【幼稚園トラブル】息子がお友達を噛んだ!その時私は…

それは息子が年中さんの時のことです。お迎えに行くと先生から信じられない言葉が。「実はですね・・・息子さんが〇〇君の背中を噛んだんです」私は思わず「息子がですか?」と聞き返してしまいました。入園前から話には聞いていた幼稚園トラブル。特に男の子は叩いたりケンカしたりはよくあること。「まさかわが子が」と思ってはいけない・・。そう思っていたのですが、「本当に息子が!?」と思ってしまうものなんだと実感した瞬間でした。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 10
  • 0
  • 0
  • いいね
  • クリップ

現在年長の息子が、年中さんの時にはじめて経験した幼稚園トラブルについてお話します。

まさか息子が・・・

いつも通りお迎えに行き、教室で待っている息子に声をかけようかなと思っていた時のことでした。

突然名前を呼ばれ振り向くと、深妙な表情をされた主任の先生と担任の先生が。

担任の先生は新任の先生なので、1学期は主任の先生が補佐に付かれていました。

「あの、実はですね・・・息子さんが〇〇君の背中を噛んだんです」

‥‥え!?

私は思わず「息子がですか?」と聞き返してしまいました。

入園前から話には聞いていた幼稚園トラブル。

特に男の子は叩いたりケンカしたりはよくあること。

「まさかわが子が」と思ってはいけない・・。

そう思っていたのですが、「本当に息子が!?」と思ってしまうものなんだと実感した瞬間でした。

確かに息子は、

・元気いっぱい

・言葉も達者

・運動も好き、走るのも速い

・声も大きい、態度も大きく見られることがある

体格は普通ですが、絵に描いたような「わんぱく男児」です。

しかし、まさかお友達を噛むなんて・・。

出典:あんふぁんWeb

トラブルは一瞬にして起こる

先生に話を聞くと、先生方もその瞬間は見ていなかったそうです。

噛まれたお友達が泣いていて、それに気づいた先生が話を聞いたところ、息子がお友達の背中を噛んだことが判明。

息子も自分が噛んだと言ったそうです。

先生曰く、息子の歯形が残るくらいの傷だったらしく・・。

年中で初めてクラスが一緒になったお友達。

最近はよくふたりで仲良く遊んでいたそう。

息子からも話には聞いていました。

しかし、コロナ禍ということもあり、園行事はほとんど中止、保護者同士の交流もあまりなく、お迎えに行った時に挨拶を交わす程度。

私は初めてのことだったので、こういうときはどうするのか素直に先生に聞きました。

「園からその親御さんに連絡をし、電話番号を教えてよいか許可を取ります。その後、園から電話番号をお教えして、保護者の方同士で話をしてもらい、何かあれば園に連絡をしてもらう」というのが今までの流れだと教わりました。

そこで私は園からの連絡を待つことに。

出典:あんふぁんWeb

ドキドキの電話

話を終えて、先生にさよならの挨拶をした帰り道。

私は事情を聞きたい気持ちを抑えて、いつも通りの会話をしました。

息子も今日のことを私が知っているのは分かっていたし、息子から話してくれるのを待つことにしたのです。

すると園から電話がきて、そのお友達のお母様の電話番号を教えてもらえることに。

とりあえず、相手の親御さんと話す機会をいただけたことに感謝でした。

もし怒り心頭で話もしたくないと言われたら、それこそどうしていいか…(^ ^;)

そして気持ちを落ち着かせて電話。

これほど「発信中・・・」の時間が長く感じたことはありません。

「はい」

「あの・・・同じクラスの〇〇です。今日は・・・」

まずは電話番号を教えていただいたことのお礼と、噛んでしまった謝罪をしました。

どんな理由があるにせよ、噛んで傷つけてしまったことは事実なので、ひたすら謝罪と傷の様子を確認。

すると

「子ども同士のことですから大丈夫ですよー。気にされないでくださいー」

と有難い言葉(泣)

それから、いつも遊んでもらっているお礼と、これからもよろしくお願いします、と伝えて終話。

・・・・・よかった。感謝。

これに尽きます。

出典:あんふぁんWeb

そのお友達と遊びたかっただけ

電話が終わって息子のところに行くと、何か話したそうな様子。

そこで「今だ!」と思って息子に聞きました。

(母)「今日何があったん?」

(子)「僕が〇〇君を噛んだら泣いちゃった」

(母)「どうして?」

(子)「ふたりで遊んでたのに、〇〇君が他のお友達のところに行こうとしたから、まだ遊びたかったのに…」

(母)「そっかー。遊びたかったんやね。じゃあなんで背中を噛んだの?」

(子)「名前を呼んでも聞こえないと思ったから」

(母)「そうやったんやね。話してくれてありがとう。でもさ、噛むのはよいこと?よくないこと?」

(子)「よくないこと。〇〇くん、背中大丈夫かな」

(母)「そうやね。何があっても傷つけるのはよくないよね。〇〇くんは、背中の傷、大丈夫ってお母さん言ってたよ。明日、大丈夫か〇〇くんに聞いてみる?」

(子)「よかった。〇〇くん、許してくれるかな?」

(母)「そうやねー。どうしたら許してくれるやろか?」

(子)「ごめんね、大丈夫?って謝る」

(母)「そうやね!ドキドキすると思うけど、明日謝ったらいいね。大丈夫!ちゃんと素直に気持ちを伝えたら伝わるよ。ママは応援してるよ」

と、こんな会話をしました。

私は「何があっても噛んだらダメ!」と頭ごなしに怒りたい気持ちを抑えて、できるだけ冷静に、息子が自分で考えられるように質問をしていきました。

そうすることで、息子の中でも気持ちが整理され、そのお友達と今後も良い関係を築けると思ったからです。

私自身が子どもの頃、私の母にそうやって育ててもらったように。

今では大の仲良し!

翌日、「ちゃんと謝ったらまた一緒に遊んでくれた」と嬉しそうに話してくれました!

それからちょうど1週間後に保育参観があったので、私はそのお友達のお母さんに再度、直接謝って話をしました。

初対面で顔も分からないので、みんなの自己紹介の時に懸命に覚えました(汗)

数少ない園行事。

ここで話しておかなければと必死(^ ^;)

でも、あまりガツガツ話しても引かれるかなと思い、そこは適度に・・。

距離感って難しいけど大事ですね。

年長になった今、そのお友達とはクラスは別れましたが、よく一緒に遊んでいるようです♪

お迎えの時間が近いので、お母さんともよく会い、話すようになりました。

小学校では別れてしまうのですが、息子は「〇〇くんと同じ小学校がいい!」というほど仲良し★

きっとあのことがなければ、子ども同士も親同士もお互いをよく知ることはなかったかもしれません。

トラブルはあまり起きてほしくないですが、その時にどうするのかが大事で、それは親子ともによい経験になるのだと感じます。

トラブルがあったからこそ分かり合える、距離が少し近くなるということもあるかもしれません。

残りの園生活、園児、先生、保護者、園に関わるみーんなが、安全で楽しく過ごせますように。

私は心からそう願っています。

今回は、「初めての幼稚園トラブル!」を途中、息子との会話形式でお伝えしました。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

何かの参考になっていれば嬉しいです。

出典:あんふぁんWeb

<あんふぁんメイト ゆきママ>

実母・実兄・長男5歳(幼稚園年長)※夫は単身赴任中
書くことが大好き!ママの笑顔は家族を幸せにする「今」を楽しみたい私です

  • 10
  • 0
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

メディア・ライター

「あんふぁんWeb」は、幼稚園児とママの情報誌「あんふぁん」(全国10エリア、約71万5000部発行)の公式サイトです。「心がふっと軽くなる!ママ発信の子育て共…

あんふぁんWebさんの他のアイデア

コラムのデイリーランキング

おすすめのアイデア