熱心に取り組んでいるようで、ここ5年間で47%もの定員増の実績があるそう。江古田の街も例外なく、受け入れ態勢を強化しているのかもしれません。安心して子育てできる街というのは、いいですね。

駅付近を歩いているだけでいくつもの保育園や幼稚園を見つけました!

江古田駅南口を出てすぐのところにあるスーパー。ほかにもいくつか大きめのスーパーやドラッグストアがありました。生活するのに便利そうです。

地域性の高いイベントが豊富!“街を愉しめる”が魅力

みうらさんの思う、江古田の街の“いいところ”って、どんなところだと思いますか?

みうらさん:

駅の出口でそれぞれ違った顔を持っているところが面白いです。まず南口は、学生さんたちで賑やかな商店街、そして北口は子連れの方が多く、落ち着いた雰囲気です。商店街も昔からあって、味のある雰囲気のお店が多く、ちらほら雑誌やテレビなどでも取り上げられるようなカフェなどのお店も豊富です。

また、奇数月の第四土曜日には「江古田ナイトカーニバル」といった商店街をあげたお祭りがあったり、ここ最近毎年開催されているパン屋と街歩きを掛け合わせた「えこだ パンまつり」なんていうイベントがあるのも、地域性があって好きです。

学生さんたちだけでなく、社会人で一人暮らしの方が友達と一緒に行ったり、ファミリーが子供を連れて楽しんだり……。そういったイベントで出会ったお店で、また別の機会のときに訪れ、常連さんになってしまうこともあるんじゃないでしょうか。自分が暮らす街を愉しむことのできる街のイベントごとが多いことは、とてもいいですよね。

いろいろな商店街で、いろいろなイベントが。

北口を少し歩いたところの路地裏。閑静な住宅街、といった印象です。

少しレトロなお惣菜屋さんなども元気に営業されています。

南口の様子。チェーン店や居酒屋などが多く、学生さんたちにとってはうれしいですね。

4月は少し学生さんが騒がしいかも。踏切が多く待たされてしまうことも。

では反対に、江古田のちょっとここは気になるぞ、ってポイントはありますか?

みうらさん:

うーん。西武池袋線が各駅停車しか停まらないところですかね。池袋までは各駅停車でも3駅なので、全然気にならないのですが。いや、でもむしろ急行とかほど混まないので、かえって良いところなのかも(笑)。しいてあげるなら、入学式シーズンなどは、夜になると学生さんで駅前がとても騒がしくなることですかね。

長年暮らしているみうらさんのような方でもあまり感じない気になるところ。でもたしかに少し騒がしい駅前というのは、疲れて帰ってきた大人にとってはちょっぴり疲れてしまうこともあるのかもしれませんね。

あとはわたしが気になったのは、西武池袋線は線路が地上なので、南北を行き来するのに踏切が必ずあるところでしょうか。通勤通学時間で電車が盛んに走っているときは、ここで待たされることも多いのだろうなぁなんて想像しました。

仕方のないことですが、踏切が多かったですね

江古田駅周辺のおすすめスポットを聞いてみました!

パーラー江古田

自家製パンが魅力のお店。ランチからたくさんの人がいました。もちろんお持ち帰りだけでもOKの、地域に根差したお店です。

*

江古田。正直「パン屋の街」という印象しかわたしは思っておらず、あまり西武池袋線という電車になじみがなかったもので、どんな街かをイメージできないまま今回の取材を始めました。

でも実際に行った江古田の街は、とっても穏やかで、居心地の良い街でした。学生さんは多いけれどあまり騒がしくないのと、入ってみたいと思える飲み屋が多かったこと。さらには子育てのしやすさも感じることができました。

まさに、年代が変わっても、生活スタイルが変わっても、ずっと住んでいても違和感のない街。それが江古田の街の魅力なのかもしれません。

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