チャイルドシートのおすすめ13選!選び方やおすすめメーカーも紹介
0歳から6歳までは着用義務が課されるチャイルドシート。そこで今回は、チャイルドシートの対象年齢ごとのタイプや選び方、取り付け方までたっぷり紹介! 『コンビ』『アップリカ』など人気メーカーのおすすめチャイルドシートも必見ですよ。また、シートベルトよりも簡単に装着できる“isofix”や新しい安全基準の“R129”などを分かりやすく説明します!
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6歳未満の子どもにはチャイルドシートが必要
車での移動時に役立つチャイルドシート。実は、役に立つだけでなく、着用義務があるんです。
ここでは便利なだけでなく必ず使わなければならないチャイルドシートについて、なぜ必要なのかを説明します。
6歳未満は法律によって着用義務がある
チャイルドシートは事故時に子どもの安全を守るためのアイテム。自分の身を自分で守れない子どものために、2000年4月1日、道路交通法の改正に伴ってチャイルドシートの着用義務が規定されました。
実際に義務が適用されるのは、6歳未満の子ども。0歳から着用義務が課されています。義務が終了した6歳以上であっても、安全性を高めるためにチャイルドシートを活用することをおすすめします。
またこの着用義務は自家用車はもちろんのこと、レンタカーでも適用されます。チャイルドシートが無かったからといって子どもを抱えて乗ってしまうと、罰則が科されますので、チャイルドシート付のレンタカーを予約するなどの工夫をしましょう。
警察庁によると、シートベルトなしの場合とシートベルトを適切に装着した場合では、事故時の致死率に11.1倍もの差があると言われています。子どもを守るためにもチャイルドシートを使うことが大切と言えますよ。
対象年齢や体格を確認して子どもに合ったシートを使おう
「1つのチャイルドシートで、いつからいつまでつかえるの?」と思っている方も多いはず。実は一般的にチャイルドシートと呼ばれますが、その中でもベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートといったタイプに違いがあり、それぞれ対象年齢や身長や体重の目安が異なります。
大きな隙間ができていたり、小さすぎるものを使っていると本来の安全性が発揮されないこともあるため、年齢と体格をチェックし、子どもに合っているものを選ぶことが大切ですよ。
新生児(0歳)~|ベビーシート
ベビーシートは“乳児用チャイルドシート”とも言われ、新生児(0歳)から15か月頃まで使えるアイテム。
首が据わる前の赤ちゃんのために、ベッドのように寝ながら座れるのが特徴で、後ろ向き・横向きに取り付けます。
そのままベビーカーやバウンサーとして使えるトラベルシステム付きのアイテムもあり、寝ることが多い赤ちゃんを起こさずに移動することができますよ。
●対象年齢:新生児~15か月頃
●体重の目安:~10kg
●身長の目安:~70cm
1歳~|チャイルドシート
チャイルドシートは“幼児用チャイルドシート”とも言われ、1歳頃~4歳頃が対象です。
ベビーシートとは異なり、椅子型が主流。首が据わり、自分で座れる年齢から使うアイテムです。中にはリクライニング機能が付き、横になれるものも。
さらにベビーシートとの大きな違いは、前向きに取り付けること。高さのあるチャイルドシートを使えば景色がよく見え、子どもが車の移動に対して楽しさを感じられることもあります。
●対象年齢:1~4歳頃
●体重の目安:9~18㎏
●身長の目安:65~100cm
3・4歳~|ジュニアシート
ジュニアシートは“学童用チャイルドシート”とも言われ、4歳頃~10歳頃の子どもが対象。
チャイルドシートの卒業後に使えるジュニアシートは、コンパクトなものが多く、背面と座面を分離させて座面だけで使えるアイテムもあります。
ジュニアシートは通常のシートベルトの正しい着用を促し、安全性を高めるための器具。ジュニアシートを使うことで“座面によって座高を高くする“、”腰ベルトの位置を正確に合わせる”ことができ、シートベルトの適切な使用をサポートできます。
正しくシートベルトが使えることから、着用義務が課されない6歳以上の子どもにもおすすめです。
●対象年齢:4~10歳頃
●体重の目安:15~36kg
●身長の目安:~135cm
年齢制限はそれぞれ
ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの対象年齢や体格の目安を紹介しましたが、1歳から10歳まで1つで済ませたいという方も多いはず。
“ベビーシートとチャイルドシートを兼ねたもの”や“チャイルドシートとジュニアシートを兼ねたもの”など、それぞれのタイプをまたいでいるアイテムが多いため、いまの子どもの年齢&体格を確認し、いつまで使いたいのかも考えておく必要があります。
またチャイルドシートごとに耐用年数も変わってくるため、どれほど長く使えるのか説明書を確認しましょう。
タイプの垣根を超えたアイテムが多いため、この記事内ではすべてを“チャイルドシート”として紹介します。
チャイルドシートのおすすめ6選【新生児〜】
ここからは、新生児から使えるおすすめのチャイルドシートを紹介します! 主要メーカーの人気モデルや最新モデルなどをピックアップ。値段も¥10,000~¥70,000と幅広く設定しました。
後ろ向きで使うチャイルドシートは、事故の衝撃を和らげるための床に伸びた棒(サポートレッグ)が付いていることがほとんど。床から座面の高さや床のスペースも考えながら購入しましょう。
チャイルドシートのおすすめ4選【1歳〜】
1歳から使えるチャイルドシートを紹介! 4歳頃まで使えるアイテムはもちろん、10歳頃まで長く使えるアイテムもありますよ。
そんな長く使えるチャイルドシートは、成長のスピードに合わせられるヘッドレストの調節機能が充実。ほかにも好みの体制にできるリクライニング機能など、子どもにフィットするチャイルドシートを選びましょう。
チャイルドシートのおすすめ3選【3・4歳〜】
3・4歳から使えるチャイルドシートは10歳頃まで使えるものが多く、なかには12歳頃まで使えるものも。
小学校の中~高学年まで使えるチャイルドシートは、簡易的な座面のみで使うブースターモードに注目。子どもの成長スピードが速い年齢だからこそ、大きくカスタマイズできるアイテムがおすすめです。
チャイルドシートの選び方
おすすめのチャイルドシートを紹介しましたが、子どもにピッタリなものが分からないという方もいますよね。そこで、ここからはチャイルドシートの選び方を紹介します。
子どもに合わせることはもちろん、車に合っているかも重要なポイント。さらに一見難しそうな“安全基準”についても、分かりやすく解説します。
取り付け方やサイズが合っているかチェック
取り付け方法は“ISOFIX(アイソフィックス)”か“シートベルト”
まず、チャイルドシートの大きな括りとして“取り付け方”があります。チャイルドシートの取り付け方は、“ISOFIX(アイソフィックス)”と“シートベルト”の2つ。ここでは、それぞれの違いや特徴を比較します。
●ISOFIX
ISOFIXとはシートベルトを使わずに、チャイルドシートの金具と車の金具(フック)を連結させる取り付け方。ワンタッチでロックするだけの簡単な取り付けで、ミスユースを防げます。しかし、写真のようにISOFIX用の固定金具が付いた適合車種でないと取り付けられないため、確認が必要です。
●シートベルト
シートベルトを使ってチャイルドシートを取り付ける方法は、多くの車種で使用できるのがポイント。3点式シートベルトがあれば取り付けることができます。しかし、ISOFIXに比べると時間と手間がかかることも。また正確に取り付けられていないと事故時に子どもがシートから投げ出されてしまうため、丁寧に取り付けてミスユースを防ぐことが大切です。
コンパクトサイズなら軽自動車や双子でも◎
また車との適合で大切なのが、チャイルドシートのサイズ。乳児用・幼児用のチャイルドシートは、クッションやプロテクターがしっかりしている分、大きくなりがちです。
そのため双子でチャイルドシートが2台必要な場合や軽自動車で車内スペースが限られている場合は、コンパクトかどうかも重視しましょう。
5人乗りの車にチャイルドシートを2台置きたい方は、可能であれば学童用のチャイルドシートを導入するのがおすすめ。
あるとうれしい機能をチェック
チャイルドシートをより快適な空間にするために、機能性も重要なチェックポイント。乗り下ろしがラクになる回転機能や、汗をかきやすい赤ちゃんのためのメッシュシートなどさまざまな機能がありますよ!
ベビーカーと兼用!持ち運びに便利なトラベルシステム
寝ていることが多い赤ちゃんにうれしいのがトラベルシステム。外し方が簡単でチャイルドシートからカゴ(キャリー)ごと外し、そのままベビーカーに設置することが可能です。
カゴだけでも持ち運びに便利なほか、床に置いてバウンサーとしても使用でき、活用の幅が広いのがポイント。カゴとして使う場合は赤ちゃんも含めた重さを考え、軽量のものを選びましょう。
落ち着く&呼吸がしやすい!リクライニング機能
平らな面の方が落ち着く小さな子どもはリクライニング機能が便利。平らになることでシートベルトで圧迫されることもなく、呼吸がしやすいのも魅力です。
しかし、リクライニング機能があるとサイズも大きくなってくるため、大きめのスペースを確保する必要があります。
サンシェードで暑さ対策に
赤ちゃんの肌は大人に比べて薄く、肌のバリア機能も整っていません。しかし、乳児用やリクライニングをしたチャイルドシートは、上を向いているため日差しが直接顔に当たります。そのためサンシェード(日よけ)付きのアイテムを使用し、紫外線や日差し、暑さを防止することが大切です。
サンシェードには、紫外線約99%カットのものや足元まで隠れる大きなサイズのものなど、さまざまなタイプがありますよ。
ヘッドレストの高さ調節機能で成長に合わせられる
子どもの成長に合わせて使いたいチャイルドシートは、ヘッドレスト(ヘッドサポート)の調節機能も重要。頭の高さに合わせて調節することで、事故時の衝撃や飛散物から頭を守ることができます。
2段階のヘッドレスト調節があるものが多いですが、無段階で細かく調整できるアイテムもありますよ。
360°回転も!乗せ下ろしに便利な回転式
赤ちゃんや子どもの乗せ下ろしに便利なのが360°の回転機能。進行方向に対して後ろ向きに取り付けるチャイルドシートも、乗せ下ろしの際にドア側へ向けられ、抱っこ紐からの移動がラクになりますよ。
またボタン1つで回転できるものもあり、子どもを抱っこしながらの操作が可能で便利です。
安全性をチェック
“Eマーク”は国の安全基準を満たした証
チャイルドシートには“Eマーク”と呼ばれる上記のようなマークがあります。これは国土交通省が定める安全基準に達している証であり、安全性の高いアイテムを指します。欲しいアイテムがきちんと認証されているものか、マークの有無で確認しましょう。
ここでは、マークの文言や数字について解説します!
①チャイルドシートの種類
→ 「UNIVERSAL」という文言は汎用チャイルドシートを表しており、ほとんどの車に適合するということ。ほかにも準汎用チャイルドシート「SEMI-UNIVERSAL」、車両限定型チャイルドシート「RESTRICTED」、特定車両型チャイルドシート「VEHICLE-SPECIFIC」があります。
②対象の体重範囲
→ 9~18kgの子どもが対象であることを表しています。
③当該装置を認定した国番号
→ 認定した国の番号が記載され、日本は“43”番です。
④当該装置番号
→ 認定を受けた際の番号です。
⑤安全基準の種類
→ 「04」は“ECE R44/04”という安全基準をクリアしたことを示し、現在は“ECE-R44/04”のほかに“ECE-R129”の2種類があります。(UN-R44/04、UN-R129と表記されることもあり)
新たな規格を盛り込んだ“R129(i-size)”
Eマークの安全基準では、“ECE-R44/04”と“ECE-R129”があるとしましたが、どのような違いがあるのでしょうか。
実は、従来の安全基準は“R44/04”であり、その基準に新たな規格を盛り込んだのが“R129”なのです。つまり、新安全基準が“R129”であり、今は従来の安全基準を満たしたものと新たな安全基準を満たしたものの2種類が流通していることになります。
R129はi-Size(アイサイズ)とも言われ、新たに盛り込んだ規格は主に4つ。その違いについて紹介します。
●側面からの衝撃を考慮
従来は前後からの衝撃に耐えられるチャイルドシートを認定していましたが、R129では側面(ドア側)からの衝撃試験も実施。トランクやボンネットが無い側面は事故時の衝撃が大きいため、より安全性が高くなったと言えます。
●乗り換え時期を身長で表示
従来は乳児用、幼児用、学童用のチャイルドシートの切り替えを体重で示していましたが、より個人差が少なく、フィットするアイテムを選べるよう“身長”での表示になりました。
●15か月未満までの後ろ向きを義務化
衝撃を少なくするためには、後ろ向きで乗せるのが◎。そこで従来12か月頃(体重は9kg)であった後ろ向きでの設置期間を15か月未満まで伸ばしました。R129で認定されたチャイルドシートは15か月が経っていても、身長が76cm未満の子どもは後ろ向きで乗せなければなりません。
●ダミー人形による試験を導入
従来はセンサーなしのダミー人形が使われていた試験ですが、R129からは頭・胸・骨盤などにセンサーの付いたダミー人形を導入。子どもに加わる衝撃をより正確に測ることができます。
“チャイルドシートアセスメント”で評価を確認
またEマーク表示以外に、より詳しい検証結果が知りたい方は“チャイルドシートアセスメント”をチェック。
国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が市販のチャイルドシートの評価試験を行い、結果を公表しています。
評価は前面衝突試験と使用性について行われ、“優・良・普”と点数で表示されているため、一目で分かりやすいのがポイント。最新版のチャイルドシートアセスメントをチェックして、安全性を見てみましょう。
チャイルドシートの代表的メーカー
選び方のポイントを紹介してきましたが、「やっぱり選ぶのが大変……」と思っている方は、主要メーカーから選ぶのもひとつ。
今回は人気の高いチャイルドシートメーカーとその特徴を4つ紹介します。
コンビ(Combi):日本
「赤ちゃんを育てることが、楽しく幸せだと思える社会をつくる。」というビジョンのもと、最新技術の製品を提供する総合ベビー用品メーカー『コンビ(Combi)』。
安全性を確保するための開発・研究にこだわり、新生児の平均体重と同じ3.2kg、センサーを5か所に設置したダミー人形を独自開発。普段の乗り心地から、事故時の衝撃までさまざまなデータを取っています。
とくに、『コンビ』の魅力は「エッグショック」と呼ばれるクッション。大人には大したことのない振動も、赤ちゃんにとっては大きな衝撃であると考え、従来の約3倍もの吸収力があるクッションを開発しました。このエッグショックはチャイルドシートやベビーカーに採用されています。
アップリカ(Aprica):日本
1947年の創業以来、赤ちゃんにとってのベストを追求し続け、製品開発に生かしてきた『アップリカ(Aprica)』。2016年には、日本で初めて“R129”に適合したチャイルドシートを発売し、高度な安全性を提供しています。
そんな『アップリカ』のチャイルドシートは平らなベッド型が特徴。赤ちゃんの未熟な呼吸に負担をかけない仕様として、内角150°以上のベッド型チャイルドシートを実現しました。
グレコ(GRACO):アメリカ
60年以上の歴史があり、「育児をもっと楽に」というモットーを掲げる『グレコ(GRACO)』。日本でも2012年から本格的に大型商品を販売し、今では人気のあるブランドとなりました。
『グレコ』のチャイルドシートには0歳から11歳まで使えるものがあることやキャラクターの製品があることもポイント。ミッキーやミニー、プリンセスといった子どもが喜ぶかわいいデザインがそろっています。
リーマン(LEAMAN):日本
“安全装置”という意識をもって製品を開発する、チャイルドシート専門のメーカー『リーマン(LEAMAN)』。品質に強いこだわりがあり、創業以来、ほとんどの製品の開発と生産を自社工場で行なっています。
『リーマン』のチャイルドシートは、チャイルドシート(新生児~)、チャイルドシート&ジュニアシート(1~11歳頃)、ジュニアシート(3~10歳頃)の3つに分けられており、選びやすいこともポイント。
ミニマルサイズの「ネディシリーズ」や大きな背もたれで安定感のある『ハイバックエアーポコ』『カイナハイバック』といったアイテムがあります。
そのほかにも……
上記のメーカー以外にも人気のチャイルドシートはたくさんあります。赤ちゃんの命を守る大切なチャイルドシートだからこそ、メーカーのこだわりや評判を見てから決めることも大事。
上記以外には、国内メーカーである『エールベベ(AILEBEBE)』や『カトージ(KATOJI)』、ヨーロッパで売上シェアNo.1のブランド『マキシコシ(Maxi-Cosi)』、シートメーカーの『レカロ(RECARO)』、安全性試験で200以上の賞を受賞した『サイベックス(CYBEX)』などがありますよ。
チャイルドシートの正しい取り付け方
「どこにつけるのが正しいの?」と悩んでいる方は、チャイルドシートの正しい取り付け方、子どもの乗せ方をチェック! 丁寧に正しく装着することでミスユースを防ぐことができますよ。
取り付け位置は、助手席ではなく“後部座席”
「エアバッグが付いていて安心」といった理由で助手席にチャイルドシートを設置するのは危険。赤ちゃんの丈夫でない体では、安全機能として装備されているエアバッグが逆に凶器になってしまう可能性が高いからです。
法律で定められているわけではなく、助手席の設置は違反にはなりませんが、安全面からチャイルドシートは後部座席に設置するのがベスト。また3列目まである車では、後方から追突された際の衝撃を防ぐため、2列目がベターとされています。
さらにチャイルドシートの設置場所は、子どもの乗せ下ろしを考慮して歩道側にすることをおすすめします。
新生児は後ろ向きでの着用が正解
新生児・乳児を乗せるチャイルドシートは必ず後ろ向きに設置しましょう。首が据わっておらず、体全体が未発達な新生児・乳児は、前向きに乗せた状態で衝突すると頭が前に勢いよく倒れ、負傷の確立が高くなります。
後ろ向きにすることで、比較的大きな背中で衝撃を分散させ、衝撃を和らげることができるのです。
付属品のロッキングクリップでしっかり固定
シートベルトで固定するタイプのチャイルドシートは、ロッキングクリップを正しく使うことも重要。
ロッキングクリップとはシートベルトにはめてゆるみ・ねじれを防止し、チャイルドシートのぐらつきを抑える重要な役割を担っています。取り付け方は各チャイルドシートの仕様によるため、説明書をよく確認するようにしましょう。
ロッキングクリップを必要とするシートベルトには、付属品としてセットされているため、確実に装着してくださいね。
取り付け後はステッカーを貼ると◎
チャイルドシートを正しく取り付けたら、車の後方に“Baby in car/赤ちゃんが乗っています”というステッカーを貼ると◎。
ステッカーでの表示は義務ではありませんが、さまざまな効果が期待できます。例えばマークを見た後続車は、前の車の速度が遅くても「赤ちゃんがいるから安全運転なんだ」と理解できたり、クラクションを鳴らさないようにしようと気遣うことができます。
さらに事故時には、優先的に救助してもらったり、座席下に入ってしまった小さな赤ちゃんを見逃さずに救助してもらうなど、命を守ることにも繋がります。
イヤがる子どもをうまく乗せるコツは?
子どもの安全を守るチャイルドシートですが子どもにとっては自由が利かず、嫌がってしまうことも。座らない・のけぞるというチャイルドシートが嫌いな子どもには、チャイルドシートを快適にする工夫が必要ですよ。
ここからはチャイルドシートを楽しくするアイテムや安全・快適に過ごすためのグッズを紹介します。
1. 100均でも代用可。抜け出し防止クリップを使う
チャイルドシートを嫌がる子どもに多いのが、シートからの抜け出し。ベルトの隙間を縫うように抜け出す行為は、ベルトが首に引っかかる・チャイルドシートから落ちる可能性があり危険です。
このような場合には、ベルトの隙間を埋めるグッズが活躍。手作りのクリップや100均の『荷物まとめベルト』でも代用可ですが、できるだけ専用のアイテムを使うことをおすすめします。
2. おもちゃを使って楽しい空間に
チャイルドシートを楽しくするなら、おもちゃの導入がおすすめ。高価格かつ長く使うチャイルドシートは無難なカラーを選ぶことが多いため、キャラクターものや色の鮮やかなおもちゃを用意して賑やかにすると良いですよ。
また赤ちゃんにはメリーもおすすめ。家で寝ているときと同じような空間を作りましょう。
3. チャイルドシートカバーで熱くなるのを防ぐ
チャイルドシートは、車の不使用時にも窓から太陽の光を浴びているため、いざ乗るときに熱くなりすぎていることも。なかなか熱が引かずに待っていないといけなかったり、背中とお尻が暑くなって子どもが不快に感じたりします。
そんなときに活躍するのがチャイルドシートの遮熱カバー。使わないときにカバーをかければ、次の使用時にも快適に乗ることができますよ。
4. クッション&枕を使って寝られる環境を作る
長時間のドライブでは寝やすい環境を作ることも重要。子どもが寝てしまえば騒ぐこともなく、ママも安心して運転ができますよ。
多くのチャイルドシートにはヘッドレストが付いていますが、調節機能にも差があり、なかなかフィットしないこともあります。そんなときはクッション等を使って寝やすい環境を作りましょう。頭をしっかり支えてくれるネックピローもおすすめです。
5. 泣くときは、顔が見れるミラーでコミュニケーションを
赤ちゃんを後部座席に乗せてママが運転する場合、ママが離れてしまう不安から泣いてしまう赤ちゃんも。そんなときにはチャイルドシートが見えるミラーを設置して、コミュニケーションを取りましょう。
チャイルドシート専用のミラーは、前向きの子どもにはバックミラーの横に付けるタイプ、後ろ向きの赤ちゃんには背もたれに付けてバックミラー越しで顔が見えるタイプなどがあります。子どものチャイルドシートの向きに合わせて購入しましょう。
6. チャイルドシート保護マットでズレを解消
チャイルドシートのぐらつき・ズレが気になる場合は、座席とチャイルドシートの間に挟んで使う保護マットもおすすめです。滑り止めが付いた保護マットを下敷きとして活用することで、よりフィットしますよ。
さらに保護マットには撥水加工が施されたものやおもちゃの収納袋が付いているものも。座席が汚れるのを防いだり、収納力が上がったりなどうれしい特徴が多いですよ。
ベビー用品店はもちろん、『オートバックス』などのカー用品店でも購入できます。
7. テーブルを付ければ遊びの幅も広がる!
もっと幅広く遊ばせたいなら、テーブルがおすすめ。テーブルを置くことで塗り絵やお絵かきといった遊びの幅が広がるほか、机周りに仕切りが付いたものが多く、お菓子をこぼしにくいというメリットがあります。
また収納ポケットやタブレットのポケット、ドリンクホルダーが付いたものなど機能性の高いアイテムも。チャイルドシートだけでなく、機内やベビーカーでも活用できます。
8. 暑さ対策には、保冷剤&扇風機も活躍!
フィット感のあるチャイルドシートに座っている子どもは、蒸し暑さを感じやすいもの。とくに赤ちゃんは体温調節が難しく、ママがきちんと暑さ対策をしてあげることが重要です。
そこでおすすめなのが保冷シートや扇風機。保冷シートは、硬くなりにくいジェルの保冷剤をシートポケットに入れて、全身で暑さを軽減できるアイテム。また扇風機は、暑さを感じるところに風を当てることでダイレクトに冷却できるのがポイントです。
さらにシートに扇風機が付いたアイテムもあり、シート内から風を送ることでムレやすい背中を涼しくすることができますよ。
汚れたチャイルドシートの洗濯方法
チャイルドシートは長く使っていると食べかすや飲み物のシミ、汗シミ、よだれ、ホコリなど、さまざまな汚れが溜まっているもの。今回は、クリーニングに出さずに、家のものでできる簡単な洗い方をチェックします!
【用意するもの】
洗剤(中性洗剤がおすすめ)、バケツ、歯ブラシ、洗濯ネット、タオル、掃除機
【手順】
1. すべてのパーツ(カバー、保護マット、クッション・スポンジ、本体など)を分解する
2. 子どもが直に触れるカバーと保護マットは、汚れの目立つ箇所に洗剤をつけて歯ブラシ等でこすり洗いをする
3. バケツに水を入れて、すすぎながらカバーと保護マットの汚れを落とす
4. 洗濯ネットにカバーと保護マットを入れ、洗濯機で洗う(モードは各説明書に従う)
5. クッション・スポンジは、固く絞ったタオルで拭き洗いをする
6. 本体の大きなごみを掃除機で吸い取り、水拭きをする
カバーと保護マットをより丁寧に洗いたいなら、バケツにお湯と中性洗剤を入れてもみ洗いをすると◎。洗濯をすることで生地が傷むことがあるため、高頻度で洗うのは避けましょう。
この方法は使用前の水通しにも活用できますよ。
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※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2020年12月)に基づいたものです。
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