話し合いが最重要!共用パソコンの買い替えで意識すべきポイント【PC買い替え・後編】

前編のアンケートによると、家族共用のPCは壊れる寸前まで使用する場合が多いようです。快適にネットサーフィンや作業をするためにも、適切なタイミングでPCの買い替えをしたいものですが、新調する際はどんなことに注意すべきでしょうか。みなさんが重視しているポイントを参考にしてみましょう。

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デジタル機器であるPCも、使っていると徐々にガタが出てくることもしばしば。「長い間使っていたパソコンが動かなくなってしまった!」という経験を持つ人もいるかもしれません。

前編で見てきたアンケートによると、多くの人がPCを買い替えるタイミングは「壊れたら」。しかしタイミングを見誤ると、大切なデータを失うなんてことにもなりかねません。調子が悪くなってきたら、適切なタイミングで買い替えを検討しましょう。

いろいろなメーカーからいろいろな機能が付いたPCが販売されていますが、家族共用のPCの場合は何を基準に購入すればいいのでしょうか。後編では、家族共用PCを買い替えるときに気をつけていることについてのアンケート結果をご紹介します。

■目次
1. 新しくPCを買うときに重視するのは“価格”と“機能”
2. PC買い替えの予算は“高すぎず安すぎず”が本音
3. 話し合いが必須。みんなが使いやすいPCを選ぼう!
まとめ

1. 新しくPCを買うときに重視するのは“価格”と“機能”

後編最初の質問は、家族共用のPCを買い替える際に重視することについてです。アンケートの結果、なんと価格と機能が同じ票を集めて同率1位に。

家族共用だと性能よりも価格が重視されるのかと思いきや、意外な結果になりました。では、さっそくそれぞれの意見を見ていきましょう。

【価格=安さではない!意識すべきはコストパフォーマンス】

■「個人所有の物にはお金をかけますが共用のパソコンであるなら価格を重視します」(30代・主婦)

■「高すぎず、安すぎず、値段と性能のバランスがちょうどいいことを重視します」(30代・主婦)

■「家族みんなで使う分、早く壊れそうなので価格を重視したいと思います」(40代・主婦)

価格を重視する人の声を集めてみたところ、価格を重視するといっても、安さだけを求めているわけではありません。機能と価格が適正な、コストパフォーマンスが良いものを選ぶという人が多く見られました。

また、一時的な安さで選ぶよりも、保証がしっかりしていて安心できるメーカーを選び、壊れたときの出費も考えて買うようにしている人も。いずれにせよ、決して安い買い物ではないので、予算の設定は重要になります。

【“PCでやりたいこと”ができる機能があるものを買う】

■「買う目的があって買うのであって、それを実現できる機能が一番のポイントとなります」(50代・主婦)

■「みんなで使うと容量もたくさん必要になるため、ある程度性能の高いものでなければと思う」(40代・正社員)

■「安いからといって機能の悪いものや古いタイプのものを買うと、自分で気に入る設定ができなかったり、買い足さないといけないものが出てきたりするので」(40代・パート)

PCを使うからには、PCでなければいけない理由があるはず。「PCで何がしたいか」がわかっている人は、それができる機能や性能があるPCを選ぶようです。

家族で共用するPCで特に注意しておきたいのが、ハードディスクなど保存領域(ストレージ)の大きさです。個人用のPCでも不足しがちなストレージを複数人で使えば、すぐに容量不足になってしまいます。

内蔵されている容量に不安があるなら、外付けのハードディスクなどを用意することも選択肢に入れたほうがよさそうです。

2. PC買い替えの予算は“高すぎず安すぎず”が本音

次は、新しい共用PCを買うときの予算についてです。アンケート結果を見ると、8万円以上の予算を準備する人が全体の半数、そのなかでも10万円以上を選択した人は全体の30%にも及びました。

一方で5万円以下の格安PCを選ぶ人も全体の30%と、大きくばらつきがあることがわかります。安いものを選ぶ人と高いものを選ぶ人の考えの違いを比べてみましょう。

【共用PCは最低限の機能、そこそこの値段で十分!】

■「家族共用PCは仕事に使うわけではないので、高性能である必要はないと思います」(40代・主婦)

■「スマホメインなので、そんなに高級なパソコンの必要性を感じないから」(20代・主婦)

■「性能の高いものを買っても使いこなせないし、最低限の作業ができて、ある程度丈夫ならそれで満足」(20代・パート)

安いPCを選んだ人は、共用のPCであれば性能は最低限で十分と考えているようです。仕事でPCを使わない人や、操作が苦手という人からは、スマートフォンだけでも事足りるという意見も挙がりました。

もちろん安いPCでも十分に動作しますが、新しいものを購入するときは、よく使われるオフィスソフトやセキュリティソフトなどがインストールされているか、保証がついているかなどをきちんとチェックしましょう。

安いPCにはこういったものがついていない可能性があるので、注意が必要です。必要なソフトを別で購入するとかえって高くつく場合もありますよ。

【長い目で見れば高価なPCのほうが安くなるかも?】

■「家族で使うものなので簡単に壊れる安いものより、少し高くても長く使えるものがいいから」(20代・主婦)

■「10万円以上のパソコンであれば、5年ぐらい使っても容量が足りなくならなくて、機能も良いものが買えるから」(40代・主婦)

■「あまり性能が悪いとすぐに不便になってしまうので、それなりのものを選ぶ」(50代・主婦)

10万円近くの予算を準備する人は、「今使えればいい」と考えるよりも「長く快適に使いたい」と考える人が多い傾向がありました。

安いPCを選んで、すぐに壊れてしまったり動作が遅くてイライラしたりするよりは、多少高額でも長い間快適に使うほうがお得な買い物になるかもしれません。

また、それなりの価格のPCはオフィスソフトやセキュリティソフトもすでにインストールされているものが多く、そういった設定が苦手な人は、安いものを買うよりも手軽にPCを使い始めることができます。

3. 話し合いが必須。みんなが使いやすいPCを選ぼう!

最後に、共用のPCを買うときに気をつけていることを聞いてみました。

家族の人それぞれが共用PCに求めることは違ってくるもの。いろいろな条件があるなかで、ひとつの製品を選ぶは難しいでしょう。では、家族全員の要望を満たすPCを選ぶにはどうすればいいのか、さまざまな意見が挙がったなかから、いくつかピックアップしてご紹介します。

■「どんな目的で使うかをよく話し合って、それに合った大きさや機能のあるパソコンを選ぶのがよいと思います」(40代・主婦)

■「家族のニーズにあったPCを選ぶことが重要だと考えます。お互いのニーズにあったものを話し合う必要かあると思います」(40代・主婦)

ほかの人と共用するからこそ、必要な機能や予算について話し合うのは非常に大切です。どんな機能がほしいのか、どのくらいの容量がほしいのか、いくらまでなのかなど、使う人全員が納得できるものを選べるようにきちんと話し合いましょう。

■「家庭内のいろいろな場所で使うことになると思うので、軽量で頑丈なものを選びます」(50代・主婦)

■「今まではノートPCでしたが、子どもたちが大きくなり学校のレポートなどでPCを使う頻度が増えたのでデスクトップに買い替えました」(40代・主婦)

また、デスクトップ型・ノートパソコン型のどちらを買うのかも重要な問題です。基本的に性能を求める人はデスクトップ型を、使いやすさや持ち運びやすさを求めるならノートパソコン型を選ぶ人が多いようです。

最近のノートパソコンは性能が高いものが多く、デスクトップ型と同等の性能のものもたくさんありますが、性能が同程度ならノートパソコン型のほうが高価になる場合がほとんどですので、予算や家庭での用途もふまえて決めるのがよいでしょう。

まとめ

今回は、前後編に渡って共用PCの買い替えにまつわるアンケート結果をご紹介してきました。今や生活に欠かせないPCですが、それなりの費用がかかるので上手に選びたいもの。

PCは数え切れないほどの製品が販売されているので、知識がないと選ぶのが難しいかもしれません。そんなときは、今回ご紹介した意見を参考にしたり、身のまわりにいるPCに詳しい人、PC売り場の店員さんに話を聞いたりするといいでしょう。


アンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方アンケート総数:50

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