オイルランタンの人気おすすめ7選|アウトドアや室内でも使える商品の選び方や正しい使い方
灯油やパラフィンオイルを使った照明器具・オイルランタンは、アウトドアシーンに欠かせないアイテムのひとつです。雨風に強いハリケーンランタンと、テーブル周辺の使用に適したテーブルランタンがあります。屋外のみならず、室内で使用することで人工の灯りにはないぬくもりが得られます。今回はオイルランタンの種類や選び方、おすすめ商品とともに、正しい使い方、メンテナンス方法を紹介します。
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オイルランタンの魅力ってなに?
「オイルランタン」とは、灯油やパラフィンオイルを燃料とした照明器具のひとつです。アウトドアシーンで使うことが多く、炎のやわらかな灯りと揺らぎがおしゃれ空間を演出します。
オイルを必要としないLEDタイプのランタンは照度が高く、オイルランタンと比較すると明るさはあるものの、オイルランタン特有の炎の温かみは、明るさ以上の魅力があります。
オイルランタンの仕組みはポンピングによって圧力をかけ、ガス化した燃料に着火する「加圧式」と燃料を芯で吸い上げて、それに火を灯す「非加圧式」があります。「持ち運びできる」という意味を持つ「ランタン」からもわかるように電源がいらないため、いつでも好きな場所に灯りを移動できるのもポイントです。
オイルランタンの種類はハリケーンランタンとテーブルランタンの2つ
やわらかな光を放つオイルランタンの揺らめく炎は、置くだけで空間をおしゃれに演出するアイテムです。オイルランタンの灯りによって浮かび上がる風景がいつもとは違って見えたり、ロマンチックに感じたり。キャンプ場なら自分のテントの目印にもなって"キャンプ映え"にも◎。
オイルランタンは「ハリケーンランタン」と「テーブルランタン」の2種類があります。それぞれの特長を見ていきましょう。
種類1. ハリケーンランタンは名前の通り風に強い!
オイルランタンの代名詞とも言える「ハリケーンランタン」は、電気がない時代から照明に使用される歴史ある照明器具です。「ハリケーン」の名の通り、特長はなんといっても雨や風に強いこと。キャンプや庭など屋外の使用に適しています。
また、肌寒い日は暖房としても使うことができるのも魅力です。石油ストーブほどの効果はありませんが、テント内で使用すれば、幕内がほんのり暖かくなり、寒さをしのぐことができます。
灯油やパラフィンオイルなどを燃料とするハリケーンオイルランタンは、燃料を別途、専用の容器に入れて持ち運ぶ必要があります。容器は必ず専用のものを選びましょう。
種類2. テーブルランタンはコンパクトで室内におすすめ!
ハリケーンランタンよりもコンパクトな「テーブルランタン」は、手元を明るくするのに便利なランタンです。アウトドアでの食事や庭、ベランダなど省スペースでも使用できるのが魅力です。
最近ではキャンドルを灯す感覚で、テーブルランタンを室内で楽しむ人も増えています。電気照明にはない温もりが、空間をドラマチックに演出します。
クッション性とホールド感のあるケースを使えば安心して持ち運べる
繊細な作りのテーブルランタンを持ち運ぶ際は、専用のケースに入れるのがベター。クッション性と安定性があり、衝撃や揺れに強いタイプがおすすめです。
また、ケース内部に仕切りがあれば替え芯などを収納できます。ブランドや商品によっては専用ケース付きで売っているので、チェックしてみましょう。
オイルランタンの燃料は灯油とパラフィンオイルの2つ
オイルランタンの燃料は一般的に「灯油」と「パラフィンオイル」のいずれかを使用します。どちらも冒頭で触れたように、燃料を芯が吸い上げて火を灯す「非加圧式」タイプが主流です。
灯油とパラフィンオイルにはそれぞれにメリット、デメリットがあります。
燃料1. 灯油はコスパがよくて手に入れやすい
ハリケーンランタン、テーブルランタンともに最も多く使われている燃料が「灯油」です。その理由は安価で手に入りやすいことがです。専用の携行缶などを持参すれば、ガソリンスタンドでも購入が可能。コスパ重視派におすすめです。
煤(すす)が出やすく臭いが気になるデメリットも
安価で手に入りやすい灯油ですが、独特の臭いがあり、苦手とする人もいるかもしれません。また、煤(すす)が出るためこまめな手入れが必要なことも覚えておきましょう。
燃料2. パラフィンオイルは煤(すす)が出にくくて虫よけ成分入りなど種類が豊富
ロウソクの原料であるパラフィンを液体化した「パラフィンオイル」は、灯油に比べて揮発性が低いため、燃料の中でも安全面で優れています。
パラフィンオイル自体はほぼ無臭ですが、アロマオイルを混ぜることでほのかに空間が香り、アロマキャンドルのような使い方もできますよ。防虫成分配合のオイルであれば、虫除け効果も期待できます。
また、灯油に比べて煤(すす)がほとんど出ないのもメリットです。
灯油よりも高くコスパが悪いデメリットも
パラフィンオイルのデメリットとして挙がるのが値段の高さです。灯油に比べて値が張るため、コスパ重視の人には不向きです。また、アウトドア専門店など売っている場所が限定するのもデメリットと言えるでしょう。
他の燃料を使うと思わぬ事故の可能性があるので注意しよう!
他にもオイルランタンの燃料には引火点が低く、寒い季節向きの「ホワイトガソリン」があります。煤(すす)が出にいことがメリットですが、値段が高いデメリットも。
このように、オイルランタンにはさまざまな燃料があるものの、使用には必ずオイルランタン推奨の燃料を使うことが大前提です。灯油やパラフィンオイルを推奨しているオイルランタンにホワイトガソリンを使用すると、火傷や火事などを引き起こす原因となり、とても危険です。
オイルランタンを使用する際は、必ず推奨の燃料を使うことを守ってくださいね。
オイルランタンのおすすめ7選 | 室内のおしゃれ度アップやキャンプ映えも叶う!
100年以上前から使用されているオイルランタンは、真鍮製のアンティークからスタイリッシュなカラーリングと、さまざまなデザインが楽しめるのも魅力のひとつです。また、数あるアウトドアメーカーが機能性や安全性を追求しており、ラインアップが豊富なのもうれしいですね。
ここではハリケーンランタンとテーブルランタン、それぞれのおすすめを商品を紹介。用途やシーンに合わせて選んでくださいね。
キャンプ映えアイテムとしておすすめ「ハリケーンランタン」
室内のおしゃれ度アップにおすすめ「テーブルランタン」
Amazon・楽天のオイルランタンランキングをチェック
ほかの商品も検討してみたい場合は、Amazonや楽天の人気ランキングを参考にしてみるのもおすすめ。一緒に口コミをチェックしてみると◎ですよ!
オイルランタンの使い方|キレイな灯をともすのは芯先のかたちがポイント
火を使うオイルランタンの使用にはいくつか注意すべきポイントがあります。
まず、第一に安全には十分な配慮を。オイルランタンの周辺には燃えやすいものを置かないこと、小さな子供の近くで使用しないことなどを必ず守りましょう。
燃料はオイルタンクから漏れないように、全体の半分程度まで入れます。多すぎたりあふれたりすると火災の恐れがあり、とても危険です。使用前には取り扱い説明書や注意事項の確認を!
オイルランタンは安全に使用すればとても便利なアイテムです。オイルランタンの機能を存分に生かし、美しい炎を灯すためにはいくつかポイントがあります。安全に使用するためにもぜひ覚えておきましょう。
付け方は簡単な4ステップ
非加圧式タイプのオイルランタンの仕組みは、燃料を「ウィック」と呼ばれる芯に染みこませて燃焼します。構造はとてもシンプルなので初心者でも安全に使うことができます。まずは一般的なオイルランタンの付け方を紹介します。
オイルランタンの付け方
1. 炎を風や雨から保護するシェードやカバーの役割を持つグローブ(ホヤ)を開け、中にある芯の形を整える。芯が短くなっていたら替え芯に付け替える。
2. 燃料入れタンクに半分程度の燃料を入れる。
3. ホヤ上下レバーをタンク方向に押し下げる。芯上下レバーを回して芯を上げ、火をつける。
4. 火がついたらホヤ上下レバーを上げてホヤを戻し、炎の大きさを調整する。
消し方は簡単な2ステップ
火の付け方以上に簡単なオイルランタンの消し方手順は次の通り。
オイルランタンの消し方
1. ホヤを上げて息を吹きかけて火を消す
2. 安全のため、レバーで芯を下げておく
持ち運びのしやすさや安全面からみても、オイルは使い切るのが望ましいです。オイルは使い切れる量を入れるようにしましょう。
芯の先を丸く切るとキレイな灯がともせる
オイルタンクの部品の一つである芯は平芯・巻き芯・棒芯の3種類があります。中でも最もポピュラーなのが平芯です。ランタンの種類によって12〜21mmの幅を選びます。太くなればなるほど照度が上がります。芯は使っているうちに燃えて消耗するため、短くなったら交換しましょう。
芯が燃えることで炎を灯すオイルランタンは、芯の形がそのまま炎の形になります。芯の形を整えることで美しい炎を楽しめます。
新品の芯は切断面が四角い形をしています。ロウソクの炎のようなやわらかな形を作りたいときは、芯を丸型にカットするのがおすすめ。ハサミで簡単にカットできるので、ぜひお試しを。
また、オイルランタンの火力は芯の長さで変わります。長く出せば炎が大きくなり、短くすると炎は小さくなります。好みの火力に合わせて芯の長短を調整しましょう。
代用品として布などを使うと燃料の吸い上げ力が劣る
オイルランタン用の芯の素材の多くは綿でできています。そのため、綿素材の布で代用できると思われがちですが避けた方がよいでしょう。
オイルランタン用の芯は、燃料の吸い上げに適した特殊な編み方をしています。布ではその編み方を再現できないため、燃料の吸い上げが追いつかず、燃え方が安定しません。美しい炎を楽しむためにも、芯は必ず専用のものを使いましょう。
オイルランタンのお手入れ方法|ホヤ(グローブ)を拭いて芯を替えて明るさをキープ!
ぬくもりある炎の演出をするオイルランタンを長く、安全に使うためには、定期的なメンテナンスが必須です。少し手間はかかりますが、アナログならではの楽しさがあります。ここではオイルランタンのお手入れ方法を紹介します。
ホヤ(グローブ)の煤(すす)汚れを拭けば見違えるほどの明るさに
燃料に灯油を使用した場合、ホヤ(グローブ)に煤(すす)が付きます。使っているうちにホヤの内側が真っ黒になって本来の明るさが失われてしまいます。煤が気になってきたらメンテナンスをしましょう。
軽い煤汚れならティッシュや乾いた布でも簡単に落ちますが、汚れが頑固な場合は食器用洗剤とスポンジで落ちます。ホヤはガラス製がほとんどなので力を入れすぎないように注意を。煤がきれいに落ちたら乾いた布でしっかり水を拭き取ります。
ホヤ(グローブ)は消耗品なのでヒビが入ったら新品に替えよう
ガラス製のホヤ(グローブ)は、使っているうちにヒビが入ることがあります。そのまま使用を続けると事故やケガの原因なるため、ヒビが入ったり欠けた場合はホヤ部分を取り替えましょう。
ホヤは各メーカーが消耗品交換として販売しているケースがほとんどです。オイルランタンを購入する際は、交換パーツの有無もチェックしておくと安心ですね。
芯が焦げていたらカットしてキレイな断面にしよう
芯に燃料を染み込ませて燃焼するオイルランタンは、使っているうちに芯の先が焦げて炎の形が崩れる原因になります。焦げた部分はカットすればOK。このとき、丸型にすればキャンドルのようなやわらかく美しい炎になります。
カットしているうちに芯が短くなってきたら、早めの交換を。
安全第一!オイルランタンを使うときの注意したいポイント
前述でも触れたように、火を使うオイルランタンは、安全な使用が大前提です。煤(すす)を取ったり、短くなった芯の交換のほか、保管方法やオイルの管理などにも注意が必要です。オイルランタンを安全に使うための注意点をまとめました。
熱で本体の塗装が溶けてブツブツになる可能性がある
置くだけでインテリアのアクセントになる、おしゃれでカラフルな塗装をしたオイルランタンが増えています。ところが、中にはデザイン重視で熱に弱い塗料を使っている商品があるので注意が必要です。オイルランタンの表面がブツブツと隆起してきたり、布で拭くと塗料が付着するタイプは熱に弱い可能性大。
オイルランタンを選ぶ際は、耐熱性をしっかり示した商品、または無塗装がおすすめです。素材そのものの質感があるシルバー系は、使用するにつれ、味わいのある経年変化を楽しめますよ。
室内では一酸化炭素中毒を防ぐために換気する
テーブルランタンのように、コンパクトなオイルランタンを室内で楽しむ人も多いことでしょう。室内またはテントなど閉ざされた空間で使用する際は、こまめな喚起が必須です。怠ると一酸化炭素中毒の危険があるので十分気をつけましょう。また、長時間の使用は避けることも忘れずに。
新聞紙などに残ったオイルを吸わせて漏れを防ぐ
燃料オイルは、一度の使用で使い切るのが最も安全です。万が一、残った場合は新聞紙にオイルを吸わせてオイル抜きをしてから保管します。
オイルランタンをDIYする場合は耐熱性アイテムをつかう
デザイン性が高いオイルランタンをDIYで作りたいと考える人もいるかもしれません。自作オイルランタンで検索をすると、ペットボトルをはじめ、熱に弱い素材を使ったDIYを紹介しているものもあり、とても危険です。
自作でオイルランタンやホヤを作る場合は、必ず耐熱性のあるもの、または専用のパーツを使用しましょう。
オイルランタンのやさしい灯りがともる、おしゃれ空間を楽しもう!
ロウソクやランタンの炎の揺らぎは「1/fゆらぎ」と呼ばれ、心臓の鼓動とリズムと似ていることからリラックス効果があるとされています。暗闇を明るく照らす照明としだけでなく、安らぎももたらすオイルランタンは、アウトドアシーンや庭、ベランダ、室内などさまざまな空間を優しく演出します。
正しい使用と定期的なメンテナンスを心がけ、オイルランタンのあるおしゃれ空間を楽しみましょう。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2021年6月)に基づいたものです。
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