
湖を望む家(家系図の家)
格子のガラススクリーンが、風景を作ります。
層のフレーム
中間の格子の層は構造体の柱・梁であり、建物全体とガラススクリーンを支えるフレームである。次に建物外側の格子の層は、保護膜としてのネットを支持するものであり、強度を高めるブレースとしても機能する。このネットはガラススクリーンへの衝突から野鳥を保護すると共に、霧や雨から構造体を保護する。それはまた、室内側にたいして、直射日光や道路側からの直視を緩和するフィルターである。
そして第3の層である室内側の格子の層は、ギャラリーのための木枠の設備である。
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いくつかの候補地があげられ数年の間見て回ったが、しがらみを断ち切り生活したいと考える施主の気持ちは、富士吉田近辺や忍野村の喧騒から離れて生活した いと考えるようになった。山中湖畔に面したこの敷地は国立公園内でも最も規制の厳しい自然が残る地域であった。数年に一度の割合で湖面が凍り、岸近くまで 氷が押し寄せる事がある。膨張しひび割れながらも厚みを増し、まるでクモの巣のように見える事がある。張り巡らせた線が家系図の様に見えた。そしてこの場 所に「家系図の家」としての構想が始まった。 林を切り開き、更地に家を建てる事は新しい行為と考えられる、しかし自宅の建築は彼にとっての存在証明であ り、受け継ぐ者だけが背負う回避できない、見えない重圧の納めどころであると考えた。土地や家は一般的に不動産と考えられるが、時として現実に存在しな い、心のよりどころを作り出す事もできる。湖周辺にはしる線と線の交点はいくつもの起点をつくりだす。所有権を表す境界線が現世のしがらみと解釈したら、 起点を結ぶベクトルは生まれ繋がれた一族の存続の証と考える事にした。ここで解析方法に詳しい加治を供に設計者として迎え入れることになった。
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