【注文住宅】30代夫婦の大後悔!自分好みの間取りのはずが…ある誤算

注文住宅には「マンション」「建売住宅」にない特徴があります。それが間取りやインテリア、エクステリアを自分たちで考えるということ。これにより、実は後悔ポイントが多いことで知られています。

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ライフステージの変化に伴い、マイホームの購入を検討している方もいらっしゃるでしょう。最近ではコロナ禍の影響もあり、郊外の一戸建てに魅力を感じる方も多いようです。

一方で、注文住宅には「マンション」「建売住宅」にない特徴があります。それが間取りやインテリア、エクステリアを自分たちで考えるということ。

これにより、実は後悔ポイントが多いことで知られています。

株式会社groove agent(ゼロリノベ)が東京都に住む30〜40代の既婚男女1000人を対象に、住宅購入時の予算管理に関するアンケート調査を実施したところ、80%が「満足している」、20%が「不満がある」と回答したことがわかりました(2022年9月14日公表)。

そこで今回は、30代で注文住宅を建てた夫婦の体験談をもとに、実際に後悔したポイントをご紹介します。

【リスト】実際に30代夫婦が後悔したポイント一覧

LIMO編集部作成

 

注文住宅の後悔は間取りに集中しやすい

実際に注文住宅を建てた方に話を聞くと、資金繰りに合わせて「間取り」に関する後悔が多く挙がります。自分好みに決められる分、一見理想が叶えられそうに思いますが、なぜ後悔してしまうのでしょうか。

住宅メーカー等に勤めている方ならまだしも、注文住宅を建てる方の多くは初めての経験です。

そのため、一見理想を詰め込んだつもりでも、思わぬところで歪みが出ることも珍しくありません。実際に建てた方の声を聞いてみましょう。

【後悔リスト】実体験に基づく間取りの後悔ポイントを「一覧」と写真で確認

間取りの後悔1. 道路前にリビング

Roman King/shutterstock.com ※画像はイメージです

30代で地方都市に注文住宅を建てたSさん夫婦。一番の後悔ポイントは「南側のリビング」だそうです。

リビングといえば、日当たりの良い南に位置するのが定石です。Sさんの家の場合、南側に玄関と道路があるそう。

必然的に、人通りの多い道路前にリビングがあるため、あまり窓を開けて過ごすことができなくなったそうです。

日が落ち始めると部屋も薄暗くなりますが、カーテン越しに見えるのがいやなので、電気をつけることを我慢することも。

大きな庭や塀があれば気になりませんが、床面積を優先したために道路との距離が近くなり、住み始めてから不便さを感じるようになったそうです。

間取りの後悔2. 階段の形状

Davinsi/shutterstock.com ※画像はイメージです

限られた土地での設計になるため、部屋の床面積を優先させるには、別の場所を削る必要があります。

その対象となりやすいのがトイレや洗面所、お風呂など。そしてSさん夫婦が削る対象にしたのが「階段」です。

子どもの安全を考えて、急になりすぎない範囲で大きさを決めたつもりでした。しかし、その踊り場の形状に後悔することに。

一直線でない階段の場合、踊り場が生まれます。Sさんの住宅では回り階段を採用したため、かなりコンパクトになりました。その分、2箇所の踊り場ができることに。

その形状は三角形なので、隅を掃除機で掃除をすることができません。ただでさえ掃除機を抱えて階段を上り下りするのは毎日の負担になるものですが、掃除機で吸えないスポットが生まれるために、拭き掃除が加わってしまいます。

もう少しゆとりをもって「四角い踊り場」を採用していれば、掃除の負担が減ったのにと後悔するようです。

間取りの後悔3. 狭い子供部屋

Photographee.eu/shutterstock.com ※画像はイメージです

最近では、狭い子供部屋が人気となっています。その理由は主に3つ。

部屋が広いと子ども部屋で過ごす時間が長くなり、家族のコミュニケーションが減る

宿題はリビングでする方が効果的なので、子供部屋にデスクを置く必要がない

子どもが巣立った後、大きな子供部屋を持て余してしまう

営業担当に勧められるまま子供部屋を10畳にし、将来的に壁を作って2部屋に区切れるようにしたSさん夫婦。しかし、その狭さに後悔しているようです。

というのも、子どもが大きくなるにつれ、ベッドや学用品を置くと途端にスペースがつぶれてしまったからです。

間取り図では家具を置いたシミュレーションもしてみましたが、実際に見るとやはり圧迫感を感じるそう。

今は子供部屋を2部屋つなげて広く使っていますが、今後壁で区切るかは悩んでいるようです。

間取りの後悔4. 番外編)駐車スペースが1台分

家の内部の間取りだけでなく、駐車場にも後悔はあるようです。それが、駐車スペースの広さ。

Sさん夫婦は車を1台所有しており、土地の広さも考慮して1台分の駐車スペースを作りました。

近くにパーキングもあるため、親や友人が車で来るときはそちらで対応しているようですが、やはり不便に感じると言います。

さらに業者(1年点検やハウスクリーニングなど)が家に来るときは、その駐車場の確保に困ることもあります。

2台分の駐車場があれば…と後悔することは意外に多いようです。

注文住宅の間取り決めでは「後悔ポイント」を多く知る

ほぼ初めての体験となる注文住宅の間取り決め。魅力が多い一方で、実は後悔する人が多いのも事実です。

後から気軽に変えることができない分、慎重に慎重を重ねて検討したいものです。とはいえ、数種類の選択肢から選ぶのとはわけが違います。すべての選択肢を知ることはほぼ不可能の中、あらゆる制限の中で選ぶのが実際のところ。

後悔を少しでも減らすために、一つでも多くの「後悔ポイント」を知ることが大事になるでしょう。住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」によると、融資区分として最も多いのは注文住宅となっています。

体験する方が多い分、ブログなどで後悔体験や注意点がたくさん発信されています。SNSでは#後悔ポイント なども盛り上がりを見せています。

こうした実体験をたくさん知ることで、理想に近づけていきたいですね。

参考資料

株式会社groove agent「【2022年調べ】住宅購入時の予算は62%が「自分で決めた」。東京都在住30〜40代既婚男女に聞いた、購入した住宅種別や予算の算出方法など、住宅予算の管理に関するアンケート調査を実施。」

住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」

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