
玄関ドアをリフォームする時のポイント
玄関は家族だけでなく、来訪者がきた時に、一番最初に目に入る場所。つまり、「家の顔」とも言えます。そんな玄関ドアが汚れていたり、傷んでいたりすることで、家の印象は随分と悪くなってしまいがちです。
だからこそ、いつでも綺麗で清潔感や温かみのある玄関ドアであり続けるためにリフォームをする必要があります。今回はそんな玄関ドアのリフォームを行なう上で押さえておきたいポイントをお伝えします。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 5964
- 13
- 0
-
いいね
-
クリップ

玄関ドアの基礎知識
玄関ドアの種類 ~「開き戸」と「引き戸」の違い~
玄関ドアの種類は大きく分けて「開き戸(ドア)」と「引き戸」に分類することができます。
開き戸=開いて扉を開けるタイプで、新築の家やリフォームの際によく用いられるドア
引き戸=引いて扉を開けるタイプで、昔ながらの日本の家屋によく使用されているドア
この2種類の玄関ドアにはこの2種類があることを覚えておきましょう。
また、この「開き戸」と「引き戸」の中にも、それぞれ豊富に種類がありますのでご紹介します。
「開き戸」の種類
開き戸は、洋風でモダンなイメージのモノが多く、断熱性にも優れています。そんな開き戸は「片開きドア」「親子ドア」「袖付き開き戸」「両開きドア」に分けることができます。特徴を解説します。
〇片開きドア
1枚のドアが左右どちらかに開く作りになっているドア。一般的に多くみられる種類のドアの一つです。採光・通風のためのスリット、小窓のあるデザインもあります。
〇親子ドア
大きさの異なる扉が向かい合っている作りのドア。
片開き戸(親扉)と、場合に応じて扉の開閉ができる扉(子扉)の2枚構造です。
両方の扉が開く為、引っ越しの際など、大きな荷物がある場合、出し入れがしやすくなります。
〇袖付き開き戸
片開きドアに袖が組み合わさった扉のこと。片袖と両袖の2種類があり、ガラスを袖に用いたデザインの場合、採光部を設けることができるため、明るい印象になります。また、袖にポストの付いているデザインもあります。
〇「両開きドア」
左右同じサイズの扉があるデザイン。大きなドアになるため、高級感や重量感を感じさせるタイプですが、設置するためには、広い玄関スペースが必要となります。
「引き戸」の種類
引き戸は横にスライドさせるタイプの扉です。そのため、開けっ放しの状態でも、扉が邪魔にならないことが特徴です。前後の扉開放スペースが必要ではないため、狭小住宅、玄関と道路の間が狭いなど、の場合でも導入しやすい扉となります。
開き戸と違い、扉の開閉に大きな力が必要ではないため、高齢者にとって便利なのも特徴です。
〇引き違い扉
引き戸が2枚あるタイプで、左右どちらにでも移動させることが可能です。一般的に良くみられるタイプの扉です。
〇片引き扉
1枚の扉を左右に滑らせて開閉するタイプの扉。すっきりとした印象を受けるデザインの扉です。
気になる玄関ドアの費用相場は?
玄関ドアの種類ごとの費用相場
リフォームを行なう上で一番気になるのは、種類ともう一つ、「費用」に関することだと思います。ここでは、玄関ドアの種類ごとにどのくらいの費用がかかるのか、相場を見ていきます。
ドア自体の金額はW882×H2239㎜の一般的な玄関ドアの場合、20万円~40万円が相場です。しかし、性能や大きさドアノブの種類、鍵の形式などのオプション次第で、金額は大きく変動します。
玄関ドア自体の費用相場は、各メーカーの出すカタログを確認するようにしましょう。
下に主なメーカーの出す商品のカタログが閲覧できるサイトを記載しておりますので、ぜひご確認ください。
●LIXIL玄関ドアカタログサイト
http://catalog.lixil.co.jp/catalog/
●YKKap玄関ドアカタログサイト
http://webcatalog.ykkap.co.jp/iportal/
施工費に関してはおよそ5~20万円前後が相場と言われています。※
(既存のドア枠を残してその枠に新しいドアを被せるカバー工法の場合、5万円~と比較的安価な施工費でリフォームできますが、既存の枠を取り外して新しく枠からつける場合は、20万円前後が相場と言われています。)
諸経費を合わせると30万円~60万円が相場といえます。
※施工費や諸経費については、各リフォーム店によって違うため、大きく金額が異なる場合があります。
玄関ドアを選ぶ際のポイント
デザイン性で選ぼう!
冒頭から述べているとおり、玄関は「家の顔」との言うべき重要な箇所です。材質や色によって、落ち着いた雰囲気を与えたり、明るさを与えるなど、効果があります。
玄関ドアの材質は金属系と木材系の2種類に分けることができ、それぞれ与える印象が違います。
金属系は金属特有の光沢があり、おしゃれでモダンなデザインの仕上りになります。家全体を現代的なイメージにしたい方にはおすすめです。
また、カラーバリエーションも豊富なため、外壁の色に合わせて選ぶこともでき、選択肢が増えるといっても良いでしょう。
木材系の玄関ドアは木特有の重厚感により、家全体を高級に、かつ味わい深さを与えることができます。
しかし、木を素材にしているため、美しいままの状態を長く保たせるためには日頃のお手入れが必要となってくることも覚えておきましょう。
断熱性のあるドアがおすすめ
断熱性がない玄関ドアは寒気が浸入したり、家の中に暖気が入っていても、ドアからその暖気が逃げてしまいます。しかし、最近では玄関ドアのなかに断熱材を入れることで、外の寒さを家のなかに入れず、家の暖気を外に逃さない種類のドアが豊富になってきています。
断熱性が優れていると、冷房費や暖房費が高くなること防ぐ、省エネにも効果がありますので、お住まいの地域の気候に合わせてぜひ断熱材入りの玄関ドアを選ぶようにしましょう。
防犯機能に優れているドアか?
家の防犯について考えるなかで重要な役割を果たすのが玄関ドアです。
ピッキングを始め、空き巣の手口が巧妙化する中で、空き巣を家のなかに入れない、犯罪から守るための玄関ドアの機能がありますので、ご紹介します。
〇セキュリティーサムターン
ボタンを押すだけでサムターンの取り外しが可能なため、外出時に外しておくことで、ガラスを破られても鍵を開けられることはありません。
〇ディンプルキーと2ロック
ディンプルキーは開錠が非常に難しいため、ピッキング対策に有効な鍵です。
さらに、2ロックを使用することで開錠穴が上下の二つに分けられているため、万が一どちらかが、ピッキングされた場合でも、両方開けるのが難しく、防犯性が高まります。
「引き戸→開き戸」「開き戸→引き戸」ができるかどうか
「現在の開き戸タイプから引き戸にしたい」逆に「引き戸タイプから開き戸タイプにしたい」という希望をお持ちの方は多いと思います。
では、実際「引き戸→開き戸」「開き戸→引き戸」というリフォームは可能なのでしょうか。答えはYESです。ただ、金額について気を付ける必要がありますので、覚えておきましょう。
通常、「引き戸→引き戸」「開き戸→開き戸」にリフォームする場合、カバー工法を用いることになります。カバー工法とは、元からあった、玄関ドアの枠をそのまま使用し、新しいドアを取り付けること。そのため、工期も短く、比較的安価でリフォームすることができます。
しかし、「引き戸→開き戸」「開き戸→引き戸」の場合、このカバー工法ができない場合が多く、現状の幅を大きくする、もしくは狭くするなどの工事が入ります。そのため、工費が通常より高額になることが多いです。
まずは、施工するリフォーム業者の方に、現在の玄関の大きさで、「引き戸→開き戸」「開き戸→引き戸」のリフォームができるか、金額の面を含め相談することをおすすめします。
- 5964
- 13
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
玄関ドアを引き戸に交換するメリットとは。子育て世代にうれしい特徴LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
デザイン豊富なLIXIL(リクシル)の玄関ドア!おすすめのドアを紹介♪LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
畳の床下が気になる!床下トラブルや修理費用の相場についても紹介LIMIA編集部
-
2部屋を1部屋にリフォーム!広々空間を手に入れるためのポイントとは?LIMIA 住まい部
-
【必見】クローゼットドアのリフォームにかかる費用の解説や事例の紹介LIMIA 住まい部
-
トイレのドア交換に必要な費用は?リフォームの注意点やドアの種類もLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
部屋をつなげて、快適さをアップ!つなげるリフォームのポイントLIMIA 住まい部
-
【大胆リフォーム】窓をなくして過ごしやすいお部屋に大変身!費用と実例まとめLIMIA 住まい部
-
引き戸玄関のメリットを紹介!時代の変化でおどろきな防犯性能!LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
鉄骨造のリノベーション。優先事項や注意点を知っておこうLIMIA 住まい部
-
リフォームで新しくドアを取り付けるときのポイントとは?LIMIA 住まい部
-
リフォームで天井を抜きたい!どんな工事をするの?LIMIA 住まい部
-
へーベルハウスは増築できるの?へーベルハウスのリフォームのポイント!LIMIA 住まい部