「コナン」から入って「鬼太郎」から出る? この夏は「雄大な自然と情緒あふれる町並み」の鳥取へ!

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ラクダに乗れる鳥取砂丘。

 今年の夏こそは旅行! そう思っている人も多いはず。「我慢に我慢を重ねたこの2年半、ついに機は熟した!」って力むのはいいけれど行き先は決まってる? 「いや、実はまだ…」というあなたにお勧めしたいのが『鳥取』だ。「えっ、なぜ?」という疑問は置いといて、まずは「見どころいっぱい鳥取旅行」のプラン作りから始めてみよう。

 鳥取県といわれても、土地勘のない人の方が多いのでは。えっ? それどころか、島根と鳥取、どっちがどっちかよく分からない? それは失礼な! って実は筆者もときどき間違える(汗)。日本海に面して隣り合った両県の、関西に近い方が鳥取で、九州に近いほうが島根。そう覚えておこう。

 まず、鳥取は大きく3つのエリアに分かれていることを理解すれば、全体像をイメージしやすいかもしれない。有名な鳥取砂丘がある「東部」、倉吉や三朝温泉のある「中部」、大山や米子・境港のある「西部」の3つだ。

 鳥取に入る手段としておすすめなのは、飛行機。時間の節約はもちろん、早割チケットを利用すれば運賃も安く済むからだ。そして驚くなかれ。鳥取県には空港が2つあるのだ。しかも、その名は鳥取砂丘コナン空港と米子鬼太郎空港。同県が生んだ二人の漫画家(『名探偵コナン』の青山剛昌先生・『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる先生)の作品にちなんだ名前が付いている。東西に長い形をしている鳥取県を旅するには、東部の鳥取砂丘コナン空港から入って西の米子鬼太郎空港から出る旅行プラン(あるいはその逆)を立てると、効率的に観光地を見て回れるのだ。

 県内の移動に便利なのはやはりクルマ。空港でレンタカーを借りて、もう一つの空港で乗り捨てもできるので、レンタカーがおすすめである。
 では、魅力いっぱい鳥取県の主な見どころをざっとご紹介していこう。

絶景の浦富海岸。

 東部は、何といっても日本最大級の鳥取砂丘がメイン。絶景を見るもよし、非日常感に浸るもよし、ラクダ体験やサンドボードなどのアクティビティを楽しむもよし。行ったことのない人はまずは押さえておきたい観光地だ。砂を素材にした彫刻を毎年テーマを変えて展示する「砂の美術館」も、なかなかの見ものだ。海が自慢の岩美(いわみ)エリアは、豪快な景観の浦富(うらどめ)海岸がイチオシ。遊覧船クルーズが楽しめ、海水浴場もある。歴史好きなら、「因幡(いなば)の白兎」神話の舞台となった白兎(はくと)海岸・白兎神社や、鳥取城址近くにある洋風建築の重要文化財「仁風閣(じんぷうかく)」もおすすめだ。そのほか、西日本屈指の絶景と評判の「芦津(あしづ)渓谷」がある智頭(ちず)エリア、若桜鉄道SLなど鉄道ファンや子どもに人気の施設がある若桜(わかさ)エリア、などもチェックしておこう。

三朝温泉の河原風呂。
どこかノスタルジーを感じさせる三朝温泉街。

 中部は、昔懐かしい風情や伝統色が残る地域。白壁土蔵の商家が建ち並ぶかつての商都・倉吉、世界屈指のラジウム温泉の三朝(みささ)温泉が人気のエリアだ。また、アクセスは少し大変かもしれないが、断崖絶壁に建つ国宝「三徳山三佛寺投入堂(みとくさんさんぶつじなげいれどう)」の景観はぜひ見ておきたい。霊場三徳山と三朝温泉は平成27年に日本遺産に認定されている。湯梨浜エリアは、美しい汽水湖「東郷湖」や本格的な中国庭園「燕趙園」で落ち着いて散策が楽しめる。『名探偵コナン』が好きなら絶対にはずせないのが、原作者の出身地、北栄町(ほくえいちょう)。キャラクターのオブジェが点在するコナン通りや、「青山剛昌ふるさと館」など、ファン必見のスポットがいっぱいの聖地だ。

三徳山三佛寺の投入堂。

 西部は、山と海の両方を満喫できる地域。中国地方最高峰の大山(だいせん)エリアは、登山やフィールドアスレチックなどが楽しめ、大山寺や大神山神社、弥生時代の集落跡が見られる「むきばんだ史跡公園」など歴史的な見どころも多い。平成28年には日本遺産に認定された。日本最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」では、四季折々の花が楽しめる。そして、日本有数の水揚げを誇る境港エリアは県内屈指の観光地の一つ。ここは『ゲゲゲの鬼太郎』の作者の出身地で、177体の妖怪のブロンズ像が設置されている「水木しげるロード」や「水木しげる記念館」、妖怪グッズのショップなどがズラリと建ち並ぶ。米子エリアでは、海から湧く温泉「皆生(かいけ)温泉」や、江戸時代から明治にかけてのたたずまいが残る城下町・米子の下町散歩がおすすめだ。車で行くなら、「ベタ踏み坂」として知られる急勾配がある江島大橋もおもしろいかも。

大山屈指の絶景ポイント鍵掛峠の新緑。
大山の夏登山道。

 以上、主なところだけざっとご紹介したが、自分の興味のあるスポットを深掘りしたり周辺情報をさらにチェックしたりして自分なりのプランを立て、鳥取をエンジョイしよう。

米子の岡本一銭屋は、明治から続く駄菓子屋さん。
米子城からの眺め。
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