
雨戸リフォームのポイント
あると便利な雨戸。以前は木製が主流でしたが、現在はアルミ製で使い勝手の良い電動式のシャッターなどもあります。今回は雨戸をリフォームするポイントをご紹介します。
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雨戸とは?
雨戸とは、窓の外側に設置する建具のことです。強風や強雨、台風が起きたときに、窓を守る重要な役割を果たします。
雨戸は引き違いになったタイプが一般的でしたが、最近は縦へ開閉できるシャッタータイプが人気となっています。素材は劣化や腐食の心配がほとんどないアルミ製が中心です。
事前に知っておきたい雨戸のリフォームポイント
雨戸をリフォームする際、チェックしておきたいポイントは、どんな材質があるのか、機能性とデザイン性が高いか、利便性はあるかの3点です。これらを確認し、自宅に合うタイプはどれなのか判断しましょう。
1.材質チェック
雨戸の材質には、木製・スチール製・アルミ製が多く使われています。それぞれ長所と短所がありますが、家の雰囲気や使用する目的などに合わせて選ぶと良いでしょう。
木製の雨戸は、古民家などに合うタイプといえます。吸水性が高いため、他の材質より性能的に劣る部分もありますが、木造住宅の雰囲気にはぴったりです。
スチール製の雨戸は、強度が最も高く長期的に使うのに向いている材質といえます。しかし、定期的な塗装が必要なため、こまめなメンテナンスが必要となります。
アルミ製の雨戸は、強度が高くメンテナンスの頻度も少なく済むため、主力な材質といえます。海沿いの家でも腐食対策として使用できます。
2.機能とデザインチェック
雨戸の機能とデザインも重要なチェックポイントです。パネルの種類はいろいろあるため、特徴の違いから最適なものを選びましょう。
・ルーバー調
ルーバーとは幅の狭い羽根板をブラインドのように斜めへ並べたものです。一般的な波型パネルで、各メーカーから豊富なカラーを販売している商品です。強度を変えられる商品もあるため、海辺や高度の高いエリアなど、雨風が多いところに立地した家に向いています。
・固定式ルーバー
ルーバー調とよく似たデザインをしていますが、パネルが羽根状になっているという特徴があります。施錠したまま風を通せる仕組みです。耐風性を高くするために、桟で補強した商品も出ています。
・可動式ルーバー
可動式になっており、施錠したまま採風・採光可能という特徴があります。ホコリが侵入しにくくなるよう、パッキンを配置するという工夫も施されています。上下別々に動くもの、上部の一部だけ動くものなど、いろいろな種類から選べます。
・断熱パネル
硬質ポリウレタンという断熱材を使ったパネルです。ルーバー調に比べると色のバリエーションが少ないですが、オーソドックスなカラーが取り揃えられています。冷暖房の省エネ効果、防音効果が期待できます。
・シャッター(電動・手動)
コンパクトに収納できるシャッタータイプがあります。メッシュ状のもの、可動式のもの、ワイヤレスリモコン式のものなど、スイッチ付きという便利なタイプが揃っています。
3.生活上の利便性をチェック
快適な生活ができるよう利便性にも着目しましょう。チェックポイントは5つあります。
・遮熱性や遮光性
季節に応じて室内温度の調節が必要になります。特に留守中は調整が難しいため、雨戸を閉めて室内温度の変動を避けられることが重要です。光が入り過ぎたり、まったく入らなかったりしても問題です。和室の畳焼けも防止できるような光調節が可能な雨戸を選びましょう。
・防犯性
雨戸があると、侵入犯は避ける傾向があるようです。侵入時間がかかる、雨戸の開閉時に音がする、といった理由により侵入率が低いそうです。鍵付雨戸や防犯ブザーが鳴る雨戸など、防犯性が高いものを選びましょう。
・防音性
雨戸によって、外の騒音が気にならなくなります。室内で音楽を演奏する、大きな音で音楽鑑賞する際にも、雨戸は活躍します。雨戸を閉めたときの防音効果もチェックしておきましょう。
・防火性
雨戸の中には、防火雨戸という種類があります。防火性能が高い雨戸です。万が一火事が起きても周囲に被害が及ばないよう配慮でき、外から火が入ることを防ぐこともできます。
・防雨性や防風性
雨戸の基本的な特徴である雨風を防ぐ機能の精度もチェックしておきましょう。特に台風の発生が多い地域や、海や川の近くに住んでいる方は入念に確認した方が良いです。
どんな雨戸リフォームができる?方法をチェック
雨戸の種類やチェックポイントを踏まえたうえで、具体的なリフォーム方法を3つ紹介します。
1.木製敷居をそのまま使うリフォーム
昔から使っている雨戸を、サイズの合った新しい雨戸に交換するリフォームです。木製の敷居や枠がしっかりして変形していない場合に可能な方法です。ルーバー調、固定式、可動式ルーバー、断熱タイプの雨戸に交換でき、設置状況によってはシャッターが取り付けられるケースもあります。
2.木製敷居ごと取り換えるリフォーム
木製の敷居にアルミや鋼板の雨戸を使えば傷みが激しくなります。そこで、木製敷居ごと取り換えるリフォームがあります。開閉がスムーズになり、快適に使えます。
3.雨戸の後付けリフォーム
窓しかなく、雨戸を新たに設置するリフォーム方法もあります。敷居などの枠を取り付け、必要であればシャッターも取り付ける方法です。敷居の種類には壁付型・半外付型・後付型などがあります。
雨戸リフォームの事例を参考にしよう!
事例から、雨戸リフォームの内容と、費用、工期をチェックしてみましょう。
1.木製からアルミ製の雨戸へ入替
すべて木製の古いタイプの雨戸が重たくなり、開閉しにくくなったため、アルミ製へ入替した事例です。高齢者もいるため、開閉が楽になり掃除もしやすくなったと好評でした。
30年弱の木造戸建、工期3日、費用7万円のリフォームです。
2.雨戸シャッターの後付リフォーム
窓サッシごと交換する工事だと思っていましたが、シャッターを後付するだけで済みました。予算をオーバーせず、台風対策ができました。
5年弱の戸建、工期1日、費用12万円のリフォームです。
おわりに
雨戸は常に雨風やホコリにさらされているため、老朽化が進みやすいという特徴があります。防風・防雨対策としてはもちろん、防犯性を意識すれば、最新型へリフォームする手も考えておくといいかもしれません。気になるリフォームの工事内容や費用が知りたいという方は、一括見積もりサービスを利用してみると、詳細が分かり便利です。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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