セレクトオーダー式のリノベーションで、お家を自分好みのギャラリーに【我が家の暮らし #10】

今回ご紹介するのは、調布市で暮らす仲良しなSさんご夫婦のお家。2人が住まいに求めたのは、自由でシンプルな空間づくりでした。以前から憧れだったという〔ブルースタジオ〕に相談し、価格が明確なセレクトオーダー式リノベーションサービス《TOKYO*STANDARD》を利用した2人。一体どのような観点で家づくりを進めていったのでしょうか? ギャラリー兼雑貨店で働く奥様がセレクトした、おしゃれな雑貨たちも必見です!

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“好きなものたち”をディスプレイできる、ギャラリーのようなお家

S邸 リビング

「家具とかライトは好きなようにできるけど、賃貸だと壁やドアなどの細部に手を加えられなくて。理想の部屋で暮らすために、自由にできる家が欲しかったんです」というSさんご夫婦。

長年賃貸の部屋に住んでいましたが、「ずっと賃貸に住んでいるわけにもいかないし、そろそろ自分たちの家を持っていいかも」と思うように。

「中古マンションのフルリノベーションで理想の家をつくるのが、僕らにとってぴったりの選択肢だったんです。そこで相談したのが、以前から妻と『カッコいいね』といって憧れていたデザイン会社〔ブルースタジオ〕でした」(ご主人)

そうして選んだのが、〔ブルースタジオ〕の定額制セレクトオーダー式リノベーションサービス《TOKYO*STANDARD》だったといいます。

「物件探しからデザインまでやってもらえて、オプションをつければ、こだわりたいところはかなり自由にできる。不安だった予算面も、定額制なので価格の目安をつけやすいのが魅力でした。施工期間も2ヶ月程度と早かったのも驚きましたね」(ご主人)

そんなSさんご夫婦が自由な発想でつくったお家は、まるで映画のセットのようなステキ空間。さっそく、おうちの様子を見てみましょう!

夫婦2人の時間を大切にした動線づくり

S邸 ダイニング 亜鉛天板のダイニングテーブルは存在感抜群。

「共働きなので、2人が顔を合わせる朝と夜の時間を大切にしたかったんです。そこで、朝食作りや朝の支度がしやすいこと、夜もいっしょにくつろぎやすい空間になるように、設計の方と一緒に動線を考えていきました」というご主人。

一方で「長年集めた雑貨たちを活かせるように、部屋自体はシンプルなものを求めました」と言うのは、雑貨好きの奥様。リビングとダイニングのスペースを横並びに広く取り、ギャラリーのようなプレーンな空間にしています。

奥様が集めた雑貨の数々は、アンティーク棚にディスプレイ。

ダイニングテーブルの横には、アンティーク雑貨が並ぶディスプレイケースが。天井から吊り下げられたフラワーベースも印象的で、まるで海外のセレクトショップのような、個性的な空間に仕上げています。

予算安心の定額制プランに自由な発想を取り入れる

廊下はコレクションの絵などを飾るスペースに。

形はシンプルでも、色や素材感には遊び心が満載のS邸。玄関からリビング・ダイニングに繋がる廊下の天井は、「ティンパネル 」を使うことでインパクトも抜群です。

「ティンパネルは壁に使うことが多いんですけど、壁には集めた絵を飾りたい。そこで、天井にティンパネルを取り付けました」(ご主人)

と、パッケージに含まれない特殊な仕上げでも、オプションという形で取り入れられたといいます。

夫婦のお気に入りは、色のある空間

寝室は映画「アメリ」の世界観を意識した空間に。

そんなご夫婦のお気に入りは、“色のある空間”です。

奥様のお気に入りは寝室。フランスの映画『アメリ』の世界観が大好きだという奥様の要望で、壁は暗めのレッド、床は深いグリーンに仕上げています。

「遊びに来た友人から、寝室が赤いと落ち着いて眠れないんじゃないの? って言われるんですけど、トーンを暗めにしているので結構落ち着けます(笑)」と、奥様。

まるで映画のセットのような空間です♪

元気のある空間に仕上がったレモンイエローのキッチン。

一方でご主人がお気に入りだというキッチンは、レモンイエローを取り入れた元気な空間です。

料理好きのご主人にとって、キッチンはこだわりたいポイント。アイランドキッチンが憧れだったといいますが、費用やスペース、汚れにくさ、使い勝手の良さの観点から壁付きのシステムキッチンを採用し、背面に作業台をつけています。

食器棚はパリ発のブランド〔Tsé&Tsé associées〕のもの。

ポップなキッチンに映えるのが、パリの人気ブランド〔Tsé&Tsé associées(ツェツェ・アソシエ)〕の《インディアンキッチン》という食器棚。カラフルな食器もきれいに収納できますね♪

さらに「実は、トイレが一番派手なんですよ!」とご夫婦に言われ、扉を開けると......

トイレもピンクの壁で非日常の空間に。

なんと全面ピンク!

ポップアートのような空間で、トイレなのになんだかワクワクします。トイレは特に色で遊べる場所なので、カラーを取り入れたい方はぜひ挑戦してみてくださいね♪

好みが変わっても、変化していけるお家づくり

フラワーベースに季節の植物を飾ることで、お部屋の印象もガラリと変わる。
飾られているのは、飛騨高山のお正月飾り「花餅」。上品な色味が奥様のお気に入り。

「年代に合わせて好みも変わってくるもの。これからも自分たちが好きなものを集めていって、また違った表情を持った家にしていきたいです」と、自由にできる家を手に入れられたSさんご夫婦。

お部屋の雰囲気を変えるのは、インテリアアイテムだけではありません。季節を感じる草花を取り入れることもポイントのひとつ。短期的にも、長期的にも、その時々の気分に合う空間に変えていける住まいが、夫婦仲良く暮らしを楽しむ秘訣になるのかもしれません。

●取材協力 株式会社ブルースタジオ
●テキスト 宇治田エリ
●写真 土佐麻理子

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