2017年01月12日更新

電気で全てをまかなう夢の住宅？オール電化リフォームにかかる費用とは

ガスを用いず、住宅内の全てのエネルギーを電気でまかなうオール電化。近年はその省エネ性能や地球環境への優しさに注目が集まり、テレビや雑誌などで見かける機会も増えてきました。今回はオール電化リフォームに必要な費用をご紹介します。

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この記事の目次

オール電化に必要なリフォーム別費用
1.エコキュートの導入費用
2.IHクッキングヒーターの導入費用
3.床暖房の導入費用
事例
おわりに

オール電化に必要なリフォーム別費用

オール電化リフォームでは、主にガスを使用する部分の交換が行われます。すなわち、「エコキュート」と「IHクッキングヒーター」の導入です。寒冷地では、追加で床暖房が設置されることもあります。

1.エコキュートの導入費用

エコキュートの導入に必要になる費用は、エコキュート本体の価格と設置工事費用の合計となります。エコキュート本体価格は、メーカーやタンクの容量で大きく変わりますが、標準的な350リットル前後のタンクで約60万円前後。ただし、この価格は小売希望価格です。実際は半額以下で販売されていることも多く、30万円前後で購入できます。そこにエコキュートの設置や配管工事をプラスして、導入費用はトータルで35〜60万円程度が目安になります。

2.IHクッキングヒーターの導入費用

IHクッキングヒーターは、調理台に埋め込むビルトインタイプと据え置きタイプの2種があります。どちらのタイプも本体価格は6〜15万円前後で大きな差はありません。埋め込み工事が必要になる分だけビルトインタイプの方が、費用がかかります。ただし、その点を考慮しても、IHクッキングヒーターの導入費用が、20万円を超えることは稀です。多くは10〜18万円前後で設置リフォームが行われています。

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3.床暖房の導入費用

床暖房はその熱源の違いから、「電気式床暖房」と「温水式床暖房」に大別されます。電気式床暖房は名前通り、床下に電気を通して暖める方式です。設置費用は70万円前後と床下暖房の中では安価ですが、ランニングコストは高め。一方、お湯を循環させて床下を暖める温水式は、設置費用こそ120〜170万円と高額ですが、ランニングコストが安くすむ傾向にあります。