ガス代、みんないくらかかってる?今日から始められるガス代節約術

私たちの生活と切っても切り離せない「ガス」。各家庭では、一体いくらの「ガス代」を払っているのでしょうか。使っているガスのタイプや支払い額、またガス代を節約するために行っていることなど、お子さんがいる主婦50人にアンケートを実施。お湯やコンロを使うことに対して、ちょっとだけ意識を変えたり、プランの見直しをするだけでできる、節約情報が満載です!

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料理にお風呂、ときには暖房。私たちの日々の生活において欠かせないガス。みなさんはどのくらいガス代を支払っているのでしょうか。ほかの家のガス事情ってなかなか聞くことがないけれど、ちょっと気になりませんか?ガスの自由化のトピックスと併せて、興味深いアンケート結果をご紹介します。

今回は、お子さんがいる主婦50人の方々に、ガス代についてアンケートを実施しました。

都市ガス派?プロパンガス派?

アンケートの結果、圧倒的に多かった回答は「都市ガス」(26人)でした。「最初から都市ガスに決められていたけど、高くないし不満はない」という声が多いのが特徴です。

■「この地域に住むと必然的にそうなってしまう。ガスの自由化になっても供給元を変更する予定はなし」(30代・パート)

■「マンションで決まっていた。プロパンは高いので都市ガスでよかった」(30代・専業主婦)

■「今はアパート暮らしで、ガスの選択はできず都市ガスを使用」(30代・正社員)

一方、プロパンガスはどうでしょうか?使っているガスが「プロパンガス」と回答したのは、50人中20人。

■「田舎なので選択できず、昔からプロパンガス」(30代・主婦)

■「田舎すぎて都市ガスが自宅のところまできてなくて、自費で引くはめになる」(30代・専業主婦)

■「都市ガスが供給されているエリアではないので、仕方なくプロパンガスを使用」(40代・専業主婦)

田舎に住んでいる方は、都市ガスが供給されないとのこと。さらにこんな声もあがっています。

■「借家なので、ガスを選ぶことができません。高くて困っている」(30代・個人事業主)

■「プロパンガスだがとにかく高い。冬場は7000円もする。電気とガスだけで高くつく」(40代・専業主婦)

プロパンガスは高いというデメリットがある一方、こんなメリットもあるようですよ。

■「地方なのでプロパンガスしか選択肢がありませんでしたが、地震に強いなどメリットもあることを知り、満足しています」(20代・専業主婦)

日本は地震が多い国なので、このメリットには注目したいですね。そして僅かな票ではありますが「その他」も4人。

■「数年前にリフォームした時にオール電化にしたため、ガスは一切使用していない」(30代・パート)

■「オール電化なので、ガスは使っていない。一軒家に住むタイミングでガスは卒業しました」(30代・個人事業主)

ガス代の節約は間違いなくできるのがオール電化。リフォームや家購入などのタイミングで、オール電化に移行する家庭は今後ますます増えていく可能性がありますね。

毎月のガス代は高い?妥当?

では毎月支払うガス代は、みなさん妥当な金額だと思っているのでしょうか。

自宅のガス代を高いと感じたことがある女性は78%と、ほぼ8割の人が「高い」と思っているようです。

■「以前は都市ガスで今はプロパンだから、特に高いと感じる」(30代・専業主婦)

■「いつも感じている。夏でも月に1万円くらいかかってしまう」(40代・個人事業主)

■「毎日風呂や料理をしているから仕方ないと思うけど、月々5000円くらいが望ましい」(30代・専業主婦)

特に冬はガス代が高い!という声が圧倒的に多く、なんとかしてガス代を節約したいのは主婦共通の悩みといえるでしょう。そこで、冬にガス代が高くなる原因は何だと思うか聞いてみました。

■「シャワーの流しっぱなし」(30代・パート) 

■「寒い時期になるとお風呂の給湯温度を上げてしまう」(40代・専業主婦)

■「お風呂の追い炊き」(30代・パート)

■「やはりお風呂。毎日沸かして追い焚きもして、さらに家族が多いとガス代はどんどん高くなる」(30代・個人事業主)

多かったのは、お風呂という回答。家族の人数が多かったり、帰宅時間がバラバラだと、お風呂の追い炊きもやむを得ませんね。

2番目に多かったのは、キッチン。ガス代といえばお風呂と考えがちですが、実はキッチンでの料理の仕方もガス代がかかる大きな要素になっているようです。

■「洗い物をするときにお湯を使うため、どうしてもガス代が高くつく」(40代・専業主婦)

■「炊事。特に煮物が多くなるとガス代が増えた」(40代・専業主婦)

■「お湯を使うたびに沸かしたり、煮込み料理を作ることが多いため」(40代・専業主婦)

そういえば、そうかも!と思い当たること、ありませんか?もちろん、お風呂やキッチンのほかにも原因はさまざま。

■「ガスストーブの使用や、単価の高いガス会社との契約」(40代・専業主婦)

■「明らかに、床暖房。でも快適なのでなかなか節約できない」(40代・専業主婦)

■「大型連休や年末年始など、家にいる時間が増えるとガス代も高くなる」(40代・個人事業主)

「お風呂」と「キッチン」のガス代問題

【お風呂派】

■「お風呂が冷めて沸かし直す時、結構なエネルギーを使うと思うので。」(30代・専業主婦)

■「お風呂が大好きで1日に数回入ってたら、初めてのプロバンガスの料金に驚きました。」(30代・専業主婦)

■「お風呂がわいたらすぐにお風呂に入り、なるべく追い焚き機能を使わないようにすればそれだけでも少しは節約になるため。また身体を洗っている時もこまめにシャワーをとめて使えば良いと思ったため。」(20代・専業主婦)

家族によって、お風呂に入る時間は異なるもの。お湯を張っている場合は、小さなお子さんは夕方ごろに入り、帰りの遅いお父さんは夜10時以降になるなんてこともよくあること。夜遅くにお風呂に入る人が家族にいると、追い焚きや足し湯をするのが日常的ですよね。

【キッチン派】

■「お料理のガス代が一番節約できそうだから。なるべく弱火にするなどしていろいろ工夫できそうです。」(30代・専業主婦)

■「一番ガスを使うところだから。実際はそうではないのかもしれないけどヒーターと違って自分がその場で使うことで、そう思えてしまう。」(50代・正社員)

■「煮込み料理を少なくすることで、ガスを使用する時間を大幅に減らせるため。」(30代・専業主婦)

コンロの他にも、実はキッチンでガスを使うシーンは多いもの。代表的な例でいえば、食器を洗う時。冬は寒くて、お皿を洗う時も水をぬるま湯にする方も多いですよね。こんなシーンでもばっちりガス代はかかっています。食器洗い機でもお湯を使います。お風呂に料理に。私たちは知らず知らずのうちに、ガスをたくさん使って生活をしているんですね。

ついつい「無意識」にガス代がかさむイマドキの家庭の現状とは

意識をしない限り、ガス代というものはなかなか安くなりません。予想以上にガス代がかかってしまう原因の多くは、「ついついお湯を出しすぎてしまった」、「ついつい煮込む時間がかかってしまった」など、無意識的にガスを使用し続けてしまう積み重ねにあるようです。

■「旦那がシャワーで体を温めていた(出しっぱなし5分以上は当たり前)せいで ガス代がとんでもない事になっていたことがありました。家計簿とガス代の明細を見せ、こんこんと節約の大切さを説いたことがありました。」(40代・専業主婦)

このように自分だけでなく、家族の誰かが「ついつい使いすぎている」という声もいくつか見受けられました。主婦ひとりが努力するのではなく、ご家族全員で意識を変えていかないと、節約は出来ません!

■「洗髪や身体を洗う時に、シャワーを流しっぱなしにしていることが多いので、それを減らせばガスの節約になるかと思っています。」(30代・専業主婦)

■「たとえば石鹸で体を洗う時や、シャンプーで髪を洗う際にシャワーを出しっぱなしだとやはりガス代に負担がかかるので、体を洗う時、髪のシャンプーを流す時だけ使うようにすれば節約になると思います。」(40代・専業主婦)

お湯を出しっ放しにすることは「無意識」でやってしまう行動のひとつです。お風呂だけではなく、寒いから食器を洗う時にずっとお湯を出しっ放しにしている人は多いはず。

実際、毎月のガス代はそれくらい?

快適そして便利な生活を送ろうとしたら、どうしてもかさむガス代。それでは50人の主婦が「高い」と感じる毎月ガス代はどのくらいなのでしょうか?

50人のうち「7,000円以上」と回答したのは22人。比較的高めが多い一方で、少数ながらも「3,000~4,999円」「2,000円未満」というコストを抑えた回答もありました。つまり、約半数の方が「7,000円」以上というアンケート結果ですが、考えられる理由について聞いてみました。

【7,000円以上】

■「プロパンガスのせいか、お風呂くらいしか使わないのにかなりのガス代」(40代・専業主婦)

■「アパートですが、プロパンガスなので高い。夏でも8,000円する」(40代・専業主婦)

■「冬に床暖房を使いすぎて15,000円も請求が来て、ビックリ」(40代・パート)

■「ガスヒーターを使っているので 冬場は8,000円ほどかかる」(40代・個人事業主)

■「家族は5人なので、冬場のガス代金は12,000円くらい」(40代・パート)

■「10.000万円前後。かかりすぎだと思うけど、なかなか節約できない」(30代・専業主婦)

■「毎日お風呂に入るため、毎月10,000円以上のガス代がかかる」(30代・専業主婦)

冬に寒いのを我慢できず、つい床暖房やガスヒーターをつけたり、熱めのお風呂に入りたくなるもの。そうした暖房関連に使うことが、ガス代高めの理由にもなるようです。

次いで、「5,000~6,999円」と回答したのは、17人でした。

【5,000~6,999円】

■「夏場が4,000円台、冬場は8,000円台。平均すると6,000円くらい」(40代・専業主婦)

■「いつもこれくらい。もう少し節約したいですがなかなか安くならず」(30代・パート)

■「大体6,000円程度。冬はお風呂を浴槽にためるので8,000円ぐらいになることも」(40代・専業主婦)

■「平均して1カ月5〜6,000円程度。夏には1,000円減り、冬には1,000円増えるくらいの変動」(30代・専業主婦)

そのほか「3,000~4,999円」「2,000円未満」は、それぞれ5人。「2,000~2,999円」と回答した人も、わずかひとり。ガス代を抑えるために何かするというより、環境が一因で安くできるようです。

■「ふたり暮らしでほとんど家にいないため、あまりかからないほうだと思っている」(30代・個人事業主)

■「オール電化なのでガス代はかからない」(30代・専業主婦)

■「家の中はオール電化で、毎月のガス代はゼロ」(30代・専業主婦)

ガス代がゼロとは何とも羨ましい限り!でもそのぶん、電気代がかかっていることもお忘れなく。

今日からできるお風呂のガス代節約術

「お風呂のガスの節約で気にかけることは何ですか?」という質問に対して、全体の半数以上の方が、「追い焚きをできるだけ避ける」「シャワーを出す時間を短くする」と答えました。

■「家族でお風呂の入る時間がバラバラで空いてしまうので、次の人が入るまでに追い焚きを繰り返さないよう、すぐに電源を切る。」(30代・専業主婦)

■「シャワーを出す時間を短くする。以前、シャワーを出来るだけ使わないように心がけたら、500円くらい一気にガス代が下がりました。」(40代・専業主婦)

このように値段が見えてくると、「こんなにお金がかかっていたのか」とショックを受けることもあるかもしれません。

お風呂とシャワーはどっちが節約できるの?

お風呂を沸かすのとシャワーとでは、かかる「ひとり分」のガス代には大差ありません。もちろん、お風呂を沸かし、体を洗う時にもシャワーを使う場合は費用が倍になってしまうことは当然のことですよね。

さらに家族の人数が増えれば増えるほど、シャワーを浴びる回数は増えるので、家族がふたり以上いる場合はお湯を張ったほうが経済的であるといえます。

また小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんと一緒にお風呂に入ったほうが、使う水の量が別々で入った時と比べて大きく減るため、よりガス代の節約につながるようです。

温度調整で1分あたり1円以上も変わってくる!

お湯の設定温度によって、ガス代が変わっていることは、皆さんはご存知ですか?1℃単位で月に換算すると数千円の節約になることがあったという声もありました。

お湯の設定温度によって、ガス代が変わっていることは、皆さんはご存知ですか?1℃単位で月に換算すると数千円の節約になることがあったという声もありました。

■「45℃から43℃に下げた時、3,000円くらい月額の料金が下がりました」(30代・派遣社員)

“お湯は熱いほうがいい!”という人は多いかと思いますが、節約を考えるとお湯の温度は少し低くするのがおすすめ。お湯の温度を高めに保つには、当然のことながらガスの燃料が必要になり、どうしてもガス代はかかってしまうものです。

それをほんの少し我慢して、お湯の温度を1℃下げるだけで、1分あたり0.2円、15分あたり3.5円もの節約になります。1カ月30日、毎日ひとりあたり15分シャワーを浴びると考えれば、3.5円×30日で105円をセーブすることが可能になります。温度を下げたり、家族で一緒にお風呂に入ったりするなど工夫を重ねていけばさらに節約が出来ます。

■「ぬるめのお湯に長くつかったほうが身体にも良さそうだし、家族の協力なしに勝手に簡単に出来るので。」(40代・専業主婦)

お湯の温度調整は今やボタンひとつで簡単にできます。このコメントのように、家族に断りを入れなくても、節約という理由でお湯の温度設定を変えちゃうことも可能かもしれません。

足し湯、張り替え、追い焚きはどれが経済的?

この中でもっとも節約に効果的なのは「追い焚き」。少しぬるくなったお湯を温めるので、水を温めることに比べればガスのエネルギーは半分で済みます。1回追い焚きをして、風呂にふたをかぶせるなど工夫をすれば、保温時間を延ばすことが出来ます。1回あたりのガス代は90円ほどです。

その次に経済的なのは「足し湯」です。水をお湯にする過程でガスのエネルギーがかかってしまいますが、1回あたり約100円でできます。

一番お金がかかってしまうのは「お湯の張り替え」です。一から湯船にお湯を入れる必要があるため、1回あたり130円かかるとすれば、張り替えるとなると倍の260円もかかる計算になります。冷めたお湯が嫌できれいなお湯につかりたい、などという希望がない限りは、できるだけ「お湯の張り替え」は避けるのがいいでしょう。

それぞれ数十円の違いしかありませんが、10円も積もれば年間数千円の差が出てくるので、主婦にとってはけっして小さくない節約になるはずです。

今日からできるキッチンのガス代節約術

続いてはキッチンで出来るガス代を節約する方法についてご紹介します。主婦の皆さんに「キッチンのガスの節約で一番気にかけるところはどこですか?」という質問を実施したところ、意外にも「その他」が12票と、一番票数が多い結果に。

ちょっと良いお鍋を使ってガス代節約

「その他」に票を入れた方で、もっとも多かったのが“圧力鍋”を使用した時短の工夫。

■「煮物料理が好きなので、圧力鍋をよく使います。長時間煮込まなくても大丈夫です。」(30代・専業主婦)

■「煮込み料理は長い間ガスを使うので、圧力鍋を使って時短調理を行います。」(40代・専業主婦)

多くの圧力鍋の価格帯は数千円から数万円。2万円も出せば、良い圧力鍋を購入することができるといわれています。煮込む時間は通常の1/3で済むことから、ジャガイモや塊肉など火がきちんと通るのに時間がかかるものを煮込む時に最適だといわれています。

その他に「節約鍋」を使っているという声もありました。

■「熱伝導率の良いステンレス多層鍋を使用しています。実際に普通の鍋より早く具材が煮えるので便利です。」(40代・専業主婦)

ステンレス多層鍋は、 冷めにくく熱の伝導率が良いため、少ない火力で食材を均一に温めることが出来る効果があるのです。

実はこんなに便利で経済的だった、土鍋の活用術

少数派ではありましたが、土鍋を節約のために用いる方もいらっしゃいました。土鍋にはどのような節約効果があるのでしょうか?

■「節約だけでなく、おいしいので土鍋を使うようになりました。一度沸騰させバスタオルなどでくるんで節約しています。」(30代・専業主婦)

■「土鍋やホーロー鍋など、火力が弱くても料理出来る道具を使っています。」(30代・専業主婦)

土鍋は熱伝導率が悪いことから、鍋全体が温まるまでに時間がかかることが欠点。しかし、保温効果は他のどの鍋よりも優れています。主婦の方の回答にもあるように、バスタオルを包んでおけば、保温時間は持続します。冷めた料理をまた温め直さないといけない、なんてことも防げるでしょう。

ほかにも、こんな声もありました。

■「お湯を無駄遣いしないため、調理する時にお鍋にふたをします」(40代・パート)



■「お湯もやかんで沸かすのではなく電気ケトルを使う」(30代・専業主婦)



■「できるだけまとめて料理する」(30代・専業主婦)



■「煮込む時間をあまり長くとらず、余熱で煮込むよう意識する」(40代・専業主婦)



■「強火でなく中火で調理」(40代・専業主婦)



■「夜11時以降にガス代が安くなるようなので、食洗機はその時間帯にするようにしています」(40代・専業主婦)


■「下ごしらえは、なるべく電子レンジを使う」(40代・専業主婦)

1日の中でもっともいる時間がキッチンという主婦の方も多いはず。効率のいい料理は時短にもつながるため、さまざまな工夫をしているようですね。

毎月、どのくらい節約できている?

ガス代の節約に取り組んでみて、節約できていると実感できた人は、50人のうちわずか20人。30人の人は節約できていないと回答していることからもわかるように、ガス代の節約はなかなか難しいのが現状のようです。

■「ガス代の節約に取り組んでいても実感なし」(30代・専業主婦)

■「冬場はガスファンヒーターを使用するので、どうしてもガス代がかかる」(40代・専業主婦)

■「ガス代の節約は電気代と違って難しい。料理などでどうしても使用するから」(30代・専業主婦)

節約を始めてすぐに効果が目に見えてくるわけではありません。鍋がぬれていたら拭いてから火にかけるとか、お風呂は家族で間をあけずに入るとか、小さなことでもコツコツと取り組んでみるという声もありました。

そのためには、家族に協力してもらうことも大切。どんなに自分ががんばっても家族が電気をつけっぱなしにしていたり、お風呂でお湯を無駄遣いしたら、一瞬にして苦労が水の泡になってしまいますから。

コツコツと節約を努力した結果、主婦のみなさんはどのくらいガス代が節約できたかというと「500円未満」が18人、「500円~999円」が9人、「1000円~1,999円」が7人、「2,000円以上」が2人、「節約できているかわからない」が14人という結果が出ました。

【500円未満】

■「電子レンジを使用して煮込む時間を短縮するなどしてやっと500円程度」(30代・専業主婦)

■「長時間ガスを使ったときとそうでないときの差が500円くらい」(40代・専業主婦)

■「お風呂でためるお湯の量を少なめにしたら、月400円くらいの節約に」(30代・パート)

■「毎日入るお風呂のお湯をいつもより少なめにしただけで、400円ほど」(30代


【500円~999円】

■「500円程度なら火加減で節約可能」(30代・専業主婦)

■「ガス代節約のためにストーブでの保温や調理を心掛けている」(40代・パート)

■「追い炊きを減らし、料理も余熱や電子レンジを活用したら、以前より600~700円安くなった」(30代・専業主婦)

■「お風呂は蓋をして冷めないようにしたりシャワーも少なめにしたり、早めに火を消し鍋の保温効果を利用」(30代・正社員)

【1000円~1999円】

■「TVを見ないようにしたり、早めに寝る。がんばっても約1,000円程度が限界」(30代・専業主婦)

■「床暖房のつけっぱなしをやめたら、1,000円ほどの節約効果があった」(40代・専業主婦)

■「なるべく全員で入れる時間に沸かす事と追い焚きの回数を減らすことによって節約できるように」(40代・専業主婦)

■「コンロを続けて使うことと、圧力なべをつかって節約。あとはお風呂に続けて入ることぐらい」(30代・専業主婦)

【2,000円以上】

■「お茶を沸かすのは電気ですぐ沸かすタイプに変更。煮物は圧力なべで時短節約して、数千円の節約ができた」(40代・専業主婦)

節約できている金額はどうであれ、いろいろ工夫をしてガス代節約に努めています。スーパーやドラッグストアでお金を払って買う食料品や日用品と違って、ガス代は引き落としがほとんど。つまり、お金を使っているという意識が薄いため、無駄使いにつながるのかもしれません。

ガス代はいかに日常生活の中で意識して節約するかがポイントのようですね。

これからは簡単にできる?ガスの契約の見直し

ガスにもさまざまな契約方法がありますよね。この件についてアンケートを実施した結果、実に7割近くの方が「ガス代を見直したことがない」と回答されました。

■「契約方法の見直しやプロパンガスと都市ガスの変更を考えたことがない。」(30代・正社員)

■「1度も見直したことがない。その場所で使えるものを使うものだと思っていた。」(20代・正社員)

またプロパンガスの見直しをしようとした方で、引っ越しを機に都市ガスにしたという方がいらっしゃいました。

■「プロパンガスを利用しているマンションから、都市ガスのマンションへ引っ越しただけで月7000円くらいガス代が安くなった。」(30代・専業主婦)

基本的にはプロパンガスは、都市ガスよりも割高だといわれています。マンションやアパートなどでガスのタイプが決まっている場合は、変更は難しいでしょう。一戸建てなどマイホームに住んでいる場合は、問い合わせと工事が必要になりますが、プロパンガスから都市ガスへの変更は可能です。

2017年4月から「ガスの自由化」が始まりました。ガスの自由化とは、その名の通り自分でガス会社を選ぶことができるようになる仕組みです。対象は都市ガスのみ。LPガスは対象外です。賃貸アパートやマンションでも、都市ガスを利用しているところはガスの自由化の対象になります。

■ガスの自由化でここが変わる!
1. ガス会社を自由に選べるようになる 
2. 自分に合った料金やサービスも選択できる
3. 契約先のガス会社が家の中のガス機器の点検を担う

料金プランなどに応じて、自分で好きなガス会社を選べるようになるので、ガスの節約の幅がこれまで以上にグッと広がります。

プロパンガスは原則、契約変更ができないことが難点ですが、都市ガスを利用している方は、この機会に節約に向けて見直しを検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

ガス代節約の方法って、こんなにたくさんあるのね!と思った方も多いのではないでしょうか。節約は、無駄遣いを防ぐことでもあります。家族に協力してもらいながら、ガス代節約に励んだら、きっと成果は数字となって表われます。ただ、がんばりすぎても生活が窮屈になったり、疲れてしまっては本末転倒ですが、節約を習慣にしてしまえばしめたもの。ここで紹介した主婦の知恵と、ガス自由化を大いに活用して、ガス代の削減をめざしましょう!

アンケート実施日:2017年2月15〜16日、3月2日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方
アンケート総数:50

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