施工前に見ておきたい!屋根リフォームの注意点まとめ

屋根は雨や雪などから私たちを守ってくれる盾のような部分です。ただし、外部にあるために風による影響も受ける損傷しやすく、屋根の損傷が発生した時には、雨漏りなどの形で直接的な影響が発生するだけでなく、別の部分にまで被害を及ぼしやすい場所です。したがって屋根のリフォームは大変重要なものとなっています。それでは、屋根リフォームに関する基本情報やポイントをご紹介します。

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屋根は雨や雪などから私たちを守ってくれる盾のような部分です。ただし、外部にあるために風による影響も受ける損傷しやすい場所でもあります。また、屋根の損傷が発生した時には、雨漏りなどの形で直接的な影響が発生するだけでなく、別の部分にまで被害を及ぼしやすい場所です。

それでは、屋根のリフォームに関する情報をご紹介します。

地域で違う屋根の種類

屋根の形状には地域によって違いがあり、寒冷地などでは屋根の上に融雪用の暖房が備え付けられている場合も多くあります。そこまでの豪雪ではない場合には、雪を自然に落下させるために三角屋根となっている場合が多いでしょう。

一方、雪が降らない地域では瓦屋根などが採用されていることも多いです。屋根のリフォームをする場合には、このような屋根の違いなどをしっかりと理解することが重要です。

屋根のリフォームの流れ

屋根のリフォームでは、まず業者に現場確認を依頼するところからスタートします。部屋や庭などとは違い、屋根の上を自身で確認することは非常に危険です。思わぬ事故につながらないよう、必ずプロに依頼するようにしましょう。なお、業者をある程度絞るには、一括見積りサイトを利用するのがおすすめです。金額面でいくつか候補をピックアップし、現地調査や打ち合わせなどの様子を踏まえて最終的な依頼先を決めると安全です。

現場確認をしてもらったら、その結果を踏まえて、業者と一緒にリフォーム計画を立てます。お住まいの地域の天候や使用する素材の特徴などをしっかりと把握し、実用性に難がない範囲で理想のイメージに近づけていきましょう。
計画に沿って施工し、完成したらリフォームは終了です。

屋根リフォームの成功のポイント

屋根リフォームの成功のポイントをご紹介します。

1. タイミングを上手く見極める

前述の通り、屋根リフォームのタイミングが遅れると、他の部分の損傷をも引き起こしかねません。しかし、いくら早めの対応が必要とはいえ、ほぼ損傷がない状態でリフォームを行うのはもったいないものです。このように、屋根のリフォームは、適切なタイミングを見極めるのが難しいのです。

一般的に、屋根のリフォームサイクルは10年程度と言われています(瓦は40年程度と長めです)。これを目安にして、状態を確認してみましょう。具体的には、危険のない範囲で自ら目視チェックを行う、業者を呼んで見てもらいましょう。他の部分をリフォームする予定があれば、一緒に屋根の確認をお願いすると手間が省けるでしょう。

2. 屋根の勾配に合わせて素材を選ぶ

昔ながらの藁葺き屋根を見て「雨漏りしないのだろうか」と心配になったことはありませんか?雨漏りしないのは屋根に勾配があるからです。屋根の勾配が急だと、藁の表面を素早く雨が滴り落ち、中に浸透することがないのです。

つまり、屋根の勾配が緩やかなデザインにしたい場合、防水性に優れた素材を選ぶ必要があるということです。具体的には、金属やトタンなどが挙げられます。

3. 瑕疵保証がある業者を選ぶ

リフォーム業者によっては「瑕疵(かし)保証」を設けていることもあります。瑕疵保証とは、工事によって直後にはわからないような問題が発生していた場合、後で修復を行うことを保証してくれるというシステムです。依頼人が細部まで状態を確認しにくい屋根はこういった問題が発生しやすい部分であるため、瑕疵保証がある業者を選んでおくことをおすすめします。

屋根リフォームで失敗しないための注意

次に、屋根リフォームで失敗しないための注意点をご紹介します。

1. 屋根の「裏側」の修繕が必要な場合の予算も聞いておく

屋根表面の調査をして見積りをとり、いざ施工がスタートすると裏側の下地の部分が激しく損傷していることが発覚した…などといった事例は珍しい話ではありません。これを直さずに表だけをいじっても意味がありませんから、当然下地にも手を入れることになり、それに伴って工事の金額は上がります。予定外の出費を生まないためには、想定されるさまざまなケースでかかる予算を詳しく聞いておくことが失敗しないポイントとなります。

2. ご近所への配慮も忘れずに

屋根のリフォームでよくありがちなトラブルとして、屋根の洗浄をした際に出た汚れた水や塗料などが、ご近所の敷地に入ってしまったというものです。もちろん、こうした事態を防ぐためにシートで覆うなどの措置がとられますが、万が一ということもあります。事前に近所の方へご挨拶に伺い、作業時間は植木や洗濯物などを撤去してもらうようにお願いしておくと安心でしょう。お隣との間隔が狭い場合は、ご近所の方にも業者にも、念入りに声をかけておくことがトラブルを防ぐカギとなります。

屋根材の種類と選び方

次に、屋根リフォームの際に考えなければならない「屋根材」の選び方についてご紹介します。屋根材には数多くの種類があるため、その中から適切なものを選択しなければなりません。ここではよく利用される屋根材について、それぞれどのような特徴があるのかについて紹介します。

1. スレート

スレートには、粘板岩という岩を加工してつくる「天然スレート」と、コンクリートなどを使ってつくる「化粧スレート」があります。スレートは軽量であり、住宅の耐久度に与える影響が少ないのが特徴です。さらに、カラーバリエーションも豊富であるため、デザイン性を重視したリフォームが可能です。その代わり、定期的なメンテナンスが必要となります。

2. 日本瓦

瓦とは、釜で焼き上げた陶器を屋根材として利用したものを言います。豪雪地帯などには適さないものの、それ以外の地域であれば雨水への耐久性も高く、遮音性や断熱性にも優れています。ただし、重量がある屋根材であるため、住宅の耐久性を考えて使用しなければなりません。メンテナンスの費用も高額になりがちですが、その分頻度は少なくて済みます。

3. トタン

トタンは、亜鉛製の金属板を使用した屋根材です。スレートや日本瓦と比べてとても軽量で、安価に設置することができます。ただし、サビや雨音などの問題があり、耐久性にもやや劣ります。

4. その他金属

トタンも金属屋根の一つですが、最近ではその他にも、スチール・ステンレス・銅・アルミニウム合金・亜鉛合金・チタニウムなどが素材として使われる機会が多くなってきました。防水性に優れていることなどがメリットとして挙げられます。

屋根リフォームの費用・相場

最後に、屋根のリフォームにかかる費用相場について見ていきましょう。平均的な料金は50万円〜100万円ほどとなっており、住宅の広さや利用する屋根材の種類などによって料金が変動します。下地の工事も含むと500万円を超えるような金額の事例も見られ、住宅ごとの差が大きいことが特徴です。

事例1:塗り替えリフォーム

屋根リフォームの中でも、メンテナンス的な意味合いが強い方法になります。今ある屋根に防水性に優れた塗料を重ねることで、丈夫に長持ちさせることが可能です。多少の損傷であればカバーすることもできます。費用も20万円弱なので、定期的に行ってトータルでかかる費用や手間を抑えることをおすすめします。

事例2:葺き替えリフォーム

傷みがひどい場合には、屋根をすべてはがして新しくする葺き替えが必要になります。ところどころ雨漏りが見られるなどの場合は、この方法を選択することになるでしょう。費用は最低60万円ほどで、工期は4日ほどとなります。ただし、雨天時には作業できなくなるため、天候によって工期が左右されることを覚えておきましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか?普段は目につきにくい屋根ですが、家全体を守ってくれる大切な部分です。意識的に定期的なチェックを行い、問題が発生する前にリフォームを行うようにしましょう。設置から10年近く期間が経ったら必ずプロにチェックを依頼し、問題を早期発見するようにしてください。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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