【ご当地クイズ!】福井・永平寺の木魚が、魚の形をしている厳し~い理由とは

戒めの意味があります

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書籍『日本全国「へぇ、そうだったのか!」雑学』(KADOKAWA)には、他県民からすると驚いてしまう、その地域特有のあるあるネタがいっぱいです。

その中から、思わず誰かに話したくなる厳選ネタをご紹介!

木魚は丸い形が一般的

お坊さんがポク、ポク、ポク、と鳴らす木魚。

丸い形のイメージがありますよね。

でも福井・永平寺の木魚は魚の形。

その理由は一体なんでしょうか?

正解は……

出典 : Upload By 『日本全国「へぇ、そうだったのか!」雑学』

魚は目を閉じて眠らないので、「目を閉じて惰眠を貪ることなく、修行に励むように」という戒めが込められているのだとか。

でもそもそも、なぜ木魚は、名前に「魚」と入っているのでしょうか?

福井の永平寺には魚の形をした木魚がある

読経や念仏を唱えるときに叩き、ポク、ポク、ポクと鳴らす木製の仏具のことを「木魚」と言います。

木魚という名前ながら、魚には似ても似つかない円形をしているものが一般的です。

それなのになぜ、木魚と言うのでしょうか。

木魚は中国の宋代(一〇~一三世紀)から使われるようになりましたが、もともとは木を魚の形に彫ったものだったのです。

当時の木魚は木槌などで打って音を出し、人々を集めるために使われていました。

それが現在のように円形になったのは、明代(一四~一七世紀)のことといわれています。

しかし、いまも禅寺の総本山として知られる福井の永平寺には魚の形をした木魚が修行場に吊されていて、その木魚を木槌で叩いて修行僧たちに座禅の時間を知らせています。

不思議なのは、生臭物が禁じられている禅寺に、なぜ魚の形をした仏具があるのかです。

それは、魚が目を閉じて眠らないためだとか。

「目を閉じて惰眠を貪ることなく、修行に励むように」という戒めが込められているのだそうです。

ちなみに、魚の形をした木魚は「魚板」とも言い、黄檗宗の総本山・黄檗山萬福寺(京都)や護国山東光寺(山口)などの禅寺でも見ることができます。

出典 : Upload By 『日本全国「へぇ、そうだったのか!」雑学』

https://www.kadokawa.co.jp/product/301407000691/

出典:『日本全国「へぇ、そうだったのか!」雑学』(こんなに知っている委員会著/KADOKAWA)

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