【直撃インタビュー】失敗したくない洗濯機選び。洗濯機の重要ポイントを日立の広報担当に聞いてみた

衣類の汚れを落としてくれる「洗濯機」。今や各家庭に欠かせない家電のひとつです。今回は日立アプライアンス株式会社の方に、洗濯機の選び方をききました。洗濯機によって、サイズや機能も様々。家庭に合ったとっておきの一台を選んで、爽やかな気持ちで洗濯を行う手助けをしてもらいましょう!

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衣類の汚れを落としてくれる「洗濯機」。今や各家庭に欠かせない家電のひとつです。使用頻度が高いものだからこそ、購入するときはしっかり吟味したいものですが、性能も様々で、「どの洗濯機がいいかわからない!」ということありませんか?

洗濯機には2槽式・タテ型・ドラム式の3種類があります。これら3種類の洗濯機を幅広く取り扱っている日立アプライアンス広報グループ、松尾亜季さんより洗濯機選びのアドバイスをいただきました。あなたにぴったりの、おすすめ商品を紹介します。

■目次
1. まずは洗濯機の種類や特徴を知ろう
2. ガンコな汚れにさようなら!日立ドラム式の「ナイアガラ洗浄」
3. これぞ省エネ。日立独自の乾燥方式「ヒートリサイクル乾燥方式」
4. アイロン要らずで、そのまま着られる「風アイロン」が魅力的!
5. たった2.8円!「自動おそうじ」で除菌・黒カビ抑制
6. 「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム(BD-NX120A)」をご紹介!
7.気になる毛布やシーツ、枕カバーなどに。新機能「ダニ対策」コースで衛生的に
まとめ

1. まずは洗濯機の種類や特徴を知ろう

まずは「2槽式」「タテ型」「ドラム式」、それぞれの洗濯機の特徴を見ていきましょう。

【2槽式】

2槽式と聞くと「昔の洗濯機」というイメージがある方も多いかもしれません。使用している家庭は少なくなったものの、2槽式は今でも販売されている現役の洗濯機。その名のとおり、洗濯槽と脱水槽の2槽に分かれており、洗濯槽から脱水槽へは手動で衣類を移動させます。

——日立さんでは2槽式の洗濯機も販売されていますが、どんなユーザーが2槽式を購入していますか?

「洗濯と脱水工程が同時にできるため、洗濯が終わると衣類を脱水槽に移動させて、次の洗濯を始めたい方などが、2槽式を購入されているようです。

便利な使い方もできる点が魅力で、2槽式をお使いの方が買い替え時に、引き続き2槽式を選ぶ場合もあるようです」(松尾さん)

2槽式洗濯機はシンプルゆえに使い方の応用が利き、いまだに根強いユーザーがいるようです。

【タテ型】

タテ型は洗濯から脱水まで全てを自動で行ってくれる全自動洗濯機で、洗濯物を上から出し入れする馴染みのある形で、高い洗浄力がポイント。洗濯槽の底にある羽根を回転させてかくはん洗いするので、頑固な汚れもしっかり落とせます。ドラム式と比べて、サイズが様々で価格が安いのがメリットと言えます。

【ドラム式洗濯機】

ドラム式洗濯機の特徴は、ドラム槽を回転させ、衣類を上から下へ落とす「たたき洗い」です。衣類がからみにくく、傷みやシワがつきにくいのが利点。また、使用する水量も少なく済むので、節水効果もあります。

ドラムを回転させ衣類を広げて乾かすのでタテ型よりも乾燥の仕上がりに優れており、省エネ性も高いのが特徴です。

これら3種類の洗濯機は、まさに三者三様。それぞれの良いところが1台にギュッと集約された洗濯機があればいいのに……、というユーザーの気持ちに応えてくれるのが、日立の洗濯機です。大容量で省エネ・節水、しっかりした洗浄力。そして乾燥機能もついていて、衣類をやさしく仕上げます。日立の洗濯機には、バランスよく機能が搭載されているのです。

2. ガンコな汚れにさようなら!日立ドラム式の「ナイアガラ洗浄」

日立のドラム式洗濯機(BD-NX120Aなど)には、「ナイアガラ洗浄」が搭載されています。洗濯機の重要な役割はやはり汚れを落とすことですが、ドラム式の弱点はその洗浄力でした。

ガンコな汚れまですっきり落とせる、「ナイアガラ洗浄」「温水ナイアガラ洗浄」について説明していきます。

「ナイアガラ洗浄」は、ナイアガラ循環シャワーを衣類にふりかける仕組み。高濃度の洗剤液が繊維の奥まで届くのです。そして、この洗浄方法に温水ミストをプラスしたのが「温水ナイアガラ洗浄」。高濃度の洗剤液を温風であたため、ミスト状にして吹き付けます。こうすることで、衣類の黄ばみを除去・予防することができるのです

汚れやすい襟や袖の黄ばみは漂白剤を使わないとなかなか落ちないガンコ汚れ。それが洗濯機だけでしっかり落ちるのは嬉しい機能です。

さらに、「たたき洗い」によって硬い仕上がりになりがちだった点も、「もみ洗い」「押し洗い」の洗い方を加えることによって解決できました。外干しだけでも、気持ちよい肌ざわりに仕上がります。

洗浄のほか、「ナイアガラすすぎ」にも注目です。この機能は、ナイアガラ循環シャワーと水道水シャワー、2つのシャワーですすぐというもの。遠心力を利用して洗剤成分を吹き飛ばしながら、2種類のシャワーでしっかり洗い流します。

——ナイアガラ洗浄はシャワーが重要となるようですが、たくさんの水を必要とするように感じます。どうやって節水をしているのですか?

「『強力循環ポンプ』で水を循環させることで、注水の量が抑えられています」

洗剤液を循環させることが、大容量サイズでも節水となる秘訣のようですね。

3. これぞ省エネ。日立の「ヒートリサイクル乾燥」

日立の洗濯乾燥機は、「ヒートサイクル乾燥」が特徴です。まずは、一般的な乾燥方法である「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」について説明します。

【ヒーター式】
洗濯機内のヒーターで衣類を乾燥するタイプ。

【ヒートポンプ式】
洗濯機内のヒートポンプにより、熱交換が行われます。ヒーターを使用していないので、省エネにつながります。洗濯機の中にエアコンの除湿機能があるようなイメージです。

【ヒートリサイクル乾燥方式】(日立独自)
洗濯機の運転によって生まれる熱を回収し、乾燥時の温風に再利用するという仕組みで、省エネにつながります。服の温度が60℃以下という低温での乾燥なので衣類が傷みにくく、変形も抑えます。

4. アイロン要らずで、そのまま着られる「風アイロン」が魅力的!

日立のドラム式洗濯乾燥機(BD-NX120Aなど)は「風アイロン」でもおなじみ。アイロンがけなしで、そのまま着られる仕上がりが魅力です。

——「風アイロン」は他社製品との差別化となる機能。どんな機能でしょうか?

「時速約300kmの高速風で衣類のシワを伸ばす『風アイロン』により、アイロンがけなしでそのまま着られる仕上がりに。また、忙しい朝やお出かけ前に『スチームアイロン』機能を使えば、たたんでできた折りジワなどもきれいにできます」

画像の左が「風アイロン」未搭載機種で、右が「風アイロン」で乾燥したもの。「風アイロン」を使うと、高速風や湿度コントロール機能により、洗濯機から取り出して、そのまま着ることができる仕上がりになります。もちろん低温乾燥なので、衣類の変形や痛みも抑えます。

乾いた衣類のシワ取りができる「スチームアイロン機能」もあります。これはシャツ2枚なら、わずか15分で仕上がる便利機能です。忙しい朝やお出かけ前に衣類を洗濯機に入れ、その間にご飯を食べたり、身支度をしたり。めんどうなアイロンの手間を省くことができます。

5. たった2.8円!「自動おそうじ」で除菌・黒カビ抑制

今では定番となりつつある、洗濯機のお掃除機能。日立の洗濯機には、洗濯槽の周囲を自動で洗浄する「自動おそうじ」も搭載されています。

自動洗浄の流れとしては、洗い→すすぎ→「自動おそうじ」→脱水です。すすぎのあと、水道水シャワーで上から洗い流すことにこだわりました。この「自動おそうじ」によって、洗濯槽の除菌、黒カビが抑えられます。

洗濯槽の裏側などの見えない部分に付着しやすい汚れを掃除してくれるのは嬉しい反面、ランニングコストが気になります。しかし、「自動おそうじ」オフの場合、1回あたりのランニングコストが38.5円。「自動おそうじ」オンの場合は41.3円と、その差は2.8円です。

たった2.8円の違いで洗濯槽を掃除してくれるのは大きなメリット。毎日洗濯しても、1年間で1000円少々。「自動おそうじ」は洗濯槽の汚れを洗い流す機能ですが、より気持ちよく使うためには、槽洗浄コースと併用がおすすめです。

洗濯槽クリーナーを使用した槽洗浄は、普通の場合、1~2ヵ月ごとに行うのが目安となっていますが、この「自動おそうじ能」の継続使用だと3~4ヵ月ごと。クリーナーを購入して洗浄する頻度が減れば、手間も出費も少なく済みますので、ランニングコストの安さは魅力的です。

このように清潔性を重視した機能となっていますが、日立の洗濯機は排水ホースにもこだわっています。ホース内面がフラットになっており、排水・汚れが残りにくい構造となっています。また、清潔な水道水によって循環部分もしっかり綺麗にし、高速風でホース内の排水をしっかり追い出しているのです。

6. 「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム(BD-NX120A)」をご紹介!

——「ナイアガラ洗浄」や「風アイロン」など見所の多い日立の洗濯乾燥機ですが、新しく2016年11月に発売された「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム(BD-NX120A)」のポイントはどこにあるのでしょう?

「業界最大(*1)の洗濯容量12kgを実現。まとめて洗うことで時間もコストも節約できます。また、大物も一度に洗えて便利です。薄手のシングル毛布なら4枚洗えます」
(*1)国内家庭用洗濯機、2017年4月7日時点

一般的にドラム式洗濯乾燥機はサイズが大きく、扉が前面にあるため、洗濯機を置くスペースが狭いと衣類が取り出しにくいなど、場所を選びがち。しかしBD-NX120Aのサイズは本体奥行62cmと奥行スリムになっています。ドラムの中の奥行も32cm。衣類が取り出しやすいのが特徴です。

大流量シャワーが前後に動くナイアガラ循環シャワーも新たに開発されており、効率的に高濃度洗浄液をふりかけることができます。

新しいナイアガラ洗浄によって、その効果もアップ。泥汚れなどもしっかり落とします。画像の左がナイアガラ洗浄前。右がナイアガラ洗浄後です。進化したナイアガラすすぎは、使用水量が150Lから135Lまで減り、運転時間に関しても5分ほどの短縮となっています。BD-NX120Aは高性能ながら省エネで、かつ時短になっているのです。

——魅力の多い製品ですが、実際に購入・利用した人からはどんな評価が?

「『ナイアガラ洗浄』については『ごわつきを抑えられた』というお声を、『風アイロン』については『アイロンがけの手間が減った』といったお声をいただいております」

7.気になる毛布やシーツ、枕カバーなどに。新機能「ダニ対策」コースで衛生的に

BD-NX120Aにはまだ新しい機能があります。それが、「ダニ対策」コース。BD-NX120Aのみに搭載された新しいコースです。

ダニは天日干しだけでは、退治できません。ダニ対策コースは、洗い→すすぎのあと、温風によって加熱します。熱に弱いダニをここで退治。そして、ダニの死骸やフンを洗い流すために、再度すすぎ→脱水をします。徹底的にダニを退治するので、毛布やシーツ、枕カバーなど、より衛生的に洗いたいときにおすすめです。

さらに、「毛布コース」ならシングル毛布が4枚洗える大容量サイズなので、家族の毛布も一度にたくさん洗えます。家庭でも手軽に毛布を洗えるのは、忙しい主婦には嬉しいことですね。

まとめ

今回ご紹介した洗濯乾燥機は、洗浄力や乾燥仕上がり、清潔性・省エネなど、基本性能がハイレベル。忙しいママの強い味方となる機能を備えた製品と言えます。

洗濯機は一家に一台、必要不可欠な家電です。どんどん高性能になり、各家庭に普及されつつあるドラム式洗濯機は必見。自分の生活スタイルに必要な機能が何なのかを見極め、メリットの多い製品を選ぶことで、毎日のお洗濯だけでなく暮らしも快適になりますよ。

回答者:日立アプライアンス株式会社 総務部 広報グループ 松尾亜季様
回答日:2017年3月2日

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