ピカピカの玄関は気持ちいい!掃除しづらい玄関を徹底的にきれいにしてみた

玄関の掃除ってほうきで掃くだけだと思っていませんか? 実は泥や靴の跡などがしつこく床に付いてしまっていることがあるのです。そんなちょっと厄介な掃除をキホンのキから実践してみました。これを機にピカピカな玄関にして、ちょっと気分を変えてみませんか?

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玄関はその家の「顔」、「第一印象が決まる場所」とも言われます。皆さんのお家の「顔」はいつもきれいですか? 友人の家を訪れたとき、玄関がすっきりしているとその人までもきちんとした人に見えます。逆に自分もそう見られていると思うと、こまめに掃除をしてきれいにしておきたい場所です。

でも、そもそも正しい玄関の掃除の仕方なんてあるの? 洗剤は使っていいの? といろいろな疑問が出てきます。今回は、さっと簡単にできる掃除から、しっかりと汚れを落とす方法まで実践してみました。

いつ? どのくらい? どうやって? 玄関掃除の頻度

リビングやトイレ、お風呂、キッチンと毎日きれいにしておきたい場所はたくさんありますが、忙しい主婦にとって毎日全てを徹底的に掃除にすることは難しいことです。特に、玄関はリビングのように常に過ごす場所ではないので、つい後回しにしてしまう場所ではないでしょうか。

我が家は週に1度、掃き掃除をするくらい。でも外からの汚れの入り口となる場所なので、毎日の汚れが蓄積していきます。「靴を出すのが面倒」「またすぐに汚れるから」という理由で後回しにしてしまっては、どんどん汚れが溜まる一方です。

普段は家に帰ってきたタイミングなどに、ほうきで軽く掃いて靴を揃えるだけでもきれいな玄関を保つことができます。そして1~2ヶ月に1度を目安に拭き掃除や玄関全体の整理、年に1~2回下駄箱の整理ができれば完璧!

毎日の行動の中にちょっとした掃除をする習慣を入れると、「掃除しなきゃ……」という気持ちが無くなります。

砂や泥だけじゃない 玄関の汚れの種類

玄関には靴に付いていた砂や土、小石、泥などの汚れのほかにも洋服に付いていたホコリや髪の毛などもあります。室内でペットを飼っている方は、抜け毛も気になりますね。

さらに、ドアノブの手垢や下駄箱の臭い。屋外のスペースには落ち葉や虫、クモの巣、雨の水垢など挙げればきりがありません。どこにどんな汚れが付くのか把握しておくだけでも汚れる前に予防でき、さらに掃除しやすいレイアウトにすることができます。

これだけはやっておこう!「たたき」の基本掃除

玄関の「たたき」ってどこか分かりますか?漢字で書くと「三和土」。古くは土に石灰やにがりなどを混ぜて固めた土間のことを指します。この土をたたいて固めたことから「叩き土」と呼び、略して「たたき」と呼ばれるようになりました。つまり土足で入れる場所のことです。

現在は色々な素材が使用されており、タイルやコンクリート、大理石など玄関のイメージを決めるものとなっています。家を建てるときに、せっかくこだわって選んだ素材も汚れていては台無しです。リビングのように広い空間ではありませんので、さっと短時間で終わらせることがポイント。

まずは下駄箱の上や窓、扉のまわりなどのホコリをハンディモップで落とします。

その後、たたきの砂や髪の毛などをほうきで掃きます。モップやほうきはすぐに取り出せるところに収納しておくと便利です。

やるなら徹底的に! もっと「たたき」をピカピカにする方法

基本掃除にプラスして、さらにきれいにする方法をご紹介します。

先程お話したように、たたきには様々な種類の素材が使われており、掃除の方法も異なります。タイルやコンクリートなどはかたくて丈夫なため、ブラシでこすっても問題はありませんが、天然石や樹脂タイルは傷がつきやすいのでNG。

また、お掃除で効果のある酢(クエン酸)は天然石や素焼きのタイルを溶かしてしまう作用があるので使えません。洗剤を使用する場合は、自宅のたたきがどんな素材なのか確認してから掃除しましょう。

モップがけの後、ゴミが溜まりやすい角の汚れは歯ブラシでかき出し、その後全体をほうきで掃いて砂やホコリを取り除きます。

次にたたきに水をまき、デッキブラシで擦りながら固まった砂や泥を落としていきます。

目地の部分は歯ブラシで念入りに。

水で流した後は、雑巾や古布で拭き上げていきます。集合住宅などで、水を流せない場合は水拭きで。最後はどちらもしっかりと水気を拭き取って、よく乾かします。

定期的な掃除でカビや臭いもすっきり! 下駄箱の掃除

玄関を掃除する上で見逃せないのが下駄箱です。靴に付いていた土や臭い、湿気が溜まって大切な靴がかびてしまう原因となります。

また、下駄箱の中にたくさんの靴を詰め込み過ぎるのも禁物です。変形や色移りをしてしまうことがあり、靴の状態を悪化させてしまいます。長年履いていない靴や、サイズが合わないものは思い切って処分しましょう。

冬のブーツや夏のサンダルなど、洋服を衣替えするように下駄箱の中も季節に合わせて整理できると良いですね。

まずは、中の靴を全て取り出してから、砂やホコリを小さなほうきで掃きます。

その後かたく絞った雑巾で棚板やドアを拭いていきます。

しばらく扉を開けた状態で良く乾かしてから、新聞紙や下駄箱用シートなどを敷き、靴を並べます。

下駄箱は湿気がこもる場所なので、こまめな換気が必要です。さらに臭い対策には重曹がおすすめ。臭いそのものを吸収する作用があるので、芳香剤の強い香りが苦手な方は是非お試しを。

雨などで濡れてしまった靴は、そのまま下駄箱に入れるとカビや臭いの原因となります。そのままたたきの上に置くと汚れが付いてしまうので、水はけのよいマットの上に置き、靴の中に乾燥剤や丸めた新聞紙を入れ、よく乾燥させます。

下駄箱にしまう際には靴底の砂をしっかり払い、他の靴が汚れないようにしましょう。このように予防をしておくことで普段の掃除も楽になり、靴を長持ちさせることもできます。

来客の目線になって隅々まで! 傘立て&外まわりの掃除

自分が訪問者として他の家に行くとき、まずどこを見ますか?表札やインターホン、植物や置物など玄関の外を見ますよね。家の中に入らずとも、その家の雰囲気が分かってしまう場所でもあります。

自分ではなかなか気付かない汚れを、おうちを訪ねてくる来客目線になって見てみましょう。来客前にも玄関の外に出て一通りチェックできれば、さらに良い印象を与えることができます。

意外と見られている傘立て。受け皿が水垢や泥で汚れていませんか?折り畳み傘をそのまま入れて、取り出しにくくなっていた我が家の傘立て。

S字フックを使って、取り出しやすいように収納しました。受け皿にも触れないので汚れません。

表札やインターホン、照明もホコリが溜まりやすい場所なので、しっかりと拭いてきれいにします。

玄関外の天井にはクモの巣がないか確認し、気付いたときにすぐに取り除いておきましょう。蜂の巣などは放置すると大変危険です。予防ができるスプレーなどもありますので、毎年害虫にお困りの方は早めに対策しましょう。

キレイなドアで気持ちのいい1日のスタートを

一見綺麗そうな玄関ドアですが、外側には砂ぼこり、ドアノブには手垢などの汚れが付いています。たたき同様、ドアにも様々な種類がありますので素材に合ったお手入れが必要です。

樹脂やステンレス製のものは傷が付きやすいので、硬いブラシなどで擦らないこと。木製のものは湿気を嫌うので、水拭きは避けましょう。基本的には柔らかい布で拭いて、ホコリをはらい、手垢の付きやすいドアノブは住宅用洗剤や油汚れに強い重曹水などで拭けば、さっぱりと気持ちの良いドアになります。

ドア枠や巾木などの細かい部分は、軍手で拭くと良く取れます。

好感度がUPする玄関づくり

玄関の印象は入った瞬間が勝負。たたきやドアがきれいでも、飾りや小物が多すぎるとスッキリした印象にはなりませんし、ホコリが溜まりやすくなります。

ベビーカーや子どもの三輪車、灯油のポリタンクなども玄関に置きがち。賃貸などで収納スペースがなく、どうしても玄関に置かなくてはならない状況でも、置き方を変えたり、カバーなどで隠したりすることで印象は変わります。

逆に物が無く、鍵や帽子などが無造作に置かれていると殺風景な玄関になってしまいます。自分はもちろんですが、他人にとっても心地よい空間づくりをすることが大切です。

鍵やハンコなどの小物はきちんと収納場所を決めておけば、出かける前に慌てて探す必要はありません。

日頃からのこまめな掃除が難しい場合は?

日頃のこまめな掃除が大切だとわかっていても、忙しい毎日の中で掃除を後回しにしてしまうこともありますよね。そんなときは、家事代行サービスを使って自分の代わりにお掃除してもらうのもひとつの手。

家事代行サービス〔CaSy(カジー)〕では、玄関の掃除はもちろん、水回り全般、お部屋のお掃除・お片づけまで依頼が可能。重点的に掃除してほしいところを伝えればリクエストに応えてお掃除してくれるので、「家事代行サービスを使ったことがないから不安……」という方も一度チェックしてみてくださいね♪

まとめ

今回玄関掃除をしてみて、改めて玄関がその家の「顔」であることを再確認しました。いつも明るく清潔な玄関でお客様をお迎えできれば、素敵なお家に一歩近づきます。家の中の掃除やインテリア選びは出来ていても、玄関まではあまり気にしていなかった方は今一度、見直してみてはいかがでしょうか?きちんと掃除をして、小物を一つ置くだけでも印象は変わります。

また、子どもに「脱いだ靴は揃えて置きなさい」「下駄箱にきちんとしまいなさい」といくら言っても、玄関がきれいな状態でなければ自ら片付ける心は育ちません。まずは大人が見本を見せ、「物が片付いていると気持ちがすっきりする」という感覚を小さい頃から身につけることが出来る、玄関はそんな心を養う大切な場でもあります。

そのためには、やはり日頃のこまめな掃除が重要になってきます。玄関の広さにもよりますが、掃き掃除だけなら数分で終わるので、普段の掃除のリズムにも組み入れやすいですよ。そして定期的に下駄箱や外回りもきれいにすれば、突然の来客でも慌てることはありません。ぜひあなたのお家の玄関を、誰にとっても心地の良い空間にしてみてください。

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