
日本の家には、軒の長さ・庇が大事
日本の伝統的な木造住宅では、軒や庇の出幅が深く、趣のある家が多くあります。
しかし現代では、洋風化・コストダウン化が進み、軒の出幅は削られる一方で、庇がない物件も多いです。
今日は、日本の家に軒や庇が必要な理由を簡単にご説明します。
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そもそも軒(のき)・庇(ひさし)とは?
軒とは、
屋根の端で壁などから張り出した部分
庇とは、
窓、出入口の上に取り付けられる日除けや雨除け用の小型の屋根
最近の住宅はというと
デザインの洋風化に伴い、軒の出幅は短くなる傾向にあります。短くなるということは、屋根の面積や使う材木の量なども減りますので、コストダウンにもつながります。最近のアパートを見ると軒の出は本当に少なくなっています。日本の気候風土だからこそ設けられていたものが、デザインや価格面が優先され、減少傾向にあります。
なぜ、軒・庇が必要なのか
雨の多い日本だからこその工夫!
日本は世界を見ても降雨量の多いう国です。そこで、古くから軒を深く設けることで、雨が家の中に直接入りにく、雨の日でも窓を開けて換気できるようにしてきました。
また、窓の上に庇を設ければ、外壁汚れにありがちな「雨だれ」による汚れの予防対策にもなります。
庇がないとどう違う?
日本は世界を見ても降雨量の多いう国です。そこで、古くから軒を深く設けることで、雨が家の中に直接入りにく、雨の日でも窓を開けて換気できるようにしてきました。
また、窓の上に庇を設ければ、外壁汚れにありがちな「雨だれ」による汚れの予防対策にもなります。
庇がない窓は、雨が降ると雨が入ってきてしまうので窓を開けられません。庇があれば多少の雨は庇に当たり、窓に入ってきません。
庇がなく、サッシに雨があたり続けると、サンなどにたまったホコリや砂などが、雨で流れ「雨だれ」として外壁にこのような汚れが出ることもあります。
夏の暑さ対策、冬の寒さ対策にも軒は重要
熱も冷気も入り易いのは、窓。
軒の出幅がしっかりとれていれば、夏の入射角の大きい日差しは、軒がさえぎってくれるので入ってきません。
外壁に直射日光が当たる面積も減るので、建物自体が熱くなるのも和らげてくれます。
冬は、入射角が低くなるので、軒が出ていても家の中までしっかり日差しが入ります。
四季の住まいではどうなのか
四季の住まいでは、基本的に軒の出幅は90㎝として設計・デザインをしています。
※周辺状況・法的規制が絡む場合を除く
最新設備などに頼らずとも、先人の知恵を生かした家づくりで快適で長持ちな家を作る工夫はたくさんあります。あまり気にしないポイントかもしれませんが、日本の気候風土を考えると家にとっては重視していただきたいポイントです。洋風な外観をご希望でも設計可能です。施工事例などを参考にしてみてください。
当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)
【設計・施工】
四季の住まい 株式会社
群馬県高崎市中豊岡町824-1
TEL:027-328-6544(火・水曜定休)
Mail:shikinosumai@daigo-shiki.jp
HP:http://www.shikinosumai.net/
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