ローテク技法を用い現在のライフスタイルにマッチしたフォルムを実現したスツール『BENT STOOL』が発売♪

マークスインターナショナルが製造・販売を行う、シンプルで機能的、デザイン背景のあるコンセプチュアルな製品を多く世に送り出している「DUENDE(デュエンデ)」より、新商品『BENT STOOL(ベント スツール)』を11月20日(月)に発売しました。

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シンプル×デザインを兼ね備えた「スツール」

BENT STOOLは、座面を支える太いパイプがまるで熱で溶けたように前脚の細いパイプに沿って潰れ、巻きつくようにホールドして方向を変え、斜めに伸び後ろ脚となっています。古くからのTube flattening技法(※)を再解釈し、最小限のパーツ構成で作られた現代の暮らしにマッチした製品です。

パイプは潰れると強度が落ちるため、潰れないように大きく湾曲にカーブさせるのが常套手段であり、急激に角度を変えることは物理的に難しいとされて来ました。

デザイナーは、通常フレーム構成には使わないローテクな技法を用い、潰したパイプで別のパイプをホールドし溶接することで今までに見たことのないフォルムを完成させました。

このコンセプトとデザイン、機能性が評価され2017年 グッドデザイン賞を受賞しています。(受賞番号:17G060531)

(※) Tube flatteningとは本来、金属パイプの一部を潰して部材同士を溶接やボルトで固定しやすくする古くからある加工技法です。

デザインジャーナリスト 加藤 孝司氏のコメント

「BENT STOOL」は、まず造形が美しい。2枚のプレートのみで構成されたフラットな座面、それを支えるのはL字型に曲げられた一本のパイプ。それが座面を構成する別のパイプと座面の下でがっちりと噛み合い、すっと床に伸びている。
これは岩元氏が素材の加工方法をリサーチしている際に、パイプとパイプをジョイントしたり、自転車のフロントフォーク製造などに使われている「チューブフラットニング」という加工方法に出合うことで生まれたものだという。
昔から使われているパイプ加工の技術が、造形的にも構造的にもよく考えられた無駄のないデザインと結びつき、美しい佇まいを生んでいる。
安定感と美しさをもったデザインだと感心させられる。とくに、座面のフレームと脚を兼ねるパイプが、70度くらいの角度で曲がり、スツールの後脚を構成している様は、真横から見るとバランスのとれたなんとも美しい造形美だ。
その美しさはハイスツールになっても変わらない。床の少し上で2つのパイプを橋渡しするようにつけられたバーは、そこに足を置けば、さらに安息性は増し、心地よさをもたらしてくれる。仕事場やキッチンなどで、簡易的に腰掛けるのに適した座の高さを持つハイスツールは、一度使ってみるととても便利な家具だと気づかされる。座って心地よい座の高さはまた、立っているときに物を置くのにちょうど良い高さであり、一時的な物の置き場所としても重宝する。
というように座るだけでなく、日常の様々なシーンに活躍してくれるのがこのBENT STOOLなのだ。その機能から導かれた造形美と使い勝手の良さは、今や僕の暮らしになくてはならないものになっている。

製品概要

デザイナー:岩元 航大
仕様   :LOW STOOL  幅420×奥行き346×高さ513(SH513)mm
      HIGH STOOL 幅420×奥行き355×高さ630(SH630)mm
カラー  :ブラック
素材   :フレーム スチール/座面 アルミニウム
仕上   :粉体塗装仕上げ

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