部屋干し“あるある”な洗濯物の生渇きのニオイ。どうやって解消できる?

主婦にとって梅雨時は、悩みの絶えない季節。毎日しなくてはならない洗濯は滞り、仕方なく部屋干しをするも十分に渇ききらず、ニオイが残ってしまうといったケースはよくあります。そこで経験豊富な主婦50人に、部屋干しのコツを聞いてみました。これで部屋干しの生渇きのニオイ問題は解消されるはず!

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主婦にとって日々の家事から外せない洗濯。一人暮らしだと毎日洗濯機を回すという事は少ないかもしれませんが、家族の多い家庭だと一日に何回も回すことも。

しかし雨だったり風の強い日など、気まぐれな天気のせいで計画通りに行かないことも。季節によっては花粉や黄砂、PM 2.5なども気になって天気が良くても外干し出来ないという日もありますよね。

そうした悩みを解決してくれるのが「部屋干し」。今回はこの「部屋干し」について、20〜40代の女性(家庭を持つ方、子どもがいる方)にアンケートを実施しました。部屋干しをする理由から“生渇きのニオイ”を予防する主婦の知恵まで、これで梅雨時の悩みも解消されるはず!

■目次
1.どんな時に部屋干しをしますか?
2.浴室、リビング、寝室……。洗濯物はいったいどこで干すのが正解?
3.ニオイ、乾き具合、結局部屋干しの悩みは尽きない?
4.どうやって部屋干しの悩みを解決しているの?
5.そもそも部屋干しってどうして臭くなるの?その仕組みにこそ雑菌が繁殖する原因が!
6.最後に頼るべきは洗剤という文明の利器!
7.部屋干しのスペースを拡張してくれる便利グッズ
まとめ

1.どんな時に部屋干しをしますか?

人によって部屋干しをする理由はさまざま。そこで最初の質問は「どんな時に部屋干しをしますか?」。もちろん雨の日は外に干せませんが、それ以外の理由には何があるのでしょうか?

■「PM2.5がひどい時です。子どもがいるため、そういう日は外干しは避けます。」(30代・主婦)

■「雨の日はもちろん、寒い時期や曇りの日は外に干してもあまり乾かず、冷たくなるだけなので部屋干しにします。」(30代・主婦)

■「花粉症の家族がいるので花粉の季節には必ず部屋干ししています。」(50代・主婦)

■「住んでいるところが低層階でベランダが丸見えなので、下着類は常に部屋干しです。また雨の日もですが、冬に乾燥している時は風邪予防も兼ねて加湿代わりに部屋干しすることがあります。」(50代・主婦)

などなど。花粉症の方にとってできるだけ部屋に花粉を持ち込まないことは必須。そのためにこの時期は外干しはせず、部屋干しするという人は多いようです。

またアンケートでは少数意見でしたが、直射日光から洋服を守るために部屋干ししている人もいました。たとえばクリーニング店で外干しをしている店など見たことはないですよね?紫外線は色あせの原因になる事があるため、多くのクリーニング店はお客様から預かった衣類を外干しすることはありません。お気に入りの服やデリケートなものを長く愛用するためには部屋干しが有効なのです。

ではどのような洗濯物を部屋干ししているのでしょうか?中には外干しと部屋の中に干す洗濯物を分けている、という興味深い意見も聞かれました。

■「タオルはふんわりさせたいので乾燥機に入れます。乾燥機に入れて縮みが怖いものやデリケートなものは部屋干しです。」(40代・主婦)

■「一部でも外に干してしまうとそれだけで花粉症が悪化してしまうため、花粉がすごい日はすべての洗濯物を部屋干しする」(20代・主婦)

■「下着はすべて部屋干し。ベランダの目隠しがあるので見えないとは思いますが、幹線道路に面しているので気になるものは外には干しません。」(50代・主婦)

雨の日で……。という理由以外のアンケートでは、下着は毎日部屋の中で干しているという声が多く聞かれました。

確かに隣が首都高のアパートや部屋が一階だと通り過ぎる人の目が気になりますよね。思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、用心するに超したことはありません。女性にとって部屋干しは下着ドロボーやストーカー対策という効果もあるようです。

2.浴室、リビング、寝室……。洗濯物はいったいどこで干すのが正解?

次に質問したのは「家のどこで部屋干しするのか?」。一番多かったのはリビングルームの22票。やはり多くのお宅で一番広く設計されていることや、エアコンが多くついているという点でリビングで干す家庭が多いようです。

■「エアコンがあるので寒い時期は加湿も兼ねて。エアコンで乾きも早いです。」(30代・主婦)

■「リビングは一番広いので湿気っぽくなりにくいのと、特に冬は暖房がかかっていて乾きやすいから。」(40代・主婦)

次に多かったのは寝室。これもリビングと同じ理由で、寝室にはエアコンが設置されている部屋が多いため。

その他にも多かったのが浴室。最近の物件では浴室乾燥機などがついているところも多いため、乾きにくい部屋干しでも苦労することなく乾かすことができます。

3.ニオイ、乾き具合、結局部屋干しの悩みは尽きない?

このようにさまざまなメリットがある部屋干しですが、一方でデメリットもあるようです。

■「どうしてもパリッとは乾かないで生乾きみたいになってしまいニオイが気になる。」(50代・主婦)

■「何となく部屋が狭くなったような圧迫感が気になります。生活感が出すぎでしまうのも気になります。」(20代・主婦)

■「部屋干しで最後まで乾かそうと思うと一日中干すはめになり、部屋干しする日は換気しにくい日でもあるため、部屋にニオイが充満します。」(30代・主婦)

部屋干しでよくある悩みが生渇きのニオイ。洗ったのにも関わらず、部屋干ししたせいで変なニオイが残ることがあります。“あのニオイ”を一度でも経験してしまうと、部屋干しはしたくなくなりますよね。

しかしちょっとしたコツがあれば、部屋干しでも上手に乾燥させることができます。次のアンケートではニオイを残さない、部屋干しの干し方を聞いてみました。

4.どうやって部屋干しの悩みを解決しているの?

いくら部屋干しにメリットが多くても、どうしても気になるのが生乾きのニオイ。上手に部屋干ししている主婦の方たちは、どうやってその悩みを解決してきたのでしょうか?ポイントは“間隔”にあるようです。

■「なるべく早く乾くように、外干しの時より間隔をあけて干します。特にバスタオルのような厚手のものは乾きにくいので、並びがバスタオルの連続にならないようにしています。」(20代・主婦)

■「間隔をあけて干すなど、部屋の中でもひとつひとつの洗濯物になるべく風が通るような干し方を意識しています」(20代主婦)

■「時々ひっくり返したり乾燥機と併用するなど、とにかくなるべく早く乾かすような工夫をしています。」(50代主婦)

“部屋干し上手”の主婦が気をつける点としては、
①洗濯物を重ねない
②洗濯物の間隔を開ける
③日当たりのいい部屋やエアコンの当たりやすい場所を選ぶ
④除湿器や浴室乾燥機などの文明の力を使う
など。

なるべく早く乾かすためには、外干しでも洗濯物の間隔を開けて干すのが一般的ですが、部屋干しではより間隔を広めにとって干すことがポイントのようです。

そのほかでは「ひっくり返す」というユニークな意見も。特に縫い目は、布が重なって乾きにくい部分。裏表反対にして縫い目に直接エアコンが当たるようにすれば、乾きが一段と早くなるようです。

5.そもそも部屋干しって、どうして臭くなるの?その仕組みにこそ、雑菌が繁殖する原因が!

梅雨の時期、自分の服やタオル、または隣の人からモヤッとした嫌なニオイ。一度ついてしまったらなかなか消えないものですが、原因は雑菌が増えてしまったことにあります。ではなぜ部屋干しだと雑菌が繁殖しやすいのでしょうか?

それは外干しだと太陽光の力で除菌できるのですが、部屋干しではなかなか乾かないうえに生渇きの状態が続き、菌が残ってしまったり逆に増えてしまったりしてしまうためです。

この生渇きのニオイを解決するにはしっかりと乾かし、ニオイの原因である雑菌そのものを消していく、あるいは少しでも雑菌が増えにくい状況を作っていく必要があります。

たとえば、洗濯機が終わったアラームを聞いても「この用事が終わったら……」「このテレビが終わったら……」など、干す作業を後回しにしていたりしませんか?洗濯は干す作業が一番面倒で、ついつい後回しにしてしまいがちですが、実はその些細な気持ちが雑菌を増やす原因になったりもしています。

洗濯物を濡れたまま放置してしまうと、そこは雑菌にとって格好の餌食。洗濯終了のアラームが聞こえたら、今やっていることをすべてやめてでも真っ先に洗濯物を洗濯機から取り出してすぐに干しましょう。

また、節約術としてよくいわれるお風呂の残り湯を使って洗濯する方法ですが、実はこれも危険。家族みんなが入ったお湯には、皮脂や汚れが浮かんでいます。そんなお湯を使ったら……。せっかく洗濯するならば、できれば綺麗なお湯を使いましょう。

6.最後に頼るべきは洗剤という文明の利器!

干し方をいくら工夫しても、どうしてもかすかに部屋干しのニオイが残ってしまう場合は、洗剤やスプレーなど薬剤に頼ってみましょう。多くのドラックストアでは、部屋干し用洗剤が販売されています。普通の洗剤と違うのは、その殺菌能力。部屋干しのニオイの原因でもある雑菌は、洗い残った皮脂や汗などをエサとして増殖するといわれています。その雑菌を根絶やしにすることでニオイの原因を根本から消す効果が洗剤にはあります。

お湯に酵素系漂白剤と洗剤を混ぜたものにつけ置きをすると、より強い殺菌効果が期待出来ます。しかし、漂白剤はデリケートな衣類に使用すると色落ちしたり生地を傷めてしまう可能性もあるため、取り扱いには十分に気をつけましょう。

よく洗剤を多めに使ったほうが綺麗になるという声もありますが、これは完全な間違い。洗剤を多く使い過ぎてしまうと洗い残しが起こり、結局雑菌が増えてしまいます。

また、焼き肉や煙草の煙がついた時に使用する除菌消臭スプレーを効果的に使用するのも効果的。いろいろと気をつけたけど結局生乾き臭がしてしまった、という非常時の最終手段としても使えます。干した直後にも使える、というのが利点ですね。

以下からもぜひチェックしてみてください。

7.部屋干しのスペースを拡張してくれる便利グッズ

部屋干しをする際によく聞かれる悩みが、部屋に洗濯物を干すスペースがないというもの。ここではより快適に部屋干しをするために、部屋干しのスペースを拡張してくれる3つの便利グッズを紹介しましょう。

ひとつめはドアに引っ掛けるだけで簡単に干すスペースが作れるもの。カーテンレールや壁の溝に干すより、衛生的かつ見た目的にもスッキリします。また洗濯物の湿気でカーテンや壁にカビが生えることや、窓に結露がつくのを防ぐことができます。

ふたつめは回転式の物干しスタンド。2段式になっているので同じスペースでも2倍の洗濯物が干せるだけでなく、エアコンの風で風車のように回転します。自ら風を起こすことで素早く乾かすことができる優れものです。

そして3つめがエアコンに直接設置できるハンガーです。風が最もよく当たり、乾くスピードが抜群に向上します。スエットやジーンズなど厚手で乾きにくいものを優先的に干したい時におすすめです。

伸縮式エアコンハンガー/参考価格:3,250円(税別)/平安伸銅工業

まとめ

いかがでしたでしょうか?部屋干しについてこれまでマイナスなイメージを抱いていた方は、その不安や悩みは解消されたでしょうか?

部屋干しする際には、洗濯物をなるべく濡れた状態で放置しないことや洗濯物の間隔は空けるなど、いくつかの点に注意さえすれば生渇きのいやなニオイを残すことなく、室内でも洗濯物を快適に乾かすことができます。特に梅雨時の洗濯物は、部屋干ししないと回していけません。上手に部屋干しして快適な洗濯ライフを過ごしていきましょう!

アンケート期間:2017年3月15〜16日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方
アンケート総数:50

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