節水、節約、家事の時短!トイレリフォームの利点と費用とは?
毎日使うトイレだからこそ、いつでも快適に使いたいものです。トイレリフォームを考えている人に向けて、商品・床材・壁紙を選ぶポイントや費用をまとめました。各メーカーが商品に搭載している、おすすめの機能も紹介します。
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トイレリフォームは本当に必要?
日常生活と切っても切れない関係のトイレですが、リビングなどに比べると家の中ではそれほど目立つ空間ではありません。そのため「使えるならリフォームしなくてもいいかな」と考えている人も多いのではないでしょうか?
しかしトイレは大きな進化を遂げているのです! さまざまな企業が技術を反映させ、掃除のしやすさや節水機能、さらにはバリアフリー化など、時代の流れに合わせたいろいろなトイレを販売しています。リフォームを考えているなら、候補に挙げておきたい場所といえそうです♪
リフォームのタイミング
タイミングがなかなかつかめず、トイレのリフォームに取り掛かれていないという人もいるでしょう。トイレは、陶器製であれば壊れない限り使用できるため、使うだけであれば100年超えても問題ありません。
ですが長く使っていると汚れが落ちにくくなったり、新型のものに比べると掃除がしにくかったりと、いろいろ不便な面が目に付くようになります。
トイレには問題がなくても、内蔵されているタンクの部品は10年、配管やパッキンは20年が寿命です。生活するうえで使いにくさを感じていたり、すでに20年が経過していたりという場合は、リフォームのタイミングかもしれませんよ。
古いトイレは水道代がかかる?
トイレは企業努力により、どんどん機能が向上しています。衛生面だけではなく、節水機能にも注目するべきでしょう。
一例として、流すときの水量が13Lの家庭が、水量6Lの節水機能が高いトイレにリフォームした場合、なんと約60%もの節水効果が期待できるというデータがあるのです!
家庭にもよりますが、4人で暮らす家族の平均的な水使用量を考えると、水道代は年間で約12,000円も節約できることになります♪
バリアフリー化で将来も安心
将来の生活を考え、バリアフリー化するのもおすすめです。今あるトイレに手すりを取り付けたり、段差のない引き戸にしたりすれば、転倒する危険を減らすことができます。
もちろん、現時点で介護の必要な家族がいる場合は、リフォームすることでより日常生活が快適になるでしょう。要介護者がいる家庭がバリアフリー工事をすると国から補助金が出るため、費用面でもリフォームのハードルはぐっと下がりますね♪
各市町村の自治体でも独自に補助を出している場合があるので、一度確認することをおすすめします。
トイレリフォームのポイント
いざトイレリフォームの検討を始めても、最初はどこをどう変えられるのかわかりませんよね?
ここからはトイレのタイプや人気の床材や壁紙についてご紹介します。
用途に合ったトイレのタイプを選ぶ
トイレのタイプは大きく分けて2種類です。
タンク式トイレは昔からのタイプであり、その名の通りタンクと便器が一体化しています。タンクに溜まった水を流して洗浄する仕組みのため、停電していても動くうえに、マンションの上層階のような水圧が低い場所でも問題なく使用可能です。
しかしタンクがある分スペースが狭くなり、掃除がしにくいのが難点でしょう。さらに一度水を流すと、タンクに十分な水が溜まるまでは洗浄できないのも不便な点です。
タンクレストイレは、デザイン性が高いのが魅力です。スタイリッシュでモダンなトイレ空間を実現できます。さらにタンクがない分空間がスッキリするため、掃除しやすいのもメリットです♪
一方デメリットは、停電時や断水時に水を流せないことが挙げられます。また水道管から直結するため、マンションの高層階などでは水圧が弱く、設置が難しいケースも多いです。
そのため家の構造や家族の希望に合ったトイレタイプを選びましょう。
お手入れが簡単な床材に変える
床材は、自分がどんなトイレに仕上げたいか、目的に合わせて選ぶのがポイントです。
多くの人が求めるのは、掃除がしやすくて清潔感が保てるトイレですよね♪ 防汚効果や凹凸がない床材のほか、掃除に使う水や洗剤で変色しないような、水をはじく床材をおすすめします。
以上のポイントを押さえ、もっともトイレの床に適しているとされるのがセラミックタイプの床材です。耐久性はもちろんのこと、耐水性にもすぐれています。光沢があり高級感が出るのもうれしいですね。
おしゃれで消臭機能がある壁紙に変える
壁紙の色や柄によって、一気に空間の印象が変わりますよね! ポイントは、おしゃれ感と同時に清潔感を持たせることです。
柄は、主張しすぎない小さなモチーフが入っているものだと、落ち着いた空間に仕上がります。「個性的に仕上げたい!」という人は、壁の1面のみを大柄にするなどして、アクセントをつけるといいですよ♪ とはいえ、全面を大柄にすると落ち着かない空間になりやすいでしょう。
カラーは、清潔感のあるホワイトや、ベージュといったやさしい色合いのほか、薄いパステルカラーなどがおすすめです。
さらにトイレ特有の臭いを軽減してくれるような消臭機能付きの壁紙も人気です。臭いの元のガスを消臭剤が吸収・分解し、消臭効果は約10年続くといわれています。リフォームの際には、ぜひ検討したいですね♡
トイレリフォームにかかる費用
実際にトイレリフォームを実行に移そうとしたとき、やはり一番気になるのは費用面ですよね。一般的には、撤去から設置まで行うと、どのくらいかかるものなのでしょうか。
全体の費用と、価格を抑えるコツ、他の住宅設備と合わせたセットプランの場合など、お金にまつわる疑問にお答えします。
トイレの撤去、設置費用は高い?
リフォーム業者や設置する商品、ケースによって価格は変動しますが、トイレリフォームの費用の相場はどうなっているのでしょうか。
タンクレストイレに交換する場合、費用は30〜50万円ほどかかるとされています。トイレ全体をリフォームする場合は、タンク式トイレでも20〜100万円ほどかかる見込みです。
価格に大きな幅があるため、いくつかの業者で相見積もりをとるのをおすすめします。ホームセンターや電気・水道工事店のほか、設備店や電気量販店、リフォーム専門店などで相談できますよ♪
リフォーム対応商品で費用を抑えられる
最近では、リフォームに対応している商品が販売されています。これによりトイレの交換の際に床をはがして配管工事を行うといったような、今まで必要だった工程がなくなり、床上のみの工事で済むようになりました。
工事の工程が減ることから、費用が格段に抑えられるのです! さらに工期が短くなるため、しばらくトイレが使えないといった困りごとも解消されますよ♪
キッチンや風呂とのセットプランはお得?
会社によってはキッチンや風呂をトイレとセットにして、水回り設備のリフォームプランとしているところがあります。セットプランの場合、運搬の費用や人件費などの共通する費用が1回分で済むので、ばらばらに頼むよりも安くなりやすいでしょう。
さらにリフォーム会社が、新規顧客を集めるためにお得なセット商品として売り出しているということもあります。トイレ以外のリフォームも検討している人は、ぜひ有効に活用してくださいね♪
最低限付いていてほしい、おすすめ機能
せっかくトイレをリフォームするのであれば、今までにはついていなかった便利機能がほしいですよね。
トイレを利用するときに、最低限付いているとうれしい機能を2つ紹介します。あるとないでは大違いです! きっと、今までよりも快適になりますよ♪
瞬間暖房便座
冬の時期、トイレに入り便座に腰掛けると、あまりの冷たさに思わず身震いした、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
瞬間暖房便座は、トイレの便座を温かくし座ったときの不快感を無くしてくれる機能です。トイレに入ると、ほんの少しの時間で便座が温まる仕組みなので、使用していないときにムダな電気代がかかりません。
〔TOTO〕〔LIXIL〕〔Panasonic〕などの大手メーカーから、瞬間暖房便座が販売されているため、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
自動節電機能
最近は、省エネに注力した商品が多く発売されています。トイレにも節電制御機能が付いている商品があるため、年間の電気代をよりお得にしたい場合は検討してみるとよいでしょう♪
自動節電機能とは、毎日の使用習慣からトイレ自らが学習する機能です。トイレの使用時間が短い時間帯には、ビデやウォシュレットなどの温水洗浄に使う水の温度を下げて節電します。必要なときにだけ温度を上げるので、ムダな電気代がかからないのです。
ほかにもトイレに近づいた際にセンサーが感知し、便器のふたが開閉する機能もあります。暖房により温められた便座の熱が逃げないため、節電につながるのです。
メーカー独自の家事時短機能が魅力的
各メーカーが出しているトイレには、さまざまな機能が備え付けられています。従来よりもぐっと掃除がしやすくなっている魅力的な商品ばかりです。
大手メーカー3社の商品に搭載されている、便利な機能を紹介します。
〔TOTO〕《セフィオンテクト》はお手入れがラク
〔TOTO〕から発売されている《セフィオンテクト》というトイレは、便器の内側の表面部分に特殊なガラスコーティングを施しています。なんと100万分の1mmというナノレベルにまで滑らかさにこだわり、汚れはおろか雑菌も入り込めません。
耐久性も高いため、毎日のトイレ掃除でも傷がつきにくく、防汚性が長続きします。
〔Panasonic〕《アラウーノ》は自動でお掃除
〔Panasonic〕からは、自動でトイレ掃除が完了する《アラウーノ》という商品シリーズが発売されています。
洗浄時に泡と水流を使って汚れを落とすやり方で、お掃除してくれます。また便器の内側は水アカの汚れをはじく有機ガラス系素材が使われているため、自分で掃除するときも楽チンです♪
商品タイプによって価格の幅があるので、気になる人は公式HPをチェックしてみてください。リフォーム会社に無料相談することもできるので、確認してみるのもおすすめです。
〔LIXIL〕 イヤな飛沫汚れを抑制
〔LIXIL〕からは、《SATIS》という商品が販売されています。汚れが付きにくい素材であるアクアセラミックの採用も魅力ですが、注目したいのは泡クッションという機能です。溜まった水の表面に泡を張り、使用中の飛沫汚れを抑えてくれます。床や壁の気になる汚れも抑えられるでしょう。
《SATIS》の中でもGタイプと呼ばれるものに搭載されているので、購入時はよく確認するようにしましょう!
トイレリフォームで日々の生活を快適に♪
リフォームして新型の商品を設置することで、節電・節水効果が期待できるのはもちろんのこと、搭載された新機能により、今までよりずっと家事がラクになりますよ。
目的と予算に合わせて、自分にぴったりのトイレリフォームを目指しましょう♪
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