実は隠れた汚れがいっぱい!カーテンを洗濯して気持ち良い窓際へ

毎日使うカーテンは、なかなか洗う機会がないという方も多いことでしょう。洗い方も難しそうだし、洗う必要もないと考えてはいませんか。今回は実際にカーテンを洗ってみました。気づかなかった汚れがたくさん出てきて「こんなに汚れていたとは!」という驚きに繋がります。

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毎日リビングに掃除機をかけたり床を拭き掃除をしたり、水周りもこまめに掃除する、なんて綺麗好きさんでも、ついつい放ったらかしてしまいがちなカーテンの洗濯。「いつか洗濯しなきゃ」と気になりつつも、衣類と違っていつ洗ったらいいのかタイミングが難しいですよね。

ここでは、カーテンをどのくらいで洗濯したらいいのか、シワにならずに洗濯する方法や洗った後の干し方など、カーテンのお手入れ方法をご紹介します。

■目次
1. カーテンが汚れる原因って?
2. 洗濯前に確認すること
3. 洗う準備をしよう
4. カーテンの洗濯方法について
5. 洗っている間に窓際の掃除を
6. カーテンの干し方
7. Before/After
まとめ

1. カーテンが汚れる原因って?

一見すると汚れていないように見えるカーテンも、長期間部屋に吊り下げていれば当然汚れは蓄積していきます。カーテンにつく汚れには、主に下記のような種類があります。

■ハウスダスト
床に掃除機をかけても、カーテンに掃除機をかける人は少ないのではないでしょうか。クッションやマルチカバーと同じく、カーテンにも繊維の奥にほこりやハウスダストが入り込んでいきます。

■カビ
結露が多いベランダにかけているカーテンは特にカビやすいものです。カーテンを裏返すと、窓に接する部分や床に近い部分などに黒いカビが点々と付着していたりします。

■ペットの毛など
ペットを飼っているお家なら、カーテンにペットの毛がたくさんついていることがあります。静電気を起こしやすい化繊のカーテンなどは要注意です。

■ニオイ、雑菌
リビングで鉄板焼きをしたり、焼き魚を焼いたりするとカーテンにニオイがついてしまいます。また、日陰で湿気がたまりやすい部屋のカーテンには雑菌が繁殖しやすく、ニオイの原因になりやすいです。

■タバコのヤニ
喫煙している人、あるいは家族に喫煙者がいるご家庭は、カーテンをこまめに洗いましょう。特に室内で喫煙する習慣があると、カーテンにもヤニやニオイがつきやすいです。

2. 洗濯前に確認すること

カーテンの汚れを確認することができたら、洗濯する前に洗濯表示や素材をチェックしましょう。

洗濯OKのマークがついていれば、そのカーテンは自宅の洗濯機で洗うことができます。カーテンによく使われているポリエステルなどの素材はシワになりにくく、色落ちも少ないので比較的簡単に洗えます。リネンや綿なども洗えますが、シワや色移りには注意が必要です。

防炎などでコーティング加工のしてあるカーテンは、洗濯によって効果がなくなってしまう場合があります。そのようなカーテンは「水洗い不可」といった表示があるので、併せて確認しましょう。

何年も洗わずに放置していたカーテンの場合、素材によっては布がもろくなっていたり、コーティングが剝がれかけていたりすることがあります。洗濯すると破れたり、コーティングが洗濯槽に落ちてしまったりすることがあるので、古いカーテンは洗濯を諦めて買い替えるのが良いでしょう。

洗濯の前には、その日のお天気や空模様も要チェックです。カーテンやシーツなど大きな布製品は乾くのに時間がかかります。朝は晴れていたのに午後から雨が降ってしまうと生乾きになり、ニオイの原因に。カーテンは乾燥機にかけると縮んでしまうことがあるので、できるだけ1日お天気が続く日に洗濯しましょう。

3. 洗う準備をしよう

カーテンの洗濯方法は、基本的には洗濯表示を参考にします。洗濯機で洗えるカーテンなら、衣類と同じ洗剤を使って洗えます。お好みで香りの良い柔軟剤を入れるのもおすすめです。

■準備するもの
洗濯用洗剤、酸素系漂白剤、柔軟剤、洗濯ネット

洗濯表示と天気の確認ができたら、いよいよ洗濯の準備です。まずはカーテンをレールから外して、フックを取り外していきます。

全てのフックが外せたら、布の強さやシミ、汚れなどがないかチェックします。大きなほこりは取り、汚れのひどい部分があれば、そこだけ部分漂白剤などをスプレーします。

カビ汚れがある場合は、綿棒などに塩素系漂白剤を少しつけて、カビの部分をたたくようにしてから洗濯します。塩素系漂白剤が使えないカーテンだと、自宅でカビを取るのは難しいです。漂白剤が使えても色落ちが心配なら、クリーニング店に相談してみましょう。

汚れのチェックが済んだら、カーテンのギャザー部分を寄せるようにして、アコーディオン状にたたんでいきます。

たためたら、汚れている部分が表に出るようにネットに入れて準備完了です。

ギャザーに沿ってたたみ、ネットに入れることでシワにならず、綺麗に洗濯できます。

4. カーテンの洗濯方法について

糸のほつれなどを防ぐため、コースが選べる場合は「すすぎ1回」や「乾燥時間短め」「水流弱め」など、優しいコースで洗うようにしましょう。

水の汚れがひどい場合や、汚れの落ち具合によっては2度洗いしてもいいかもしれません。1年以上放置していたカーテンは、洗濯し始めるとみるみる水が汚れてきます。

5. 洗っている間に窓際の掃除を

カーテンを洗濯している間に、窓際のお掃除をしましょう。

■準備するもの
ハンドモップ、ブラシ、スポンジ、家庭用クリーナー、ガラス用洗剤、ビニール手袋など

カーテンレールの上はホコリがたまりやすいので、モップで丁寧に拭き取ります。

窓のさんの部分は、メラミンスポンジやティッシュを巻きつけた棒などを使って綺麗にします。

カーテンのフックにもほこりがついています。ついでに洗ってしまいましょう。

6. カーテンの干し方

カーテンの洗濯が終わったら、シワにならないように早めに洗濯槽から取り出します。通常のカーテンなら、フックを付けてそのままレールに干してしまいましょう。布の重みで自然にシワが伸び、窓際なのでお天気の日なら綺麗に乾きます。

カーテン自体に重みのあるものは水を吸うと更に重くなり、フックに負担がかかったりレールが曲がったりすることがあるので、物干し竿などに広げて干します。物干し竿に干すときは、乾いてからフックを取り付けます。洗濯表示にアイロンOKのマークがあれば、軽くアイロンをかけてもいいでしょう。

7. Before/After

1年以上放置していたため、裾の部分がかなり汚れてしまっていたレースカーテン。

汚れた部分に漂白剤をスプレーし、すすぎ1回の1度洗いでここまで綺麗になりました。

ポリエステルの遮光カーテンは、見た目には汚れが目立ちませんが、静電気でたくさんのほこりを吸着しています。

汚れの目立ちにくい色なのでそこまで変化はありませんが、白っぽいカーテンだとずいぶん明るさに差が出るようです。

柔軟剤の良い香りが部屋中に広がり、すっきりと良い気分になります。部屋の中が何となくいやなニオイがするという場合、カーテンが原因のことも。カーテンを洗濯するだけで、消臭スプレーを使わずにお部屋のニオイが取れるかもしれません。

部屋の間取りやタバコ、ペットの有無や自炊の頻度によっても違いますが、カーテンは見た目以上に汚れますし、付着したニオイも気になります。少なくとも年に1~2回、レースカーテンなら数か月に1度は洗うことをおすすめします。

洗えない素材のカーテンは定期的にホコリを払い、除菌スプレーなどを使って清潔に保ちます。それでも汚れは蓄積するので、買い替えるというのもおすすめですよ。

まとめ

カーテンは洗濯表示で洗えるものなら、大きさの割に結構簡単に洗濯できます。たたんでネットに入れて普通に洗濯した後も、カーテンレールに元通りにかけておくだけで乾くので場所を取らず、他の洗濯物の邪魔になりません。

窓から風を取り入れる時、カーテンが汚れていると部屋の中にほこりや雑菌をまき散らすことになるかもしれません。窓際のお掃除をして清潔なカーテンをかけ、柔らかな日差しと涼しい風を受けながら優雅なひとときを過ごしたいですね。

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