理系が得意なら向いているかも?主婦におすすめの情報処理系資格とは

昨今では業種を問わず、仕事でコンピュータが活用されています。データのデジタル化、会計処理などをはじめますます需要は高まるでしょう。再就職を希望する主婦の方は、情報処理の資格を転職の武器にするのはいかがでしょうか。主婦におすすめの情報処理系の資格をご紹介します。

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主婦におすすめ! 情報処理の資格ってどんなものがあるの?

情報処理に関する代表的な資格には、国家資格の情報処理技術者試験があります。

IPA(情報処理推進機構)が主催しており、試験に合格すると情報処理に関する一定水準以上の技能や知識を持っていることが証明されます。以下では、主婦でも合格を狙いやすい情報処理技術者試験を4つ取り上げます。

●ITパスポート試験

ITパスポート試験は、社会人が身に付けておくべきIT知識を有していることを証明するための試験です。セキュリティやネットワークなどの基本的なテクノロジ知識、サービスマネジメントやプロジェクトマネジメントなどの基本的なマネジメント知識、そして経営活動や経営戦略などの基本的なストラテジ知識が問われます。ITを開発する方向けの試験ではなく、ITを活用する方向けの試験といえます。

●情報セキュリティマネジメント試験(SG)

情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、多発しているネット犯罪に対して情報セキュリティを確保されたIT環境を維持し、また改善するための知識を有していることを証明するための試験です。セキュリティ分野に関するさまざまな知識を重点的に問われます。ITパスポートと同じく、ITを活用する方向けの試験といえます。

●基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)は、ITを実践的なレベルで活用するための知識や技能を有していることを証明するための試験です。IT技術者が覚えておくべきテクノロジの知識だけでなく、マネジメントの知識やストラテジの知識が問われます。中でも、テクノロジの知識を問う問題が全体の問題数の多くを占めるため、プログラムやアルゴリズムなどのテクノロジ知識をしっかりと理解しておく必要があります。IT技術者向けの試験といえます。

●応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験(AP)は、ITを高度レベルで活用できる知識や技能を有していることを証明するための試験です。基本情報技術者と同じく、テクノロジの知識とマネジメントの知識、ストラテジの知識が問われます。基本情報技術者よりもワンランク上のIT技術者向けの試験であり、転職で有利になるだけでなく、他の資格試験の科目を免除できるなど実用性に優れています。

主婦が情報処理の資格を取るとどんな仕事につける? お給料は?

情報処理技術者資格試験に合格すると、システムエンジニアやプログラマーなどコンピュータを活用する仕事に就職しやすくなります。また、応用情報技術者試験に合格すると、ITコンサルタントにも転職可能な技術を身に付けることができます。

以下では、試験に合格することで就職しやすくなるシステムエンジニアとプログラマーの2017年の平均年収を、取り上げます。再就職や転職をめざしたい主婦の方は参考にしてみてくださいね。

●システムエンジニア
(性別:女性/平均年齢:34.9歳/勤続年数:9.4年/労働時間:158時間)
平均月収:32万2000円
平均賞与:88万400円
平均年収:474万4400円

●プログラマー
(性別:女性/平均年齢:30.9歳/勤続年数:5.7年/労働時間:163時間)
平均月収:26万2200円
平均賞与:49万2100円
平均年収:363万8500円

※統計データ参照元:「賃金構造基本統計調査」(参照URLは下部に記載)

主婦が挑戦しやすい! 情報処理の資格の取り方

情報処理技術者試験に合格するためには、さまざまな予備校や出版社から販売されている市販のテキストや問題集を用いて、受験する試験にあった勉強をする必要があります。以下では、上述した4つの情報処理技術者試験のそれぞれの出題の特徴と試験に関してご説明します。

●ITパスポート試験の出題の特徴

基本的な知識が問われますが、出題範囲は広いためしっかりと勉強しておくことが大切です。出題形式は四肢択一式であり、試験時間は120分間です。試験会場でコンピュータを使って問題に答えるCBT形式で実施されるため、コンピュータを問題なく操作できる必要があります。

●情報セキュリティマネジメント試験(SG)の出題の特徴

情報セキュリティマネジメント試験は午前の部と午後の部に分かれて実施され、午前の部では四肢択一式でセキュリティ知識だけでなく、テクノロジ知識やマネジメント知識、ストラテジ知識が問われます。午後の部では、文章題を通して情報セキュリティ管理の実践的な知識が四肢択一式で問われます。午前の部も午後の部も、どちらも試験時間は90分間です。

●基本情報技術者試験(FE)の出題の特徴

基本情報技術者試験は午前の部と午後の部で分かれており、試験時間はどちらも150分間です。午前の部では四肢択一式でテクノロジの知識、マネジメントの知識、ストラテジの知識が問われます。午後の部では、情報セキュリティやデータ構造及びアルゴリズム、ソフトウェア開発など13の出題分野から7題を選択して解答します。なお、情報セキュリティとデータ構造及びアルゴリズムのふたつの分野に関しては、受験者全員が必ず解答しなければなりません。長文形式の問題で問われ、解答形式は選択式です。

●応用情報技術者試験(AP)の出題の特徴

応用情報技術者試験は午前の部と午後の部に分かれており、どちらも試験時間は150分間です。午前の部では、テクノロジの知識、マネジメントの知識、ストラテジの知識が四肢択一式で問われます。午後の部では、情報セキュリティやストラテジ、システム監査など11の出題分野から5題を選択して解答します。情報セキュリティ分野のみ必須選択問題であり、残り4題は何を選んでもよいため、得意な分野を選択して合格を狙いましょう。解答方式は記述式であるため、しっかりと知識を定着させる必要があります。

情報社会の現代だからこそ、情報処理の資格が主婦の転職に有利に!

ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験の4つの情報処理技術者試験は、しっかりと勉強すれば主婦でも合格しやすい資格です。これらの試験に合格すると、システムエンジニアやプログラマーといった勉強した知識を活かしやすい職業に就職しやすくなります。

コンピュータ社会の現代で仕事復帰を成功させるためにも、ぜひ試験の合格を目指してみませんか。

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